東京争議団ニュース第297/2016年2月6日
職場復帰しました!
市進学院争議団
昨年12月3日の高裁判決を受け、12月28日に合意書が交わされました。これに基づき1月18日、高畑組合員は職場復帰を果たしました。 今は約3年間のブランクがあるため、研修開発室で研修を受けています。市進学院の年度替わりである3月からは常勤講師として教室に配属され、解雇される前と同じように、小・中学生の集団授業を担当することとなります。
会社(市進学院)側は、第2次事件(安田書記長と土田組合員の解雇、並木委員長の授業外し)・第3次事件(並木委員長・大原副委員長の解雇)も一括解決に向け努力すると約束していますが、まだまだこの先、紆余曲折いろいろあることと思います。
全面勝利を勝ち取るため頑張ってまいりますので、今後ともご支援・ご協力のほど宜しくお願い致します。
勝利判決を受けて(高裁前)
オペラファンへ感謝のビラまき
新国立劇場合唱団員争議
1月30日、新国立劇場前で、合唱団員=八重樫節子さん契約打ち切り争議の終結を知らせ、支援に感謝するビラを配りました。
オペラ鑑賞に訪れたファンからは「これまで、よくがんばりましたね」「終結してよかったですね」「八重樫さんは舞台に復帰できたのですか」「長い間、ご苦労さまでした」と、ねぎらいの言葉をかけてくれました。今後は、新国財団との協議の場で、試聴会、職場環境の改善などについて話し合っていきます。
ご支援ありがとうございました。
二・二六明治HD社前大行動に参加・ご協力を!
明治乳業争議団
中労委を闘う明治乳業争議団は、1月13日の審問期日で全ての証人調べが終了し、救済命令獲得に向け新たな局面を迎えています。争議団及び支援共闘会議は、なんとしても全面解決への道筋を切り拓く決意を固め、2つの角度から闘いを強めています。
一つは、中労委に対し都労委不当命令を全面的に見直す救済命令を求める闘いです。争議団は、中労委への新たな団体署名を2月から緊急に取り組みます。
二つは、この局面で会社を全面解決の決断に追い込む闘いです。その第一波として、表記の「二・二六明治HD社前大行動」を設定しました。大きく成功させて、全面解決への道筋を切り拓く決意です。 ご参加・ご協力をお願いします。
1/20 明治HD社前座り込み
さらに広がる支援の輪
JAL不当解雇撤回争議団
2010年12月31日、日本航空から不当に整理解雇され、5年が経ちました。絶対に勝てると思っていた裁判闘争は、昨年2月最高裁が上告棄却、上告不受理で幕を閉じました。しかし、私達はこんな不当な決定に屈し、闘いを終わる訳には行きません。日本航空に対し自主解決を求め、勝つまで闘う決意を固めました。
整理解雇6年目を迎えた今年の1月8日JAL闘争を支える北海道の会が結成されました。原告が一人もいない岡山で5年間毎月駅頭宣伝、寒い12月の国交省前での座込みが、北海道の皆さんに火を点けて下さいました。
行訴の高裁勝利、ILO3次勧告、そして、日本航空の組合の仲間と会社を責めますが、自分で解決できない日本航空に対し、皆様のお力を借り今一歩解雇撤回の背中を押して頂ければ、解決できるものと信じています。
更なるご支援をお願いいたします。
物販で焼酎「そら」の販売を行っていますが、このたび純米大吟醸、純米酒720mlの販売を行います。
1/22東京争議団新春の集い
2・19最高裁前独自宣伝と要請行動
大阪市労組組合事務所争議
橋下前市長は突然、「組合事務所の退去通告と使用不許可処分」を行いました。
同時期、2012年2月に実施されたのが「思想調査アンケート」です。「処分」という言葉と「業務命令」で職員を脅し、強制的に回答を迫りました。
憲法で保障された「思想・信条の自由」を侵害し、心の中に土足で踏み込み、まるで戦前・戦中の「踏み絵」のようだと職員は恐怖におののきました。職員は瞬く間に委縮
し、「職場にはどこでもドアがある。ドアの向こうには、いつでも橋下市長がいる」と密告を恐れ、職場の人間関係は壊されました。
地裁では勝利しましたが、市が控訴し、2月26日に高裁での判決を迎えます。59人原告は勝利判決を勝ち取るまで最後まで、がんばろうと毎週宣伝にも取り組み奮闘しています。思想調査の裁判、組合事務所裁判に勝利し、「市民の生活と権利を守る」憲法が生きる大阪市を作りたいと思っています。
2月19日の最高裁宣伝と要請へのご支援をお願いします。
組合差別のため生徒の言葉を引き出す学園側
鶴川高校教職員組合
学園が中労委命令(担任外しは不当労働行為)の取り消しを求めた「行政訴訟」は、1月13日、学園側の証人尋問を終えました。
