東京争議団ニュース第268/2013年9月14日
原告「職場復帰」
青年ユニオンSHOP99
9月12日から職場復帰することに決まりました。場所は東京の「ローソンストア100五反田TOC店」です。勤務は13時〜17時の週三回の時短勤務です。役職は店長の一つ下の担当社員です。
多くの方のご支援でここまで来ることができました。
ありがとうございました。
人事院判定17人未決定
全厚生闘争団・東京
人事院公平審査は8月19日、11名の判定書を交付しました。4月、6月に交付した分と合わせると計22名となります。このうち6名が不当解雇と認定されました。全厚生以外の事案も含めると、46名の判定が出され、16名が取消となりました。46名のうち、16名が取消となったことは政府厚生労働省の社会保険庁職員分限免職が杜撰で乱暴だったことを証明しています。政府厚生労働省は処分承認された者も含めたすべての分限免職を直ちに撤回すべきです。
残りは全厚生17名、全厚生以外8名です。早急に公正な判定を出させる要求をしていきます。
8月19日、厚労省前要求行動
怒り込め、中労委に再審査申立!
明治乳業争議団
明治乳業事件への都労委命令は、「労働委員会の自殺行為!」との抗議が集中する異常なものでした。
例えば、@格差の判断に必要な資料提出を拒否した会社を「やむを得ない」と免罪し、資料がないから「集団的考察はできない」として、集団間格差(年間100〜220万円)を無視。A 不当労働行為の証拠(秘密資料)は、「入手経路が必ずしも明らかでないノートやメモ」と黙殺。B インフォーマル組織を「自主的な組織」として会社の関与を否定。Cそして、会社の不当労働行為を「労労対決」と描いて免罪したのです。この判断手法では、不当労働行為事件の救済はあり得ません。
争議団は、議論を重ね「このままでは終えられない」と意志統一。中労委を舞台に闘いを再構築し奮闘する決意です。
明乳、8月6日都労委要請に対する異常な対応
会社が、山田さんに約300万円の損害賠償を請求
スタジオイースター争議
5年以上前のソフトのインストールのこと等で山田さんは、2度懲戒処分を受け、会社は、会社に損害を与えたとして、会社がソフト会社に対し、解決金として支払った約300万円を山田さんに損害賠償請求し、対応によっては、法的手段を取ると8月に通告しました。会社は、ソフト会社に自ら申告し、監査を受け、今年1月にソフト会社と和解契約を結び、守秘義務を理由に詳細をなんら明らかにせず、山田さんに一方的に損害賠償請求した極めて不当なものです。
組合は、会社にとって都合のいい論拠だけを挙げ、組合の弱体化をはかり、意図的に陥れる、恣意的かつ一方的なものであり強く抗議するとともに損害賠償請求を拒否しました。
猪鹿倉さんは3月の撮影部廃部後、2D部への配転のために背景画を無理に描かされ、心痛により適応障害に罹患しました。現在、猪鹿倉さんも山田さんもなんら仕事を与えられず一日中待機させられ、悪質な人権侵害と組合つぶしが続いています。
裁判長、日航の大西会長はじめ
証人全員の採用の意向示す
日東整争議団
8月23日東京地裁で、証人採用などの弁論準備が行われました。原告側からは日航の大西会長はじめ6名の証人申請を行っており、その採否を巡って議論が交わされました。裁判長は大西会長を含む6名全員の証人採用の意向を示しました。
これに対し、日航側の代理人は強く抵抗しましたが、裁判長は、どうして大西証人の尋問が必要かを詳しく説明し、むしろ日航側から大西証人の申請を検討するように求めました。この日は証人の採否は最終的には決定せず、次回の10月1日10時からに持ち越しされました。
裁判長が、証人全員採用の意向を示すまでに至ったのは、署名と要請行動に加えて裁判所前での宣伝行動など皆さんからのご支援があったからと確信をしております。誠に有難うございました。原告側の申請証人の正式採用まで皆様のご支援を宜しくお願いします。
8月23日 裁判所前の原告
最高裁への要請、十三回目を数える
加茂暁星非常勤講師解雇争議
8月9日、最高裁への上告以降13回目となる最高裁への要請を実施しました。今回の行動は、東京争議団の定例共同行動にあわせたものです。要請では東京高裁が、赤井・山田両先生の労働実態を正しく見ず、非常勤講師という形式だけに拘って判断したところに大きな誤りがあり、この間の最高裁判例からも大きく逸脱していることを強調し訴えました。
この日も要請署名を追加提出し、累計で個人3万2424筆、団体も1041団体に到達しました。6月26日の「加茂暁星高校非常勤講師雇止め事件の公正な判断を求める声明」の発表以降、声明への賛同者は9月に入り131名に達しました。
東京高裁の判断の誤りを正し、最高裁での逆転判決を求める世論の声は、要請の度に広がっています。引き続き奮闘していきます。
14回目の最高裁要請を、9月11日に行いました。
「立ち番」高裁判決確定!
