東京争議団ニュース第313/2017年6月10日


盛会となった!!争議終結と励ます集会
日東整争議団

 日東整争議終結と二人を励ます集会に96名という私たちの想像を超える出席があり、争議を終結する集会とは思えない盛会となりました。
 更に、全労連、東京地評からは、傘下の組合員でもない私たちに対する励ましの言葉を頂きました。全労連も東京地評も、JALを相手の争議として航空だけではなく幅広い運動を展開する上で物心両面に亘るご支援を頂きました。このことは言葉に言い尽くせないものがあり、絶対に忘れてはならないことと肝に銘じております。
 日東整争議は終結しましたが、私たちは東京争議団・航空連・国民救援会のメンバーとして今後もこれまで通りに様々な取り組みに参加する決意をしておりますので宜しくお願いします。 
 日東整争議に対する多大なご支援に心から御礼を申し上げます。
誠にありがとうございました。


5/20 日東整争議終結集会で挨拶(左:泉さん、右:佐藤さん)


株主総会を契機に局面打開に総力!
明治乳業争議団

 中労委命令の主文「棄却」の取消しを求める明治乳業事件の第一回口頭弁論(5月29日)が行われ、東京地裁を舞台に新たな闘いが始まりました。
 口頭弁論で意見陳述を行い、金井弁護団事務局長は不当労働行為の事実と格差を認定しながら、主文「棄却」とした命令の誤りを厳しく指摘。
 井村原告(大阪)は、差別の深刻な実態を訴え、早期に解決に結び付く訴訟指揮の発揮を強く求めました。
 争議団は、地裁の動向(次回期日7月12日16時〜606号法廷)を視野に置きながら、明治HDの株主総会(6月29日)を重要な節目と位置づけ、不当労働行為の事実と格差(差別)を明確に認定した中労委命令の積極面を武器に、経営陣を包囲し全面解決への道筋を切り拓く決意で頑張っています。


5・31総行動 明治HD前


行政訴訟裁判結審・7月20日判決
土浦日大教職員組合

 5月8日に東京地裁・527号法廷において行政訴訟第3回裁判(中労委・救済命令での不当労働行為認定に対して土浦日本大学学園が国を訴えた裁判)がありました。
 この裁判は裁判所からの確認があった通り、事実に争いがなく評価の問題と原告・被告双方が了承済みです。そして学園(原告)の主張は苦し紛れの論理から矛盾が生じ、自ら新しい事実を提示することができませんでした。
 今回は双方から提出された書面・証拠類の確認から入りました。異例なことに、書面の確認中に学園から出された準備書面の2箇所の字句を裁判長がその場で訂正をし、裁判官3名が一旦退廷して合議に入りました。数分後、再入廷した裁判長は次のことを告げて閉廷しました。
『@証人申請(学園申立)を却下する、A文書提出命令申請(学園申立)を却下する、Bこれで結審する、判決は7月20日13時15分から』です。


5月地裁で証人調べ。6月は都労委調査
公共一般東京都団交拒否CAD解雇事件

 5月15日(月)、地裁で証人調べ(労働側2人、都側2人)が行われました。過去の職業訓練校の科目改廃で講師が類似科目へ異動し雇用をつなげて来た労使慣行を今回無視し、また従来は廃科計画を事前に通告してきたことを証言。今回委託決定後に通告したのは不当労働行為と主張しましたが、都は雇い止めの5ケ月前の「早めの通告に努めた」と強弁しました。CADは民間委託で就職者が3分の1になり職業訓練の責任放棄との組合の主張にも、都は説得力ある説明はできませんでした。


勝利判決を勝ち取る集会
100名参加前進に向けて気持ち新たに!
JAL・CAマタハラ事件

 JALのマタハラ裁判は2015年6月に提訴後、丸2年となります。この4月に結審を終え9月1日に判決日は決定しつつも、和解協議も継続しています。
 今後の協議がどう進んでいくかわからない中、いずれにしても勝利を勝ち取るための決起集会として、「勝利判決を勝ち取る集会」を5月26日18時半より実施しました。
当日は航空内にとどまらず、他団体、多くの支援者の方にご参加いただき、マスコミ3社も取材に来られる盛況な集会となりました。皆様、本当にありがとうございました。
集会では、JALと40年共に闘ってきた担当弁護士よりこれまでの経過、現状等がまとめて報告がありました。
 提訴後、職場では、実質私たちが求めてきた「妊娠した客室乗務員が希望すれば全員が産前地上勤務に就ける制度」の運用が開始され、今後は現在の短時間勤務制度に加え、元々あったフルタイム勤務との選択ができる運用の開始も示されました。
 全国でマタハラに苦しむ人たちの希望が持てる闘いとするため、今後も引き続き頑張ります。


