東京争議団ニュース第385/2023年7月8日


明治HD株主総会で、事前質問書と議場発言で追及!
明治乳業争議団

 明治HD株主総会(6月29日)に向け、今年も「明治グループの幹部社員」と名乗る内部告発が争議団に届きました。
 争議団と支援共闘会議は、例年通り賛同株主連名(13人)の「事前質問書」を内部告発も引用して、@経営不振の原因、A株価4割下落の経営責任、B長期争議の解決責任など3本柱にまとめ、明治HDを訪問し説明をしました。
 総会当日は、会場(ザ・プリンスタワー東京)前宣伝を1時間行い議場に参加。しかし、「小関株主様他5人連名の事前質問書が届いています」と報告しながら、経営不振と株価低迷に関する質問は無視をし、争議問題では「不当労働行為も差別もないとの判断が最高裁で確定」等と従来答弁を繰り返し、「残る事件でも同じ判断を確信している」と強弁しました。争議団株主1人と支援者株主1人が発言し、争議解決への経営判断を迫りましたが、従来答弁に固執。そして、多くの発言挙手を無視し例年より20分も早く審議を打ち切る等、異常な総会運営で終わりました。
 争議団は、都労委証人調べを成功させ、同時に、内部告発など露わになる異常企業体質の包囲に総力を挙げて頑張ります。


6.29 明治HD株主総会会場前で争議解決を訴える小関団長


7月5日最高裁に上告・上告受理理由書を提出!
Fさん職業性ぼうこうがん労災事件

 東京高裁が、控訴審を弁論1回で結審し、4月27日「控訴棄却」の不当判決を出したことに対し、5月17日最高裁に上告し、7月5日に上告理由書と上告受理理由書を提出しました。
 内容は、ばく露の実態についての審理不尽、芳香族アミンの有害性についての審理不尽などです。上告を受理させるため、最高裁への宣伝・要請行動を準備しています。最高裁は、地裁や高裁のようには口頭弁論を行わないため口頭弁論を開かせるための最高裁前での宣伝や要請行動等の取り組みが求められます。
 Fさんを支援する会と東京争議団は、上告書類が最高裁で受け付けられた段階から、現在宣伝・要請行動を行っている「国民救援会」や「働くもののいのちと健康を守る東京センター」の行動に合わせて、最高裁への取り組みを準備しています。引き続き皆さまのご支援をお願いいたします。


会社が控訴理由書を提出。油断できない控訴審!
オランダ航空雇止め解雇事件

 原告29名の1・2・4陣訴訟は、4月10日に会社が控訴し、6月6日には控訴理由書が東京高裁に出されました。
 その内容を見ると、法の適用に関する通則法上の「雇い入れ事業所」はオランダであるとして、オランダ国内法の適用(無期雇用実現)を認めた一審判決に対し、その判断を全面的に否定する主張を行ってきました。また、オランダ国内法を適用することは、「公序に反する」と新たな主張を加えてきました。
 この通則法適用判断は初の事例であり、その影響は他の外国航空会社、外航船を運航する船舶会社、多数の国で業務を行う国際企業にとって大きな影響を与えることになるとして、裁判所にプレッシャーをかけています。
 会社側の主張は、いずれも軽視できるような内容ではありません。同種事例がない中での裁判であり、控訴審も難しい闘いが続きます。


解雇撤回を諦めません。裁判傍聴をお願いします!
東京国際福祉専門学校事件

 6月16日の傍聴支援にご参加頂き、ありがとうございました。いよいよ、証人尋問にむけての準備に取り組んでいきます。
 また、並行して団交を行い、理事長や理事会に我々の東京外語での雇用の検討を強く求めています。10月からクラスを新設する予定で、教員の新規採用を進めているとのことです。留学生の教育を担う学校が、多様な国の方々に教育を行う場として、人権を認め、私たち組合を受け入れていくことは、学校にとっても意義あることです。新規採用を行う余地があるなら、解雇された組合員を職場に戻すべきです!
 卒業生の有志も、色々な活動で応援してくれています。卒業生に労働者の権利や組合の意義を伝えるためにも、決して負けるわけにはいきません。引き続き、傍聴支援や署名をはじめ、ご支援をお願いいたします。


6.27 東京外語専門学校前で抗議する組合員と支援者の皆さん


地裁の不当判決に対し、国側が全面的に控訴!
帝京長岡高教職組

 5月25日、東京地裁民事第19部は、中労委の命令を取り消すという判決をだしました。これに対し中労委(国)は全面的に控訴。国側が全面的に控訴したことは、今後の裁判に影響するはずです。東京高裁に向けた署名を作成し、また皆様にお願いすることになりますので、お力をお貸しください。
 解雇については、県労委と本裁判で争っています。県労委は3月末に証人尋問を終えて、7月に結審、10月末頃に命令がでる見通しです。この2つの動向を注視しながら、本裁判は8月頃に争点整理を行う予定です。
 帝京長岡の卒業生たちが、吉田先生を応援しようと、連絡先を調べ、進学先や就職先から長岡を訪れています。吉田先生は、教員としての能力不足を理由に解雇されていますが、そのような先生のところに多くの卒業生が集まることはないはずです。


