東京争議団ニュース第328/2018年9月8日
事件解決しました!
土浦日大教職員組合
8月9日に和解合意をして事件解決に至りました。
解決に至った経緯は、8月29日の裁判判決を迎える前に、運動を展開している一方で、水面下で組合と理事長で2回ほど会談をしました。会談の結果、解雇撤回をして、退職による金銭和解に大筋で合意しました。
合意に基づいてお互い和解案をまとめて県労委で最終的な和解文書を作成して、学園が金銭を振り込み、振込確認をしてから調印という手筈になっていました。
この事件は、発端は別にして、学園弁護士が事件を歪めさせていることも問題でした。8月9日の県労委での話し合いでも、この弁護士は大筋合意した内容で互いに和解案を出し合っても、終了10分前まで違う主張を繰り返し、言うことも二転三転していました。
結果的には、ほぼこちらの和解案で合意し、手筈通り、学園から金銭が弁護士口座へ振り込まれ、調印に至りました。
10月12日に守る会解散式と報告集会を行いますので、是非ご参加ください。今まで暖かいご支援をいただきありがとうございました。
解決に向けて大きな力となったパレード
判決延期。9月末和解に向けギリギリの交渉
公共一般東京都団交拒否事件
和解協議は大詰めで、9月27日の次回都労委での和解を目標に、協定文案も何度かすり合わせています。
今後も原告の講師3人に授業を用意する努力をする、科目の改廃などは早めに組合に情報提供する等の条項では相互に歩み寄りでほぼ合意に至っています。しかし都は解決金はゼロ回答に固執し、ギリギリの交渉が続いています。
8月30日の判決は三度延期され、9月27日都労委での和解を目標に交渉を重ねます。
民営化されたCAD科を直営に戻す運動は、8月10日に厚労省記者クラブで記者会見を行い、4種のデータで訓練の民営化が安定した就職を得る率が低下することを示しました。今後も解明と運動を強めて行きます。
委託の問題追及する記者会見(8月10日)
継続は力!総力戦で会社包囲
明治乳業争議団
東京地裁判決を11月29日に控える明治乳業争議団は、今秋を解決への道筋を切り拓く総力戦と位置づけ、支援共闘を軸に「継続は力」を合言葉に、(株)明治と明治HDの「異常企業体質」包囲運動に奮闘中です。
@京橋エドグラン前「座り込み」は10月で36回目(3年)、
A会社役員宅訪問は、院政を敷く顧問宅含め6役員宅を毎月継続。
B東京オリパラ組織委員会への情報提供も6回が過ぎ、「争議解決への是正勧告」の要請を継続。
C筆頭株主みずほ銀行には「筆頭株主の真価の発揮」を要請。
さらに、ILO申立て(食品一般ユニオン)を武器にした様々な取り組みなど等、高齢者集団の明乳争議団は、「このまま終わってたまるか!」の決意で団結し、知恵と力を集中し(株)明治の異常体質突破に向け総力戦で挑んでいます。
8月20日第34次座り込み
和解後に唯一加入した組合員に対し
学園は見せしめの不当処分!