5/26 勝ち取る会


体育祭からも
組合員排除を続ける百瀬理事長
鶴川高校教職員組合 

 組合員に命じた「立ち番」が人権侵害であるとする高裁判決が確定し、損害賠償を支払った後も、百瀬和男理事長は徹底した組合排除を行っています。
入学式・始業式には「労務提供しなくて良いので職員室にいるようにしてください」と命じ、組合員が体育館の会場に近づくことすら許しませんでした。6月中旬に行われる体育祭も同様です。体育科の組合員には体育実技の授業を外して教室で行う保健だけを担当させ、さらに体育祭運営の業務からも外しています。教員としてのやりがいを奪う人権侵害に他なりません。
 その一方、組合員以外の教員には極めて過重な任務分担となっています。既に職員会議が開かれなくなって20年以上たちますが、最小限の打ち合わせしか行えないため全体の運営に支障が生じることも多々あり、差別が学校教育を歪めています。


東京私教連メーデー7前夜祭 4/28


日本HPマンパワーの書類不備続く
 日本HP不当解雇事件

 準備書面の回答を日本HP・マンパワーより受けましたが、またまた、書面があまりに不備なため6月29日15時より東京地裁13階で再度求釈明を行います。傍聴ができますので、皆様の支援をお願いします。
 HPに雇用責任があるとして、解雇無効・地位確認の訴えを2016年3月31日から東京地裁に提訴し、現在闘っています。
 本件は改悪が進む労働法規に対して一矢報いるべき案件で、すでに労働者総数の40%以上が非正規労働者であり、賃金格差が拡大する現状で、雇用関係上立場が弱く経済的に不安定な非正規労働者でも闘える事を示したいと考えています。
 提訴して1年以上経過していますが、日本HP・マンパワーの不作為により未だ弁論準備です。
 自由法曹団の西田先生、鹿島先生、鷲見先生、酒井先生、伊須先生、小内先生方が鋭い書面を作成されて奮闘していますので是非傍聴にいらしてください。


平和で安心して暮らしていける社会を目指して
 JAL不当解雇撤回争議団

 この解雇には主に2つの狙いがあります。
 第1は、企業が抱く「2つの欲望」を満たすことです。それらは、「労働組合の弱体化」と、「利益拡大」です。今回日航経営は、経営破綻状態を利用して「2つの欲望」を満たしました。粉飾と言えば以前は赤字を黒字に見せることでしたが、今の大企業は、黒字でも赤字だと言い張るようになりました。
 第2は、戦争をする国作りのため、物言う労働者を産業の最前線から排除することです。戦争する政府は必ず物言う国民を弾圧します。争議を解決しようとしない政府と日航経営は、駆けつけ警護に向かう自衛隊員を南スーダンに運びました。秘密保護法、安保法制、共謀罪、そして物言う労働者の解雇は、戦争準備そのものなのです。
 平和の中で、安心して暮らしていくためにも、この争議を勝利で終結させなければなりません。
JAL不当解雇撤回争議団乗員原告・航空労組連絡会事務局次長 和波 宏明


和波さん(前列右2人目) 


新加盟争議紹介
ハチミツ労組分会

 東京争議団に加盟いたしました鈴木弘と申します。宜しくお願い致します。
 加入しています労組は「全国一般東京地本 一般合同労組 サクラ印ハチミツ労働組合」に属しています。 
 組合への加入率は8割近く有りましたが、結成直後から次々と会社からの不当労働行為等に遭い、都労委への申立ても過去3回行い、2回の勝利命令を得、組合員の裁判所への提訴も私を含む組合員何人かは裁判で闘い、この3月に勝利的和解で終結しましたが、私に対し再雇用更新はしない旨の通知があり、解雇となりました。再雇用を求め、裁判所へ提訴することといたしました。所属する組合の支援も戴いています。 ぜひとも、東京争議団、当該、上部団体のお力を借りまして、職場復帰し、職場を民主的に改善するために頑張っていきたいと思っています。
 何卒、ご支援、宜しくお願い致します。


鈴木さん(右側)


