東京争議団ニュース第264/2013年5月11日
トップ交渉において基本合意!
浪速通運争議
司法の場において解雇無効が確定して解雇が撤回されて昨年3月から団体交渉を11回 おこないました。
しかし、なかなか解決には至らず決裂寸前までになったとき、会社側から「団体交渉で はもう限界ではないかと、今後は平場での交渉が出来ないか」と提案があり、労使間で調
整の結果4月15日にトップ交渉をおこなう事になった。
組合側から全港湾中央本部伊藤執行委員長と東京支部都澤執行委員長が出席して、会社 側からは井口代表取締役社長と横山管理本部長付が出席して交渉がおこなわれた。
交渉は難航したが最終的には伊藤委員長と井口社長との1対1の交渉となり、謝罪・原 職復帰・解決金等において基本合意に至り解決の方向になる事となりました。
現在本協定を結ぶにあたり調整中であります。
4名が頑張ってこれたのも多くの仲間の皆さんの暖かく力強いご協力のおかげだと思い ます。
心より深く感謝いたします。
「第3次賃金訴訟」勝利判決!
鶴川高校教職員組合
3月21日、「第3次賃金訴訟」判決は、一方的な定昇停止による賃金切り下げを違法として、差額賃金の全額支払いを命じました。
その後、学園は控訴を断念し、判決が確定しました。また、「第4次賃金訴訟」として提訴の準備を進めていた2011年、12年度の定昇差額を支払うと表明しています。
4月25日、この是正を反映させて今年度の賃金を5号俸上位、月額約4万円アップさせて支払いました。 これらによって、定昇は完全実施となり、定昇停止の理由とされていた組合員計839件の訓告処分も事実上撤回したことになります。
みなさまの長きにわたる温かいご支援により、大きな前進を勝ち取ることができましたこと、心より感謝申し上げます。
5.1三多摩メーデー
最高裁宛ての団体署名・個人署名実施中
JAL契約制雇い止め争議
団体署名の方針を出してから僅か2週間で348団体から御協力頂きました団体署名は4月10日の最高裁要請時に第1回目として提出しました。
現在、団体署名に加え個人署名も実施しています。
毎月の要請時に提出いたしますので引き続き、皆様のご協力をお願いいたします。
24日は客室乗務員連絡会(内航・外航の客室乗務員で情報交換など行っている航空連の専門部)が最高裁要請行動を行いました。
また、26日に行われた総行動では会社に対し「早急なパワハラへの謝罪と職場復帰についての団体交渉の開催」を求めた要請書の提出(日東整、不当解雇と共に)では、会社は代表者をビル内に一歩も入れさせず、本社の外でのやり取りとなり非常識な対応に各代表者から強い批判が出される結果となりました。
4.12最高裁要請
「5・29総行動」の昼メーン行動成功に向け総力!
明治乳業争議団
都労委命令を間近に控える明治乳業争議団は、一気に全面解決への道筋を切り拓く決意で、会社包囲を連続的に強めています。
(株)明治→みずほ本店(宣伝と要請行動)→明治HDへの、三カ所宣伝を定例化し明治の異常企業体質を告発。「人権を守れない企業には、食の安全も守れない」ことを鮮明にし、争議解決への決断を迫っています。また、明治HD包囲では「4・26東京争議団総行動」の最終メーン行動に続き、「5・29全労連・東京地評総行動」の昼メーン行動を頂きました。
争議団は、「5・29」を大きく成功させ、6月株主総会を節目に解決への突破口を切り拓く決意で、独自オルグも配置し奮闘しています。重ねてのご支援を訴えます。
4.26東京争議団総行動 明治HD社前
さいたま地裁(損害賠償請求訴訟)判決
高裁へ控訴
矢田部過労死裁判
3月28日、さいたま地裁で行われた矢田部過労死(損害賠償)裁判の判決で、レンタルビデオ店「リバティー」(株)クォークに対し、慰謝料として、120万円の支払い命令がありました。
判決は、クォークの労働環境について、「長時間かつ不規則勤務が常態化し、過重労働が続いた」と認定しながら、過重労働と暁則さんの死因については、退社から半年たっていることから「先天的な要因が原因」と不当な推論を展開し、東京高裁判決をそのまま追認するという不当なものでした。
この判決の検証を行った結果、判決には過労死基準の労働実態を認めつつ、因果関係を否定する不当なものであるとし、高裁に控訴し判決を委ねることを決定しました。
みなさんの引き続くご支援をお願いします。
なお、4月29日には、「支援する会」の総会を行い東京高裁(損害賠償訴訟)、最高裁(労災認定訴訟)ともに総力をあげて、勝利判決を勝ちとる運動を強めていくことを確認しました。
総会で支援の決意を述べる越労連・山田議長
田畑和子争議再雇用拒否に伴う思想差別・名誉毀損事件
再雇用拒否田畑和子争議
1996年3月、都教委の再雇用拒否に端を発したこの裁判は、今、3次訴訟として中神校長と都教委を被告に、文化祭の生徒作成掲示物「南京大虐殺」に関わる思想差別及び「生徒の自殺隠蔽」等に関わる名誉毀損を争っています。5月13日には午後2時から3時半まで東京地裁615法廷にて原告の証人尋問が行われます。この名誉毀損は2次訴訟で中神校長が提出した陳述書の中から特にひどい二文を選んだのですが、「学年編成」は訴訟遂行上全く必要ないのに中神氏が作り話を記述したもので、彼は「元生徒が原告がすばらしい先生であると陳述書に書いたので、そうではないと言いたかった 」と原告を痛めつけるのが目的であると明かしています。
人事院判定35人未決定
全厚生闘争団・東京
4月19日人事院前にて要求行動を行い、その後人事院内において人事院担当者に対して要請行動を行いました。
翌20日、全労連会館で決起集会を行い、加藤弁護士から人事院判定についての分析報告、全労連根本副議、JAL客乗原告団内田団長、自治労連山口副委員長の連帯挨拶がありました。
人事院判定は秋田(3人)、大阪(1人)以外決定していませんので予断は許せません。
5・15霞ヶ関大行動では14時〜14時30分の間、厚労省前抗議行動を行います。5・29総行動では11時25分〜11時50分の間ですので参加支援お願いします。
4.20決起集会!
