東京争議団ニュース第353/2020年11月7日
出勤再開し、新しい闘い始まる
東京国際福祉専門学校事件
10月21日から、不当解雇を受けていた3名の組合員の出勤が再開しました。
従来の場所ではなく職員室内の隔離されたスペースに机が並べられ、打ち合わせ等も同僚と行うのではなく、理事長(兼校長)を通すように言われたり、一部の同僚からは無視されたりするなど、組合員差別と思える状況があり、早急に抗議し、団交を申し入れます。
10月24日には東京国際福祉専門学校を守る会の報告会が行われました。東京争議団の方も含め、37名の方にご参加いただき、連帯の力強さ、大切さを改めて実感しました。
引き続き、ハラスメントや待遇問題、廃校問題と闘い続けていきます。
10月21日・出勤再開
裁判を終えて
東電モラハラ裁判
平素より皆様には大変お世話になっております。
「東電モラハラ裁判」を闘っております芦澤です。
東電社内での先輩社員による陰湿ないじめにより、19才という若さで自ら命を絶った息子:拓磨の死は、職場でのいじめが疑われた人間関係に起因することから労災認定を求め、平成26年の提訴以来、6年近くが経過します。 とても長く、苦しい裁判でした。最愛の息子を亡くした私どもの心の傷口に塩を塗られるような誹謗中傷も受けました。
そのような中で、今日まで闘い続けてこられましたのは、裁判の傍聴や公正判決を求める署名、裁判所・東京電力交渉などへのご協力など、ご支援くださった皆様のお陰と心より感謝申し上げます。
特に控訴して、審理のステージが東京高裁に移ってからは、小関議長を始めとする東京争議団共闘会議の皆様には大変お世話になりました。
行政裁判とは別に、いじめが疑われる先輩社員と東京電力を相手取った損害賠償請求訴訟は、東京高裁で和解が成立しましたが、その際に思いも寄らずに東京高裁に東京争議団共闘会議の皆様が駆けつけて下さったことの感激、心強さは筆舌に尽くせません。
紙面をお借りして、感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
不当解雇撤回に100名超結集!
ホームページがスタート
鶴川高校教職員組合
10月17日(土)、冷たい雨の中「6人の先生を学校に取り戻す!鶴川高校解雇撤回パレード」に卒業生・私教連の仲間など100名超が結集しました。
ご参加いただいた皆さんに心より感謝申し上げます。
集会で今年既に継続雇用拒否となった松山・村田先生は「生徒の学びを大切にする鶴川高校を取り戻したい」と述べ、1週間後に雇用打ち切りと通告されている三木先生は「最後となる授業で生徒は口々に『年度途中で先生が替わるなんておかしい』と言っていた。生徒の元に戻るために力を尽くす」と決意表明しました。
生徒・保護者からも学校正常化を求める声が日増しに高まっています。
その翌週、百瀬理事長は3人目となる三木先生の再雇用拒否を強行し、翌日に職員室の机を撤去しました。
不当解雇撤回!鶴川高校教職員組合HPとYouTube発信を開始しました。
10月17日・解雇撤回パレード
都労委審査開始で局面打開めざす
明治乳業争議団
中労委命令「取消訴訟」の上告審を闘う明乳争議団に、不受理決定(10月15日付)の通知が届きました。最高裁から事件番号と記録到着通知書(6月15日)が届いてから、4ヶ月という極めて短期間での不当決定に対し怒りを込めて抗議するものです。
争議団は、最高裁の異常・不当な流れも念頭に置きながら、都労委残留39事件の審査開始に向けた準備を重視し、担当事務局との要請・懇談を重ねながら三者委員の事情聴取も受ける等、明治乳業事件の特段の事情となっている「@35年もの長期化
A申立人らの高齢化 B64人中16人が故人 C未審査事件39件残留」等事件の全体像を鮮明にし、人道上も放置が許されない事件への理解と、早期審査開始を求めて奮闘しています。
同時に経営陣に解決の決断を迫る会社包囲運動に総力を挙げて奮闘しています。
10/20 エドグラン前
人生の時間を奪わないで」と原告陳述
オランダ航空雇い止め解雇事件
コロナ禍延期されていた裁判が、11月2日(第3陣)、5日(第1・2・4陣)と相次ぎ行われました。両裁判とも中断の間に、裁判官交代があり、今回は引継ぎ手続きとしての更新弁論で、原告と弁護団が意見陳述を行いました。
