東京争議団ニュース第321/2018年2月10日


行政訴訟東京高裁勝利判決確定!
土浦日大教職員組合

 昨年12月、中労委命令を不服として土浦日本大学学園が訴えた行政訴訟裁判は一審に続いて東京高裁でも勝利し、結果、学園が上告を断念し判決が確定しました。今後、中労委命令の履行を求める運動を展開して参ります。 一方、1月24日に水戸地裁土浦支部で解雇撤回裁判は証人尋問が行われました。
 学園の石川課長は、裁判官からパワハラの認識はなかったのかと問われていました。伊藤事務局長は主尋問こそしっかり答えていましたが、反対尋問になると歯切れが悪くだんだん声が小さくなり、その中で仕事の指示(パワハラ)は報告を受けていたとしながらも石川が独断でやったと逃げました。
 砂岡さんは学園の不法行為を淡々と語りました。反対尋問では学園弁護士が相も変わらず砂岡さんを挑発していました。
 裁判官から和解勧告が出され、次回から和解協議に入ります。  


2月3日東京争議団新春の集い


争議報告集会を開催
日本HP雇止め解雇争議

 ヒューレット・パッカード争議も裁判所に提起してから2年近くになります。
 2月1日に争議の中間報告を兼ねて地域労組こうとう・江東区労連・CU東京の三者の共催で、「仮装派遣切りと闘う青木さん、パワハラ・残業代未払いで闘う関川さんの争議報告集会」を開催しました。 ヒューレットパッカード(以下・HP)争議の弁護団の西田弁護士が報告、西田弁護士は「派遣法違反で派遣先に雇用継続を求める裁判はほとんど負けている、その中でHPの事件は特異な事件であり、大いに勝つ裁判として奮闘している。
 それは青木さんが派遣から始まったのではなく、HPに直接雇用されたのが出発であり、派遣会社のマンパワーに登録するよう指示し、直接雇用と同じ賃金を払うように指示したのもHPであること。途中全く実態のないKSKという会社に業務委託をして、そこに派遣させるように指示したのもHPであることを見れば、全く一日も空くことなく業務を続けた青木さんを雇用していたのはHPに他ならない。したがってHPと期間の定めのない黙示の労働契約を結んでいたのだから当然HPに地位確認を求める闘いだ」と報告しました。
 なかなか複雑な事件でもありますが、派遣労働の未権利状態に風穴を開け全国の苦しむ派遣・非正規労働者を励ます闘いにしていきたいと思います。


2月1日 争議報告集会


許すな明治の隠蔽体質!
酪農民と懇談
明治乳業争議団

 昨年9月の「学校給食用牛乳異臭事件」に対し、新宿区や板橋区を中心に、(株)明治の不誠実な対応に不信感と怒りが納まりません。
 問題は、1900名もの児童・教員の「塩素臭い、ガソリン臭い」などの訴えに、その原因を「生乳は気温、湿度、餌などの飼育環境により風味が変化する」とか、「お子様は風味に敏感」等と、酪農家や子供の感性に転嫁している姿勢です。しかも、酪農地に責任転嫁しながら集乳エリアの開示を、「生乳生産者の方に影響を与えてしまう可能性がある」等と拒否。しかし、原因解明には生乳生産地を特定し、生乳の各種検査データーを確認すれば、酪農地の問題か、工場での生産過程でのトラブルか明確になるのです。 
 争議団は、農民連の笹渡会長にも同行して頂き、茨城県の酪農家のご自宅を訪問し、飼育環境で塩素臭やガソリン臭の生乳があり得るのかを確認。酪農の方は、「そんなことは考えられない」、「明治から何の連絡も、問い合わせもない」と怒りを露わに。
 争議団は、原因究明に背を向ける(株)明治を告発し、「こんな企業が20オリパラ食材提供企業でいいのか!」の大運動で包囲を強め、解決局面を切り拓く決意で奮闘します。