なおも「座り番」命じる百瀬理事長に抗議
鶴川高校教職員組合
確定した「立ち番」高裁判決を受け、組合は学園理事会に対して「教育機関にふさわしい理事会運営に改め、10回の判決・命令に沿った解決を図る」よう要請書を提出しました。立ち番判決は、百瀬理事長の個人責任を認めた判決です。
8月22日、4ヶ月ぶりに行われた団交で、百瀬氏は「判決は理事長の進退について触れていない。検討することは不要」と回答し、理事会を開いたか否かすら答えませんでした。
また、判決後は組合員に行事「座り番」(職員室に待機せよ)を命じていることに関しても、是正を拒否しました。今なお、教育活動からの排除を強行する理事長(理事会)に断固抗議し、今後は文科省・東京都への指導要請を求めていきます。
結審で被告は言明を翻す
再雇用拒否田畑和子争議
9月11日の結審に際し被告中神はこれまでの言明「本件陳述書記載の事実については真実であること、及び真実であると信じたことが相当であるとの抗弁は主張しない」に反して「陳述書は体験した事実をそのまま記載」「ことさら虚偽の事実を記載したものではない。」「中神が記憶に基づいて自らが認識する事実等について記載」と主張してきました。
裁判所はこれらの言明を理由として原告が申請した2名の証人を却下し、原告の証言時間を短時間に抑えたのですから重大な主張です。
原告はこの部分の撤回とこの新たな攻撃防御方法の却下を求める準備書面を提出しましたが裁判長は即答を避けました。
もしこの主張を通すなら、原告の再尋問、2名の証人採用。更に被告中神の尋問が必要になります。
判決日は12月2日に決定しました。
全日空正社員化を受け9月3日、厚労省で記者会見
JAL契約制雇い止め争議
私達はこの全日空の正社員採用方針を大いに歓迎すると共に、日本航空も早急に客室乗務員を正社員採用にする事を強く求めます。
しかし裁判の中で会社は「契約の3年間は正社員の適性を判断する期間であり必要な制度である」と主張し、判決もこれを後押しました。
その判決を拠り所にこのまま契約制度を続ける限り、優秀な人材はANAに流れるのは必至です。JAL契約制雇い止め裁判を早急に解決し、安定的な雇用で人材を確保すべきだと記者会見で訴えました。
取材社は12社。原告を取材したいという新聞社もありました。最高裁への取り組み強化とあわせて、会社にも正社員採用に踏み切る為にはこの裁判を早期に自主解決すべきだと強く求めていきたいと思います。
厚労省で記者会見
最高裁は公正な審理を行い
一日も早く労災認定を!
矢田部過労死裁判
矢田部過労死事件「行政裁判」の最高裁要請は、この8カ月間に14次の要請行動とともに、10246筆の要請署名を提出してきました。
東京高裁は、数々の法令違反と理由齟齬による不当判決を行ないましたが、最高裁に「上告理由書」と毎次の「要請行動」によって、高裁判決の不当性を明らかにし、最高裁に対しては、上告を受理し、公正な審理によって、一日も早く矢田部過労死行政裁判の労災認定をもとめる運動を強めています。
みなさんの要請行動への参加、署名のご協力をお願いいたします。なお、損賠控訴審の傍聴支援もよろしくお願いいたします。
最高裁要請行動に参加したみなさん!