尋問では、学園が不適切とした「教室に入り授業を受けよう」という指導に反発し組合員に暴力を振るった生徒に対して、学園は事後の指導をせず、生徒を組合差別に必要な言質を引き出すためだけに利用したことも如実に明かされました。最後に裁判官から「その後どのような指導をしたのですか」などの質問を受け、答えに窮する場面も。
このたたかいは、教育を蔑ろにし、生徒の成長する権利を奪った学校のあり方をただすためのものです。今、学校は少しずつ学びの場としての本来の力を取り戻しつつあります。早急な公正判決とともに、緊急命令を発するよう求めて行きます。
私教連旗開きで 1/8
最高裁前宣伝と要請の強化で
裁判のやり直しを求める
日東整争議団
日東整裁判は最高裁に上告し、10月に第一小法廷に係属することが決まり、3ヶ月以上が経過しました。最高裁は担当の裁判官に行く前に、最高裁で取り扱うべき事件なのか、強い権限を持つと言われている調査官による上告理由申立書などの調査が行われているところです。
最高裁要請には8回参加しています。要請では、元日東整労組の役員はJAS時代からの日東整の支配従属とJAL時代になってからはさらに労働組合の方針や役員選挙への介入がはじまった実態を述べました。航空連代表からは航空法に基づく整備の実態を、JALグループ労組での委員長経験者からは経営支配の下での劣悪な労働環境がもたらした実態と責任など、それぞれの立場で訴えとその内容を文書にして提出しました。
この要請と皆さんからご協力を頂いた署名(492団体、個人5445筆)を提出しました。今後も裁判のやり直しを強く求めて行きますので、更なるご支援を宜しくお願いします。
東京争議団旗開きで 1/22
都教委の人権無視の実態
再雇用拒否田畑和子争議
私・田畑は、都教委・中神校長らにありとあらゆるウソを重ねられ敗訴に終わりました。さて、現在都立高校のA先生懲戒免職事件が裁判中です。これは担任する女生徒にメールで相談され、メールで応じていたことを父親の通報により知った都教委が、昨年七月、一方的に懲戒免職したものです。都教委は女生徒に事情を聞くことなく、複雑な家庭環境の生徒の指導に全く無知な誤った処分です。
東京地裁は「判決言い渡しまで処分の執行停止」を決定。次に「免職にする理由はない」と懲戒免職処分を取り消しました。しかし都教委は「判決により執行停止の 期限が切れた」と現場復帰を認めず高裁へ控訴。A先生は「免職処分の執行停止」を申し立てました。一月五日、東京高裁は「執行停止を認める」決定。現場復帰。一月二一日、東京高裁第一回弁論、都教委の証人申請却下。三月二四日、判決。
社長は8年間以上も退職金減額を隠した責任を取れ!
建交労ダイワードユニオン分会
笹晃弘社長は正当な理由のない団体交渉拒否を8年間近くも行い、東京都労働委員会も当労働組合を完全救済する勝利命令を発しました。しかし、2013年12月に開始された団体交渉は不誠実団交が続き、2014年11月に事前協議のないまま退職金を減額する就業規則変更が一方的に行われました。笹晃弘社長は「現行の運用を就業規則に明文化しただけ」とか、「退職金減額は前社長が行ったもの、私自身は従業員の不利益になることは一切していない」など責任回避を続けています。
昨年12月7日、やっと行われた団体交渉で、私たちは笹社長に責任がないなら、なぜ、8年間も退職金減額を隠していたのかと問い詰めましたが、経営側担当者は何らも答えることが出来ません。私たちは8年間以上も退職金減額を隠し、事実確認を困難にした責任、一切の責任を前社長に押付ける笹社長の不誠実さを明らかにします。
争議組合員励ます集い114名で成功
3/1ストへ
公共一般東京都団交拒否事件
公共一般では1月29日夜「争議組合員激励会」を開催し、組合の内外から114名が参加。江戸川動物園、新国立劇場、秋田書店、竹ノ塚図書館の4争議から勝利報告、そしてCAD争議はじめ、ニコン、河合塾など3つの争議中の組合員を励ましました。JALからもご挨拶をいただきました。
激励会では、CAD争議とともに10月30日のストライキ統一行動で、5年雇用年限撤廃や未払い残業支払いを実現した1支部・1分会の報告もありました。
3月1日にもCAD争議を軸に第2波ストライキを行います。
東京争議団旗開きで1/22
東京争議団サポーターの広場
忘れられない一言 サポーター 松木 圓
2012年頃新潟で闘っていて、東京争議団共闘会議に参加していた吉田民愛さんが争議解決後、救援会の新聞に次のように語っていました。
Q 支えになったのは?