帝京長岡高教職組
前回の、組合差別などに対する闘争は、みなさんの支援のおかげで、平成23年12月に中央労働委員会で勝利和解することができました。
この和解後、強化指定部である女子バレーボール部の顧問であった吉田先生が組合に加入しました。その吉田先生を、学園は事実ではないことをでっち上げ不当処分しました。さらに、女子バレー部の顧問からも外しました。これにより学園は他の職員への見せしめとし、他の職員が組合に加入できない雰囲気を作ったのです。
吉田先生と組合は、平成27年10月に、新潟県労働委員会に不当労働行為救済申し立てを行い、勝利命令を得ました。しかし、学園は中労委へ再審査申し立てを行ったため、現在中労委で調査が行われています。
傍聴ありがとうございました
東電モラハラ裁判
東電社内でのいじめにより自殺に追い込まれた芦澤拓磨君の労災認定を求めた行政裁判控訴審の第1回口頭弁論が8月29日(水)に東京高裁101号法廷で(河野清孝裁判長)でありました。
98席の傍聴席は、皆様のご支援により満席となるばかりか、法廷内に入れない人も出るほどでした。冒頭意見陳述では母親のひとみさんが、最愛の息子を亡くした心情を吐露しつつ、「親しくしてくれた指導役の先輩社員が突然
無視するようになったことで、強いストレスが重なり自殺したものです。
高裁では全体の経過や被害者側の視点を踏まえて慎重、公正に判断してほしい」と訴えました。
次回期日は12月3日15時からです。
引き続きご支援をよろしくお願い申し上げます。
裁判終了後、弁護士会館で行われた報告会風景
解雇は百瀬理事長一人で決めた
これが民主主義と答弁
鶴川高校教職員組合
7月24日、原告組合員への解雇後初めての団体交渉が行われました。
百瀬和男理事長の他、2024年より理事長に就任する百瀬義貴常務理事、伊藤征男理事の3名が出席しましたが、百瀬理事長は2名の発言を禁じました。
理事長はこの解雇を、理事会には諮らずに一人で決めたと述べています。
「これは理事会とは関係ないんです。どこまでも理事長でもあり校長でもある私がその裁量でやる。鶴川高等学校のそうしたことを、団体交渉もそうだけど私に任されているわけです。これを民主主義というんです。」と理事会の機能不全と学園私物化を臆面もなく述べました。
このような解雇は撤回するしかありません。解雇によってなされた違法行為が社会的に断罪される前に、理事会は冷静に議論し解雇撤回を決断するよう求めます。
7月 全国私学教育研究集会にて
クラシテ経営者は
成果主義賃金を止めるべきだ!
建交労クラシテ(ダイワード)ユニオン
私たち労働組合はクラシテ社員の退職者増加に歯止めをかけなければ、マンション管理のノウハウが無くなり、営業力が低下し、売上が減少すると訴えてきました。
この訴えはクラシテ経営陣の意識に影響を与えたと思いますが、クラシテ経営者は退職者増加の最大の原因が成果主義賃金にあると考えていないため、労働問題解決への道のりが遠のいています。
約1年以上前にある拠点で成果主義のもとパワハラが起こり大量退職者を出したと噂になりましたが、その拠点区域で解約マンションが出始めています。マンション管理業界でサービスの低下の影響は約1年後に現れ始めます。
現経営陣も既に何度も経験済みのことです。私たちは、今後も、成果主義賃金を止め、退職者を出さない努力と、顧客サービスを第一に考えることを経営者に訴えてゆきます。
「仲間」に感謝
JAL不当解雇撤回争議団 堀内 せい子
解雇争議が起きてから7年半。裁判で解雇有効の不当判決が出されても、納得できず、諦めず、争議解決を会社に求めてきました。
この長い間、変わらずに支援の皆様は支えてくださいました。
今、ようやく労働組合と会社の間でこの争議解決のための話し合いが持たれています。まだまだこれからではありますが、この機を逃さじと労働組合も頑張っています。ここまで来られたのは、支援の皆様のお力があったからだと深く感謝するばかりです。
仕事していた時、一番大切なのは「仲間」だと感じていました。そして今、感じていることも、大切なのは「仲間」だということです。職場で、地域で、日本で、世界で、自分の関わったことを通して、世の中をより良くしようと闘っている「仲間」がいることを知ることができたのは、私の一生の宝です。
羽田空港宣伝行動で
サマーレク報告
井上さん いつも運転ありがとう!
藤田 淑子
8月26から27日に争議団の大切な行事の一つであるサマーレクリエーションが行われました。
不安定な天候が続いた中、当日は青空に恵まれて、快適なバス旅になりました。何と言っても、毎年レンタカーの運転を担ってくれる争議団サポーターの井上さんの大変な努力のおかげです。キンキンに冷えたビールを飲んでいるのを横目に見て、運転のために飲みたいのをグッと我慢するのですから。
夜の交流会で井上さんの他にも運転してくれる人を増やすことになりました。井上さん、暑い中2日間の運転ありがとうございました。
今回のサマレクは、多摩の歴史のガイドを名調子の森本さんから聞きながら、青梅街道を奥多摩へ。鳩ノ巣渓谷の上流にある氷川キャンプ場でバーベキューをして、全員、満腹、満腹!宿泊は鳩ノ巣駅近くの山鳩山荘。きれいな民宿を独占してたっぷり交流。
翌日は奥多摩湖をめぐって、山梨へ。丹波山村の道の駅で休憩。更に恵林寺を見学ーここはゆっくり見学したら半日は十分かかる。昼は“ほうとう”蕎麦などを食べて、ガラス工房、ワイン展示を見て、中央高速を通り、東京労働会館に、ほぼ予定通り帰ることができました。
お世話になりました係の皆さん、ありがとうございました。もうすぐ夏は終わりです。秋の闘いに向けて気を引き締めて頑張りましょう!