NTTおよび厚労省に対する
要請書の団体署名をお願いします
NTT木下解雇争議
木下孝子さんは日本電信電話株式会社の前身である電電公社に交換手(電話番号案内)として1970年に入社しましたが、当時職場で多発していた頸肩腕症候群に罹病しました。NTTはその加害責任をとるどころか、1981年6月、免職処分として木下さんを職場から放り出し、すでに32年が経過しています。
しかしNTTはいまだ話し合いにすら応じようとはしていません。
そこで、加害責任を負うNTTおよび、監督官庁でありながら、大企業の隠ぺい工作に加担した厚生労働省に対して、早期に解決を求める要請書を作成しました。
国と大企業による人命の軽視は、周知のとおり先般の原発事故においても甚だしく、その根は職業病問題とも共通すると痛感します。木下闘争は決意も新たに、職業病を根絶し、生命と人権を尊重する社会実現をめざし、皆様に署名運動の展開をお願いする次第です。
つきましては、ぜひ団体署名をよろしくお願い申し上げます。
10月25日証人尋問決定「日赤に戻す会」組織化
日赤/スタッフ派遣争議
地位確認訴訟が2年半になります。(失職してからは丸4年)。先月弁論が閉じられました。
次回はいよいよ証人尋問です。10月25日(金)13時15分から東京地裁527号法廷(42人席)にて2年ぶりに公開法廷をします。
第2回期日(2011年)には裁判官より「次回から大法廷にされますか?」と配慮がありました。しかし、同裁判官と被告日赤は原告側の支援者の熱気に圧倒されたと嫌悪し、その結果この2年間、法廷ではない別部屋で期日を繰り返して来ました。同裁判官の意向により次回から合議体になります。
また「日赤/スタッフサービス争議・廣瀬明美さんを職場に戻す会」(略称:日赤に戻す会)組織拡大に向け呼びかけ中です。加入と傍聴共に宜しくお願い申し上げます。
厚労省前にて労政審に向け派遣法審議へ訴え
上告理由補充書5を提出し
原審に差し戻しを求める!
杉並区立図書館雇い止め解雇争議
憲法第14条違反の雇い止め解雇について、高裁判決には審理不尽があり、原審に差し戻す対応を求める上告理由補充書5を8月26日付で提出しました。
人事院は旧社保庁職員分限免職事件で「人事の公平性・公正性」の観点、つまり憲法第14条の平等取扱の観点から転任が認められた者と同等以上の面接評価を受けた者の分限免職処分を取り消しました。
この考え方からすれば、上告人岩アさんと同等の勤務評価を受けた42名全員と岩アさんの勤務評価よりも評価が劣る29名を再任していながら、岩アさんを不再任としたことは、人事の公平性・公正性の観点から妥当性を欠き、憲法第14条の平等取扱に違反する。
本来、高裁判決は、こうした観点からの判断を行うべきであったのです。
新国財団は一刻も早い早期全面解決を!
新国立劇場合唱団員解雇争議
音楽ユニオン及び新国争議支援共闘会議は、争議の早期全面解決に向け、討議を重ねています。
それに並行して、10月は新国前宣伝行動に3回とりくみます。
@10月1日(火)18:00〜「ベルシャザールの饗宴」新国立劇場合唱団出演
A10月3日(木)18:00〜歌劇「リゴレット」新シーズン初日
B10月20日(日)13:00〜歌劇「フィガロの結婚」
ご支援、ご参加をよろしくお願い致します。
新加盟争議団紹介
退職勧奨、不当配転、パワハラ
それでも辞めなかったら解雇
ステート・ストリート信託銀行争議団
ステート・ストリート信託銀行の杉山隆子さんは昨年1月、突然、「あなたの仕事はなくなった、退職してほしい」といわれ、出社停止になりました。金融ユニオンに加入して交渉したところ、退職強要後の解雇は回避できましたが、昨年7月に福岡の営業所へ配転を命じられました。
福岡では杉山さんだけ毎日、上司との面談や業務日報の提出を命ぜられパワハラの連続。体調を壊して東京の実家に帰り療養していましたが、会社は就労可能だとして、3月22日から福岡へ出社するよう命令しました。当時、杉山さんは復職できる状況ではなく、引き続き自宅療養が必要との主治医の診断書を出し、休職していたところ、5月5日付けで解雇されました。現在、不当配転・解雇の無効を訴え東京地裁に提訴し闘っています。次回は10月8日(火)10時から606号法廷です。
解雇撤回まで東京争議団のみなさんと頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
東京争議団サポーターの広場
サマーレクリエーションではサポーターも参加して交流しました。
9月25日、東京地評総行動にもサポーターの皆さん都合のつく時間だけでも参加してください。
一人でも多くの参加をお願いします。
今年のサマーレクは千葉鴨川方面でした。仁右衛門島でBBQ後、全員集合。楽しいひと時でした。
東京地評9・25争議支援総行動
ご支援宜しくお願いします。
2013年司法総行動
10月17日(木)
終日行動
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼鶴川高校教職員組合
9月17日(火)17:30 鶴川「担任解任処分」都労委結審 都庁34階。
▼日東整争議団
次回裁判10月1日(火)10時〜東京地裁13階民事36部(宣伝行動9時〜)。10月2日(水)10:30〜11:30有楽町JALプラザ前宣伝。どちらにも、多くの方の参加をお願いします。
▼新国立劇場合唱団員解雇争議
@10月1日(火)18:00〜「ベルシャザールの饗宴」新国立劇場合唱団出演A10月3日(木)18:00〜歌劇「リゴレット」新シーズン初日B10月20日(日)13:00〜歌劇「フィガロの結婚」ご参加をよろしくお願い致します。
▼矢田部過労死裁判
10月2日(水)11:30 損賠控訴審(822号法廷)ご支援宜しく!!