第3陣原告は、会社が裁判期日当日に書証を出すなど時間稼ぎをしていることを厳しく批判しました。また、法改正で無期雇用の権利が生じたことは『棚からボタ餅』だと言われたことに対し、客室乗務員としてキャリアを積んできたかけがえの無い仕事であり、無期雇用を要求するのは当然であること、雇用の安定を求める労契法の趣旨に沿ったものだと主張しました。
そして、訴訟により働ける時間が奪われていくことに対し「これ以上、私の大切な仕事、働く時間、そして人生を奪ってほしくない」と早期判決を求めて力強く陳述しました。
裁判前宣伝行動
吉田先生の職場復帰を求めて団交実施
帝京長岡高教職組
9月18日の地裁の決定を受けて、10月22日に吉田先生の職場復帰を求めて団交を行いました。
団交では、先ず地裁が示した「労働者の能力不足や職務不適格を理由とする解雇について解雇の合理性を肯定できるのは、それらが使用者に重大な損害を与えたり、企業経営や業務運営等に重大な支障を及ぼすほどの内容である場合に限られると言うべきであり、また、それらが、指導や教育、注意、降格や懲戒処分等の事前の改善措置によっても容易に是正し難い程度に達していることが必要」という「職務に必要な適格性を欠く場合」の前提を確認したところ、学園も「異議はない」と発言しました。
しかし、吉田先生の事になると、学園は地裁の示した前提を無視した返答を繰り返し矛盾を露呈しました。さらには「決定が間違っている」と開き直った態度も示しました。組合は、今後本訴への提訴と労働委員会への救済申し立てをする予定です。
JAL解雇争議の早期解決に向けて
JAL不当解雇撤回争議団
JAL争議団 桑原佳子
新浦安駅前の2大ホテルやショッピングモール、カフェが並ぶ街に以前の様な活気が戻りつつある10月3日昼さがり、JAL争議団は解雇争議の早期解決を求めて第7回新浦安駅宣伝を行った。この地は航空関係者が多く居住し、JAL植木会長、赤坂社長も居住中だ。集結した争議団員は23名、支援者は東京41名、総勢64名が、横断幕とプラスターでスタンディング、テイッシュ付きビラを通行人から取って頂く形で粛々と宣伝行動を行った。
赤坂社長はコロナ禍で経営が悪化している中でも「雇用維持は絶対条件だ」と5月経営協議会で発言している。雇用を守るのであれば、10年に渡る解雇争議を速やかに解決すべき、と千葉県争議団団長・米元氏(明乳)ら各団体・労組代表の方々が通行人に訴えて下さった。準備したビラは1、000枚近くを取って頂けた。
元JALだと名乗る女性2人からは「頑張って下さい」と声かけられるなど新浦安宣伝行動は多くの支援者に支えられて成功裡に終える事が出来、心より感謝を申し上げる。
共に頑張りましょう。
新加盟争議紹介
及川労災コープみらいは団交を拒否
COOPみらい及川労災事件
9月9日コープみらいと食品一般ユニオンは、及川労災について第1回目の団体交渉を開催しました。
内容は、及川さんがやむに已まれずコープみらいに対し訴訟を起こさざるを得ない事態に至った経過、理由を訴え、訴訟を起こしているが話し合いで解決していくのが望ましいと主張し、引き続き2回目の団体交渉を求めました。
しかしコープみらいからは、9月24日付けで「お断りさせていただきます」との回答書が送られて来ています。
今後の取組みは、コープみらいに対し「使用者責任を求める損害賠償請求事件」の第3回目が、11月26日、さいたま地裁504号法廷で準備書面に対しての反論弁論。
国に対しては「療養費補償給付不支給処分取消事件」(行政訴訟)第2回口頭弁論が、12月9日午前10時からさいたま地裁105号法廷で開かれます。
今後ともご支援よろしくお願い致します。
東京争議団サポーターの広場
東京国際福祉専門学校 3名の解雇撤回
サポーター世話人 藤田淑子
解雇撤回実現は3名の頑張りの勝利です。
毎月の定例会にきちんと出席し、運動中の報告をしていました。ビラには気持ちがこもっていて読み易かった。他の争議(例えば鶴川高校の雨の日のデモ等)に積極的に参加しています。当然と言えば当然のことですが、これら基本的なことをきちんとやることが大事です。こういう姿勢が運動に表れます。
10月24日に報告集会が行われました。報告会では濱田さんから取り組みの報告がありました。映像をともなっての説明で手に取るように分かりました。
学校廃校の問題もあり、さらなる闘いに向け力を合わせて頑張ろう!