1月26日旗開き


再雇用拒否を裁判で闘い職場を激励
ハチミツ労組分会解雇事件

 私が所属する全労連・全国一般東京地本春闘決起集会で、全労連・小田川議長が「行動を背景とした組合員参加の交渉で要求前進を目指すこと(団結)と、最も困難な状況に置かれている労働者と共同すること(連帯)は労働運動の生命線」と話され、感銘を受けました。
 個人として家族を守り会社での就労をこなしながら組合活動を行っていくことはとても大変な事であることを今更ながら重く感じています。
 会社は2016年都労委で不当労働行為を認定された後も、組合員に一時金を差別したり仕事を与えないなどの攻撃を続けており、私の再雇用拒否も組合敵視姿勢が表れたものです。
 私の闘いが、ものの言えない職場で闘っている仲間を励まし、希望する人すべてが差別なく再雇用される職場に変革する契機となってほしいと思います。
 引き続きのご支援をよろしくお願いします。


原告講師の新年度の授業復帰が固まる
公共一般東京都団交拒否CAD解雇事件

 1月22日(月)東京都との団交で、次年度の原告講師3人への授業が、科目・内容など明確に提案されました。
 この間、専門分野で適合するが採用が不明確だった科目も原告の希望を反映する調整が進み、原告3人が4月からの授業復帰がほぼ固まりました。2月22日の地裁期日までに解決可能な水準の新年度授業が決まる公算で、今後、裁判・都労委の場での和解交渉で仕上げへ向かう方向です。
 1月19日に決起集会を開き、120人が集まりました。東京争議団やJAL原告はじめ、21団体・個人からあいさつをいただき、朗読や元気いっぱいのうたごえで盛り上がりました。


 1・19決起集会


裁判による賃金是正で実質専任教諭化実現へ
鶴川高校教職員組合 

 鶴川高校は、27年もの間、原告を常勤講師(1年契約・フルタイム・同一労働)に固定化することで組合差別と有期雇用差別の二重の差別を行って来ました。常勤講師裁判では、月額17万円、年額200万円に及ぶ賃金格差の是正を求めています。
 25年前の1993年組合を結成し、当時在職していた25名の常勤講師を専任教諭(無期)に転換するよう求めると、学園は、「1年後の雇用打ち切りに異議を述べない」ことを条件に次年度の雇用契約を結ぶという契約書の提出を迫りました。組合は労働委員会に救済申立を行い、「労使間において合意が成立するまで契約書の効力が発生しない」という勝利和解を勝ち取りました。
しかし、その後学園は不誠実団交を続け、さまざまな組合差別と不利益変更を繰り返して来ました。現在、原告以外にも常勤講師が16名在職しています。有期雇用を組合差別の道具とする百瀬理事長の私物化をやめさせ、安心して教育に打ち込める鶴川高校を目指します。


12/14 共闘会議総会にて弁護団のみなさん


茶の湯
 JAL不当解雇撤回争議団 池田 企洋志

 新年を迎えると茶道では旗開きの様な初釜という行事があります。
 不当な解雇になってからその機会がなかなか無かったのですが、久々の茶事。着物や袴そして少し色あせてしまった足袋を出した時、解雇されてからの七年の月日の長さを痛感致しました。
 初釜は少しの緊張と刺激がありますが、静寂な雰囲気に包まれた茶室に入ると主催者である亭主がおもてなしで事前に炉に炊いてくれた微かに香るお香の香りが心を和ませてくれます。炭のはじける音や炉にかけられた釜で沸くお湯の音を耳にしながら、ほんのりと甘い濃茶や爽やかな味わいの薄茶を頂いていると、自分と対自する事ができます。
初釜にて今年こそは争議を解決すと強い年頭の決意をする事が出来た一日でした。
 その為にも皆様のご支援をお願い致します。