東京高裁控訴審、渾身の意見陳述で審理継続
コープみらい及川労災事件

 及川さんが、安全配慮義務違反でコープみらいに損害賠償を求めた訴訟は、2月17日さいたま地裁の不当判決に対し東京高裁に控訴、第1回口頭弁論が6月27日に行われました。
 弁護団は、カルテを精査しての主張、コープ側準備書面への反論、コープ管理者を証人として申請することを表明、コープ側は結審するよう主張しました。そうした中で、及川さんが意見陳述を行いました。
 転倒した当時、経験したことがないような異常な症状が次々と出てきたこと、記憶にも影響してケガの状況を説明できなかったことをリアルに発言しました。
 3名の裁判官は、双方の主張、意見陳述を踏まえて合議し、次回9月19日の期日までに双方の主張書面の提出を求め、そこで証人採用の可否を決めることとなりました。
厚労省調査では、労災申請で一番多いのは転倒によるケガであり、コープみらいでも一番多い労災は転倒です(2022年で25%)。
控訴審は1回で結審することも多い中、審理継続を実現した流れで、逆転勝訴を目指します。


6月27日 控訴審後 報告する及川さん


教育に打ち込める労働条件を!春闘団交開催
フェリシア(旧鶴川)高校教職員組合

 4月に全面解決に向けた和解交渉が不成立となった後、2回の団交が行われ、和解交渉のため中断していた職場要求の交渉を再開しました。
 昨年締結した中労委和解協定は、組合員の専任教諭(正規)として職場復帰の他にも、「団体交渉において労働組合法に違反しないことはもとより、相互信頼の精神と信義誠実の原則に則り対応する」と協定しています。
 組合は春闘要求書を提出し、労働条件の抜本的改善を求めました。現在、職場の非正規率は80%。ほとんどが1年契約の教員であり、3年で入れ替わってしまいます。それは、制度設計が明らかではない年俸制、ボーナスなし、退職金なしという労働条件だからです。その一方で財務状況は極めて潤沢です。「生徒も教師も生き生き元気 笑顔あふれる学校に」安心して教育に打ち込める労働条件を求めます。


編集部だより
JAL争議解決へ株主総会宣伝実施

 JAL争議団は、争議解決への全国統一行動に取り組み、その集中行動として6月に羽田空港、株主総会宣伝を計画、それを成功させるため様々な団体へのオルグに取り組み東京争議団にも参加要請がありました。
 6月17日の羽田空港スタンディングには130名が参加、23日の株主総会宣伝行動にも多くの参加があり、東京争議団ものぼりを立ててアピール行動に参加しました。


6月23日JAL株主総会宣伝


東京争議団サポーター広場
サポーター懇談会開催
世話人元日東整争議団 佐藤 二郎

 6月10日にサポーター懇談会には11人が参加。連絡のあった欠席者6人を含め17人の各自の現状が報告されました。これを最後と思ってお別れに来たという方に、最長老の安並さんから暖かく力強い激励があり、今年の年末予定の総会で再会を約す場面もありました。
 世話人体制について、
 ●新たな世話人に元JAL争議団の比留間久代さん、相談役に安並克磨さんの就任が確認されました。
 ネスレの斉藤さんと目黒電波の藤井さんには、世話人としては、相談役の就任のお願いを検討しております。
 今後の活動については
 ●サポーターの拡大のため、12月の定期総会だけでは無く、当該の了承を得ての加盟争議の集会などで加入のビラを配布させて貰ったり訴えたりしてはどうか。コーヒー販売の機会なども利用してはどうか。
 ●サポーター加入を労働争議の原告だけでは無く、藤田さん、木谷さん、諏訪さんらのように支援者であった方々に積極的に行ってはどうか。
 ●サポーターの活動で裁判傍聴や集会参加などと行動的な面だけでなく、財政支援などを訴えての加入促進があってもいいのではないかという意見も出ました。
 ●懇談会後に、サポーター加入募集をネットを活用してどうかという意見もありました。


東京争議団 
サマーレクのご案内
9月3日(日)〜4日(月)
山梨県小菅村で「マス釣り&バーベキュー」です


東京争議団
夏季物品販売

争議解決に向け、みなさんのご支援・ご協力を、お願いいたします!


各争議組合、争議団の要請・近況報告

▼東京国際福祉専門学校教職員組合
 東京外語専門学校前での宣伝行動
 7月11日(火)25日(火)12:30〜13:00
 「守る会」入会、継続で争議の応援、引き続きよろしくお願いいたします。
 TwitterやYouTubeで「東京国際福祉専門学校を守る会」を検索・フォローお願いします。
▼明治乳業争議団
 京橋エドグラン前 第79次「座り込み行動=7月18日(火)16時〜17時のサマータイム
 「継続は力 !」で頑張りますのご支援を!
▼コープみらい及川労災事件
 9月6日(水)13:15行訴訟中間判決 埼玉地裁
 9月19日(火)11:00損賠訴訟 東京高裁511号法廷


====東京争議団予定===

八月
 〇四13:00 三役会議
 〇五13:00 全体会議

九月
 〇八13:00 三役会議
 〇九13:00 全体会議


===行動予定===

七月
 十一12:30 東京国際福祉定例宣伝 東京外語専門学校前
 十四16:00 フェリシア高校(再雇用)都労委調査 都庁南塔38階
 十八16:00 明乳第79次座り込み(夏時間)京橋エドグラン前
 二五12:30 東京国際福祉定例宣伝 東京外語専門学校前
 二五14:00 明乳 都労委 都庁南塔38階

八月
 〇二08:30 東京地裁高裁前共同宣伝
 〇二14:00 フェリシア高校(再雇用)東京地裁606号法廷
 〇八12:30 東京国際福祉定例宣伝 東京外語専門学校前
   十16:00 フェリシア高校 (組合差別)都労委調査 都庁南塔38階
 二二12:30 東京国際福祉定例宣伝 東京外語専門学校前
 二二16:00 明乳第80次座り込み(夏時間)京橋エドグラン前
 二三11:30 東京国際福祉 裁判 東京地裁510号法廷

九月
 〇三〜〇四 東京争議団「サマーレク」山梨小菅村


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