作る人も、食べる人も仲良く渓谷美を楽しんだバーベキュー(上)。
二日目は柳沢(やぎさわ)峠で富士山の姿に恵まれ、恵林寺へ(下)
9・20 東京地評争議支援総行動
皆様のご支援、ご協力をお願い致します
10・4司法総行動
皆様のご支援、ご協力をお願い致します
12・6
全労連・東京地評争議支援総行動
皆様のご支援、ご協力をお願いします
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼明治乳業争議団
「継続は力なり」の立場で頑張りますので、引き続きのご支援をお願いします。
9月25日(火)17時〜18時 京橋エドグラン前「座り込み」(夏時間です!)
▼公共一般東京都団交拒否CAD事件
9月27日(木)16時00分〜 CAD都労委 都庁第一本庁南38階
10月18日(木)CAD地裁(判決予定)時間未定
都労委と並行して裁判にも取り組んでいます。
▼土浦日大解雇事件
和解が成立し、解決しました。長い間のご支援有難うございました。
守る会解散式と報告集会を行います。10月12日19時00分 ホテルマロウド筑波
▼鶴川高等学校教職員組合
11月1日(木)16:30 527号法廷 常勤裁判第12回口頭弁論
▼東電モラハラ裁判
8月29日の控訴審、大法廷の傍聴を満席にしていただきありがとうございました。
次回は12月3日15時です。引き続き宜しくお願いします。
▼日本HP雇止め解雇争議
8月31日、9月5日の証人調べを傍聴していただき、ありがとうございました。
9月18日(火)16時〜 10月4日(木)10時〜13階11部で2回の進行協議。
11月30日(金)13時15分〜 527号法廷と日程が続きます。
====東京争議団予定===
十月
〇五13:00三役会議
〇六13:00発送作業・全体会議
十一月
〇九13:00三役会議
十〇13:00発送作業・全体会議
===行動予定===
九月
十八08:30日本国民救援会最高裁統一要請・宣伝 西門前
十九08:00東京争議団共同宣伝中労委
二十 終日 東京地評争議支援総行動
二一13:30エミレーツ争議 中労委
二五17:00明乳京橋エドグラン座り込
二七16:00CAD都労委
二八10:30JCUソラシドエアー 都労委
18:30国際人権入門講座第一回 青山学院総研ビル2F 第10会議室
三〇09:00東京地評定期大会(コーヒー販売予定)
十〇月
〇三08:00東京争議団共同宣伝裁判所
〇四08:30司法総行動(東京争議団は中労委前宣伝からスタート)
〇五15:00帝京長岡 中労委
十二17:30土浦日大『守る会』総会 ホテルマロウド筑波
19:00土浦日大争議解決報告集会 ホテルマロウド筑波
十三09:30日本国民救援会第72回東京都本部大会 平和と労働センター2F
十七08:00東京争議団共同宣伝中労委
15:00東電モラハラ損害賠償請求裁判 高裁809号
十八 未定 CAD地裁判決予定
二二12:00明乳京橋エドグラン前座り込み
二五13:30エミレーツ争議中労委
二六18:00JAL争議団集会 日本教育会館
三一09:30全労連・東京地評争議支援 総行動第1次オルグ
13:10関東一高 地裁527号 最終弁論
十一月
〇一16:30鶴川常勤裁判地裁527号
〇二18:30ユナイテッド闘争団銀座デモ
〇六09:30全労連・東京地評争議支援 総行動第2次オルグ
〇七08:00東京争議団共同宣伝裁判所
十九12:00明乳京橋エドグラン前座り込み
二一08:00東京争議団共同宣伝中労委
二九13:10明乳地裁527号 判決
十二月
〇三15:00東電モラハラ労災認定訴訟 高裁101号
〇五08:00東京争議団共同宣伝裁判所
〇六 終日 全労連・東京地評争議支援総行動
十〇18:30国際人権入門講座第二回 青山学院総研ビル2F 第10会議室
十九08:00東京争議団共同宣伝中労委
二三10:00東京争議団第57回総会 ラパスホール