1/11 蒲田駅東口定例宣伝での筆者


東京争議団サポーターの広場
背を向けてはならない闘い
 元松蔭学園教職員組合 寺島 やえ

 これは映画「否定と肯定」の原作者、ホロコースト研究者の言葉です。
 「私たちはすべての闘いに勝利することはできないかもしれないけれど、背を向けてはならない闘いというものがあり、この裁判は私にとってそういうものでした。(映画のパンプレットより)」と彼女は述べています。ホロコーストはなかったとする反ユダヤ主義のインチキ学者が、彼女を訴えたことに対して、それを受けて立った裁判の記録映画です。
 この裁判に対して、映画監督スピルバークが全て資金を提供すると申し出たそうです。その時、彼女は「それはお断りします。出来るだけ多くの方が協力してくださることが、何より大事だと考えるからです」と答えたというナレーションがありました。
 映画は原作に忠実に描いたということでしたが、どんな裁判闘争にも、私たち労働争議を闘うものにとっても共通する二つの大事な教訓だと思いました。全ての争議の一日も早い解決を願いつつ。


サポーターの会主催
争議交流会

3月3日(土)16時〜

お話をしてくださる方
元目黒電波測器争議団
藤井将貴さん&
井上春雄さん
東京労働会館5階会議室


各争議組合、争議団の要請・近況報告

▼公共一般東京都団交拒否事件
 2月22日(木)CAD地裁(最終弁論) 11:00〜 709法廷
▼明治乳業争議団
 異常企業体質の告発運動に総力!
 2月京橋エドグラン前「座り込み」行動へのご支援を!2月19日(月)12時〜13時。
 2月19日(月)10時〜第5回口頭弁論(527号)
▼鶴川高校教職員組合
 常勤講師処分 地位保全仮処分:2月22日(木)16:30〜地裁民事11部(13階)
 常勤講師裁判:3月26日(月)16:30 第8回口頭弁論 527号法廷 
▼土浦日大高校教職員組合
 土浦日大 中労委命令を不服とした行訴・東京高裁勝利判決は学園が上訴断念!解雇撤回裁判は次回から和解協議に
 2月26日(月)10時 茨城県労委県庁23階
 2月27日(火)11時解雇撤回裁判・和解協議(水戸地裁土浦支部)
▼ハチミツ労組分会解雇事件
 2月27日(火)10時30分 第6回口頭弁論 東京地裁611号法廷


====東京争議団予定===

三月
 〇二13:00三役会議
 〇三11:00発送作業・全体会議
四月
 〇六13:00三役会議
 〇七13:00発送作業・全体会議


===行動予定===

2018年
2月
十六10:00JAL争議団国交省要請
十九10:00明乳地裁527号
   12:00明乳京橋エドグラン前座り込み
   18:30総がかり行動 国会前
二〇14:00外環の2裁判 高裁判決 511号法廷 
   18:30フジビ闘争共闘会議 ムーブ町屋
二一08:00東京争議団共同宣伝中労委
   18:30JAL争議国民支援共闘 総会文京区民センター2A
二二11:00CAD地裁709号(最終弁論)
   16:30鶴川地裁11部書記官室13階
二六10:00土浦日大 茨城県労委 茨城県庁23階
二七10:30ハチミツ労組 地裁611号法廷
   11:00土浦日大水戸地裁土浦支部 和解協議
   18:00JAL争議全国宣伝行動
二八11:30院内集会 衆議院会館
   13:15犬咬み裁判高裁809号判決

3月
〇七08:00東京争議団共同宣伝地高裁
〇八13:10京王新労 地裁527号
十九12:00明乳京橋エドグラン前 座り込み
   18:30総がかり行動 国会前
二〇11:00CAD争議都庁前スト 決起集会
二三10:30ソラシドエア都労委調査
二六16:30鶴川地裁527号法廷口頭弁論
二八08:00東京争議団共同宣伝中労委


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