東京争議団総行動
120名の仲間結集、争議解決を訴える
NTT木下解雇争議
4・26に行われた東京争議団総行動・NTT持株会社前には、120名の仲間の結集を頂き争議を解決させよと、NTTに迫りました。
泉東京争議団事務局次長の主催者挨拶からはじまり3名の方に連帯の挨拶を頂きました。
集会途中で斉藤東京争議団副議長をはじめ当該の木下さんを含め5名の要請団でNTTとの要請に臨みました。NTTは「あなた方の主張はそんなところですか」と無責任な対応で、職業病の加害責任の追及には一切こたえようとはしませんでした。そんなNTTの対応に怒り込め、解決するまでは継続して何度でも行動を展開する旨を告げました。
社前集会、要請行動にお集まり頂いた皆様に改めてお礼申し上げます。
4・26NTT持株会社前行動
撮影部存続と陳さんの配転、社長の団交出席を強く要求
スタジオ・イースター争議
4月17日、第9回団交にて原告猪鹿倉さんが所属していた撮影部存続と原告陳さんの撮影部配転を強く要求しました。
その際、会社から就業規則と給与規定の変更に対して組合の意見を求められました。4月22日、団交にて、上記案件での社長の団交出席を強く要求し、就業規則と給与規定の変更に対する意見書を提出しました。 4月26日、就業規則と給与規定が変更され、裁量労働制の廃止、フレックス制(月単位の労働時間管理)、週休2日制(ただし祝祭日は出勤、夏季休暇の廃止)、5月1日より全社員の厚生年金加入、労働条件通知書の提示等が施行されました。労働条件通知書では、理由もなく多くの社員の賃金が減額され、「固定残業手当」なるものが月一定時間分支給され、基本給の大幅な減額となり、認められない旨を伝えました。1日の拘束時間も30分伸び9・5時間となりました。この2カ月で10名以上が退社しており、団交でこれら不利益変更と変更内容の不明点を強く訴え、継続協議していきます。
次回、弁論準備は、5月17日(金)11時から、地裁13階民事11部です。
立証計画を提出
日東整争議団
第7回裁判は弁論準備を行い、立証計画を原告と被告が提出しました。
原告側は第一に日航と日東整の支配従属関係、第二にJALECにおいて日東整整備士の需要、第三に不当労働行為、第四に日東整労組を嫌悪して排除したことを示す文書の真正、第五に事業譲渡、第六に日東整労組の労務対策立案者に対する尋問です。
被告側は証人申請予定として、事業譲渡について日東整の最後の社長とJALECの企画財務部長、慰謝料請求に関しては検討するとしました。次回5月30日の裁判までに正式に証人申請を提出します。
4・26東京争議団総行動の日航本社前行動に、135名と多くの方の参加をありがとうございました。
裁判後に報告をする小林弁護士
全国の血液センター派遣切り裁判と共に
日赤/スタッフ派遣争議
メーデー(5月1日)は、なんと日赤創立記念日。そして当該の誕生日です!この5月で3年8か月目の解雇争議に突入します。
就業中より「違法派遣の解消」や「日赤の劣悪な職場環境」への働きかけを派遣先元にし、次第に日赤の労組や他団体と繋がりを持ちました。当該と同様に全国で闘う血液センター派遣切り裁判原告らも日赤から「違法状態に遭ってその労働者を一掃された」「都合が悪くなって契約を切られた」等、人道支援団体とは思えないやり方で人の職(使命)・生活・誇りを奪われました。働く者の権利も“前提”にあるはずです。
疲弊している職員たち、不安定雇用、違法状態で働く現場の職員やメンバー。日赤の支援を受ける国民や世界の人々が安心して“職員に任務を任せられる”という思いを込めた争議です。
4・26総行動・日赤本社前シュプレ
4・26 行動
新国へ全面解決を強く要請
新国立劇場合唱団員解雇争議
4月26日、新国前の抗議行動で、争議32年となるNTT職業病解雇で闘う争議団副議長の木下孝子さんが「バッハは『音楽は言葉を越えた魂と魂のコミュニケーション』と説いている。一日も早い解決を」と新国財団に届けとばかりの主催者挨拶を行いました。