▼スタジオ・イースター争議
次回、弁論準備は、10月3日(木)13時05分から、地裁13階民事11部です。ご支援よろしくお願い申しあげます。
▼ステート・ストリート信託銀行争議
第3回口頭弁論は10月8日(火)10時から606号法廷です。傍聴支援をよろしくお願いします。(8時30分〜9時30分まで裁判所前で宣伝行動も行います)
▼日赤/スタッフ派遣争議
次回 証人尋問 10月25(金)13時15分〜東京地裁527号法廷(42人席)傍聴ご支援よろしくお願い申し上げます。毎回の宣伝行動は検討中、証人尋問が終わり次第報告会。
▼再雇用拒否田畑和子争議
とうとう判決を迎えました。判決の12月2日まで「公正判決求める署名」を集めたいと思っています。ご協力下さい。
====東京争議団予定===
一〇月
一一13:00三役会議(東京労働会館5階)
一二13:00全体会(東京労働会館5階)
16:00ニュース発送作業
一一月
〇八13:00三役会議(東京労働会館5階)
〇九13:00全体会(東京労働会館5階)
16:00ニュース発送作業
===行動予定===
九月
一七12:15東京地評主催 都庁前行動
13:30STOP派遣法大改悪9・17厚労省前緊急宣伝
17:30鶴川「担任解任処分」都労委結審
二一14:00大手前高松教組感謝の集い マリンパレスさぬき
二三14:30東京地評定期大会争議ビラ帳合
二五終 日9.25東京地評争議支援総行動
09:45NTT木下争議、持株会社前行動
二六09:00JAL乗員高裁前宣伝行動
10:30JAL乗員高裁証人調べ 103号法廷
18:30国際人権活動日本委員会代表者会議 地評会議室
二七 MIC50周年記念
三〇18:00JAL一斉駅頭宣伝・池袋、新宿、品川、立川、錦糸町など
一〇月
〇一09:00日東整 地裁前宣伝
10:00日東整 地裁13階民事36部 弁論準備
18:00新国立劇場前宣伝
18:30裁判所労働委員会東京対策会議
〇二08:30東京争議団共同宣伝 高地裁前
10:30日航4争議 有楽町JALプラザ前宣伝
11:30矢田部過労死損賠控訴審 高裁822号法廷
〇三13:05スタジオ・イースター地裁13階 民事11部
15:00司法総行動実行委員会 地評会議室
18:00新国立劇場前宣伝
18:30シンポ安倍政権でどうなる私たちの人権 全労連ホール
〇五09:30国民救援会東京都本部定期大会 全労連ホール
10:00新宿区労連定期大会 東医健保会館
〇六12:00ディーセントワークデー世界連帯行動2013 新宿西口宣伝
14:00今こそ日本でもディーセントワークを! 日本教育会館第2会議室
〇七18:30労働委員会の役割を考えるシンポジュウム 地評会議室
〇八10:00ステートストリート信託銀行不当配転・解雇事件地裁606号法廷
18:3012・4全労連地評争議支援総行動 第1回実行委員会 全労連会議室
一〇17:00JAL本社前宣伝
18:30マツダ高裁勝利!派遣法改革を許すな学習決起集会 全労連会館ホール
一一08:00東京争議団共同宣伝 最高裁前
10:00東京争議団共同要請・最高裁
一二14:00東芝争議解決5周年記念レセプション 川崎総合自治会館
一五12:00明乳支援共闘会議都庁行動
12:00なくせじん肺アスベスト全国キャラバン厚労省・環境省前集結
14:00同右 院内集会・終結報告集会
一六12:00なくせじん肺全国キャラバン 国会請願デモ
一七終 日二〇一三司法総行動
16:30労働法制中央連絡会総会 日本教育会館中会議室
18:30許すな!安倍『雇用改革』学習交流会 日本教育会館中会議室
二〇13:00新国立劇場前宣伝
二四09:3012・4総行動第一次統一オルグ 全労連会議室
17:3012・4総行動第2回実行委員会 全労連会議室
二五13:15日赤/スタッフ派遣争議 地裁証人調べ 527号法廷
18:30JAL解雇撤回・大決起集会 文京シビックホール