吉田 人です。どんなに苦しい局面でも支えてくれる人がずっといてくれたことです。家族はもちろん、友人、他の当事者、多くの個々の方々、労働組合、元上司や元同僚です。なにかの折に元上司が「負けるな。どんなことがあってもがんばれ」と握手して励ましてくれました。
もしかしたら、その支えた「個々の方々」の中に”私もいる”かもしれないと思ったとき、私は“サポーターを止めることはできないなー”と思いました。
「民愛さん、私は今年も“人”として、サポーターとしてがんばりますよ」。
東京争議団旗開きで 1/22
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼新国立劇場合唱団員争議
2月10日(木)18半〜「解決報告集会」を文京シビックセンター26階スカイホールで開催します。ぜひ、ご参加ください。
▼公共一般東京都団交拒否事件
2月18日(木)10時00分〜CAD争議都労委13時15分〜CAD争議地裁705法廷 3月1日(火)11時分〜第2波スト統一行動・都庁前集会
▼明治乳業争議団
「2・26明治HD社前大行動」にご参加を!!午前9時から「社前座り込み」・12時10分〜50分「社前メーン行動」・13時〜14時「社前座り込み」。お願い致します。
▼鶴川高校教職員組合
3月18日(金)16:00 結審 地裁527号法廷。終了後弁護士会館にてミニ報告集会を行います。
▼日東整争議団
有楽町JALプラザ前宣伝3月3日10:30〜11:30。最高裁宛の署名に取り組み中です。ご協力下さい
====東京争議団予定===
3月
十一13:00三役会議
十二13:00発送作業・全体会議
4月
〇八14:00三役会議
〇九13:00発送作業・全体会議
===行動予定===
2月
〇九13:00明治HD・14:30みずほ本店・16:30(株)明治宣伝
十〇18:30新国立劇場八重樫争議解決報告集会文京シビック26F スカイホール
十二08:00東京争議団共同宣伝最高裁
10:00東京争議団共同要請最高裁
十五08:00東京争議団共同宣伝都庁
十六12:00(株)明治戸田工場宣伝
16:00(株)明治神奈川工場宣伝
十七08:30東京争議団共同宣伝中労委
十八10:00CAD争議都労委
10:30市進中労委調査
13:15CAD争議地裁705号
十九08:00大阪市労組連・市労組 最高裁前宣伝・09:30要請
二四12:00JAL争議団院内集会 参議院会館1F講堂
二六10:00明治HD社前大行動
二九13:00京王新労中労委
18:30JAL争議国民支援共闘主催『本社包囲行動』
3月
〇二08:00東京争議団共同宣伝裁判所
〇三10:30日東整有楽町プラザ前宣伝
〇四18:30木下報告会 都庁第2庁舎4階
〇五12:00JAL・日東整・JALマタハラ共同新浦安駅宣伝
〇七〜十一JAL争議団本社前座込み
〇八10:30市進中労委調査
13:00明治HD・14:30みずほ本店・16:30(株)明治宣伝
〇九15:00ノーモア・ミナマタ地裁103
十五12:00(株)明治坂戸工場
16:00(株)明治埼玉工場宣伝
十六08:30東京争議団共同宣伝中労委
十七11:00社保庁不当分限免職裁判 地裁527号
十八16:00鶴川地裁527号法廷結審 報告集会弁護士会館
二三10:00JALマタハラ地裁527
二四11:00明治HD座込み
二五11:00明治HD座込み
4月
〇一18:305・27全労連争議支援総行動第1回実行委員会 全労連