東京争議団サポーターの広場
サポーター主催新宿御苑交流会
 音楽家ユニオン 安並 克麿

 5月23日午後、新宿御苑で、争議団とサポーターの交流会を行いました。新宿御苑はイギリス庭園、フランス庭園、日本庭園が巧みに配置され、また高層ビルが見え隠れしつつ、鬱蒼と樹木が生い茂る一帯もあり、新緑を堪能できました。
 私たちは、園内に配置された庭園を楽しみつつ中央休憩所を目指し、持参したお茶菓子を食べながら、存分に話し合いました。サマレクや総会に対する期待等も話題になりました。
 交流の後、池の端を散策しながら「バラ花壇」に向かいました。なるほどバラの花は見事に咲き誇っていましたが、バラの種類の数が多いのには驚きました。ピカソの名前を付けたバラもありました。閉門近い4時過ぎに解散しました。


各争議組合、争議団の要請・近況報告

▼公共一般東京都団交拒否事件
6月26日(月)CAD地裁 11:30〜 弁論準備
7月21日(金)CAD都労委 16:00〜
▼鶴川高校教職員組合
7月20日(木)16:30 東京地裁527号法廷
 常勤講師裁判第3回口頭弁論
▼HP解雇撤回
6月29日(火)15時〜 地裁民事11部13階 進行協議人数制限ありますが、傍聴できます。ぜひ支援を!
▼明治乳業争議団
明治HD株主総会会場前での「大宣伝行動」
6月29日午前8:30〜9:30=ザ・プリンスタワー東京(芝公園4丁目)へのご支援ご協力を ?
7月12日(水)16時〜 地裁606号法廷 行政訴訟
▼JALCAマタハラ事件
6月13日(火)16:00〜東京地裁民事11部 進行協議
6月21日(水)11:30〜 7月5日(水)8:30〜 
 地裁前宣伝行動
9月1日(金)13:10〜 東京地裁527号法廷にて判決!
▼土浦日大教職員組合
6月12日(月)14時、7月3日(月)14時
 茨城県労委調査 茨城県庁23階、
6月28日(水)11時、水戸地裁土浦支部解雇撤回裁判
7月20日(木)13時15分、東京地裁527号法廷行訴裁判


====東京争議団予定===

七月
 〇七13:00三役会議
 〇八13:00発送作業・全体会議
  
八月
 〇四13:00三役会議
 〇五13:00発送作業・全体会議


===行動予定===

6月
十二08:30JAL争議国土交通省正面入り口座り込み行動
   14:00土浦日大茨城県労委 県庁23階
十三08:30JAL争議国土交通省正面入り口座り込み行動
   16:00JALマタハラ地裁 民事11部進行協議
十四08:30JAL争議国土交通省正面入り口座り込み行動
十五08:30JAL争議国土交通省正面入り口座り込み行動
十六10:00JAL争議国土交通省宣伝要請行動 けんり総行動主催
十九08:30JAL争議国土交通省正面入り口座り込み行動
二〇08:30JAL争議国土交通省正面入り口座り込み行動
二一08:30東京争議団共同宣伝中労委
   11:30JAL・CAマタハラ 地裁前宣伝・要請行動
二二09:00JAL争議団株主総会宣伝行動 舞浜駅前
二六11:30CAD地裁
二八11:00土浦日大水戸地裁土浦支部
二九08:30明治HD株主総会宣伝行動 ザ・プリンスタワー東京
   18:00JAL争議全国一斉宣伝 立川・高田馬場・マリオン前

7月
〇三14:00土浦日大茨城県労委 県庁23階
〇五08:00東京争議団共同宣伝裁判所
   11:00JAL争議団 JALプラザ前座り込み
   18:309・14東京地評争議支援総行動第1回実行委員会
〇六11:00JAL争議団 JALプラザ前座り込み
〇七08:00東京争議団共同宣伝最高裁
十一14:00ハチミツ労組地裁611号
十九08:30東京争議団共同宣伝中労委
二〇13:15土浦日大 地裁判決 527号法廷
   16:30鶴川 地裁527号法廷
二一16:00CAD都労委
二六09:309・14東京地評争議支援総行動第1次統一オルグ
   17:009・14東京地評争議支援総行動第2回実行委員会

8月
〇二08:00東京争議団共同宣伝裁判所
十〇08:00東京争議団共同宣伝最高裁
二三09:309・14東京地評争議支援総行動第2次統一オルグ
   17:009・14東京地評争議支援総行動第3回実行委員会
二七10:00国民救援会『救援ひろば2017』平和と労働センター2階ホール
三一09:3010・26東京争議団総行動第一次オルグ

9月
〇一13:10JAL・CAマタハラ裁判 地裁判決527号法廷
〇三〜〇四 東京争議団サマーレク 


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