十二・三
全労連・東京地評争議支援総行動
皆様のご支援、ご協力をお願いいたします
12月20日(土)
東京争議団第五九回総会
会場=ラパスホール
時間=十三時より
皆様のご支援ご協力を宜しくお願い致します
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼明治乳業争議団
異常企業体質の包囲告発運動に総力 !
第57次京橋エドグラン「座り込み」行動は、
11月17日(火)=12時〜13時。継続は力・・・ご支援を!
▼COOPみらい及川労災事件
「使用者責任を求める損害賠償請求事件」
11月26日13時30分〜さいたま地裁504号法廷で弁論。
「療養費補償給付不支給処分取消事件」(行政訴訟)
12月9日午前10時〜さいたま地裁105号法廷で口頭弁論
▼鶴川高校教職員組合
11月27日(金)10時〜鶴川常勤講師解雇裁判証人尋問
(10:00証人百瀬理事長 13:30原告側)地裁703号
12月1日(火)15:30 鶴川パワハラ裁判 地裁立川
12月2日(水)16:00 都労委調査 都庁38階
12月17日(木)18:30 鶴川闘争支援共闘会議総会 エデュカス7階大会議室
▼KLMオランダ航空雇止め解雇事件
12月3日(木)11時25分
全労連・東京地評「争議支援総行動」KLM日本支社前
====東京争議団予定===
十二月
〇四13:00三役会議
〇五13:00発送作業・全体会議
二十10:00東京争議団第五九回総会
2021年
一月
〇八13:00三役会議
〇九13:00発送作業・全体会議
===行動予定===
十一月
十〇18:30JAL本社大包囲行動 りんかい線天王洲アイル
十二09:30全労連・東京地評「争議支援総行動」第2次オルグ
十七12:00明乳争議団京橋エドグラン 座り込み
十九終 日 千代田総行動
二一12:30東京地評「働く者の権利討論集会」エデュカス東京
二六13:30コープみらい及川事件 さいたま地裁504号
二七10:00鶴川常勤講師雇い止め裁地裁703号百瀬理事長証言
13:30組合側三木証言
18:00JAL争議都内6箇所 一斉宣伝行動
十二月
〇一15:30鶴川パワハラ裁判東京地裁立川支部(間違わないでね)
〇二08:30東京争議団共同宣伝 東京地・高裁前
16:00鶴川都労委調査都庁38階
〇三終 日全労連・東京地評 争議支援総行動
〇九10:00コープみらい及川事件 さいたま地裁105号
11:00JAL争議団国交省前宣伝
15:30JAL争議団新橋駅前宣伝
十四12:00明乳争議団京橋エドグラン 座り込み
十七18:30鶴川闘争支援共闘会議総会 エデュカス7階大会議室
十八18:00JAL争議都内6箇所 一斉宣伝行動
二〇13:00東京争議団第59回総会 ラパスホール
二一18:30裁判所労働委員会対策会議 ラパスホール