要請では、小関守・争議団議長が、田栗浩・財団総務課長に対し「なぜ争議になったかを真摯に考えてほしい。10年前法律解釈の過ちで争議になったが、『音楽家は労働者』と最高裁で認められた。試聴会実施は国際的に見ても違和感があり、八重樫節子さんが立ち上がらざるをえない要因となった。八重樫さんの労苦を考え、解決の誠意として損害の金額を考えるべき。愛される国立劇場として争議を収拾するべきである」と強く訴えました。
4・26東京争議団総行動 新国立劇場前
最高裁要請行動を重点に
杉並区立図書館雇い止め解雇争議
1審2審全面敗訴で最高裁で逆転勝訴することは並大抵のことではありませんが、杉並区の後付け、しかも虚偽主張を認めて、雇い止めは憲法第14条の平等取扱に違反しないと判示した高裁判決は容認してはならないとの思いで、昨年8月9日に上告してから9か月になります。
最高裁での決定は早く、私と同じ昨年7月に高裁判決があった知人は昨年12月上旬に却下となりました。
高裁判決の破棄・見直しを求めて、昨年の12月から始めた最高裁前宣伝及び最高裁要請は、5月10日の争議団の共同宣伝・共同要請を入れて7回目となり、5月30日には単独での宣伝・要請行動を予定しております。
最高裁前宣伝行動
東京争議団サポーターの広場
4月26日の東京争議団の総行動にはサポーターから10名が参加しました。
横断幕、組合旗を持ったり、ビラを配ったり、交通整理などしました。
これからは5月15日の首切り自由は許さない大行動、5月29日は全労連総行動等があります。一人でも多くの参加を!
首切り自由は許さない!
5・15
裁判所包囲霞ヶ関行動
5・29
全労連・地評
争議支援総行動
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼再雇用拒否田畑和子争議
原告にとって最後の尋問になるかも知れません。5月13日14時、地裁615号。ご多忙中とは思いますが、傍聴支援をお願いします。
▼明治乳業争議団
命令交付を間近に審査課長が交代。要請行動を継続し、なんとしても救済命令を確実にと奮闘中です。次回の要請、5月15日(水)、午後3時30分〜34階審問室予定。
▼日東整争議団
5月21日18時30分〜大田区生活センターで決起集会。5月30日14時〜民事36部で第8回裁判。6月5日11時半〜有楽町JALプラザ宣伝。
▼日赤/スタッフ派遣争議
5月16(金)9時〜東京地裁前宣伝行動(約30分間)・10時〜民事11部(13階)弁論準備・終わり次第報告会<数名傍聴できます>ご支援よろしくお願い申し上げます。
▼スタジオイースター争議
5月17日(金)午前11時より地裁13階民事11部。今後ともご支援ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。
▼新国立劇場合唱団員解雇争議
5月18日(土)午後1時〜音楽ユニオン結成30周年記念シンポジウム「日本の音楽界の今をみつめる」西新宿・芸能花伝舎1−1。同19日(日)午後1時〜新国前宣伝行動。
▼松蔭学園教職員組合
全面勝利解決報告集会を行います。皆さん、是非ご参加ください。5月31日(金)18時半よりエデュカス(JR市ヶ谷駅より徒歩7分、地下鉄有楽町線麹町駅より徒歩2分)
▼NTT木下解雇争議
早期解決をめざし奮闘中、今年も夏季物販で好評の小豆島手延べそうめんを販売します。2Kg2,500円で贈答用にもご利用頂けます。よろしくお願いします。
====東京争議団予定===
六月
一四13:00三役会議(東京労働会館5階)
一五13:00全体会議(東京労働会館5階)
17:00ニュース発送作業
七月
一二13:00三役会議(東京労働会館5階)
一三13:00全体会議(東京労働会館5階)
17:00ニュース発送作業
===行動予定===
五月
一三14:00田畑再雇用拒否裁判 地裁615号法廷
17:305・15首切りを許さない裁判所包囲行動記者会見 厚労省記者クラブ
一四13:00明治HD前宣伝、14:30みずほ本店宣伝、要請、17:00メトロ東陽町駅宣伝
一五11:00JAL原告団国土交通省抗議要請行動
11:305・15裁判所包囲霞ヶ関行動・個人請願行動
12:005・15裁判所包囲霞ヶ関行動裁判所前行動
14:00JAL原告団・全厚生闘争団・JAL契約制雇止め争議・日東整争議団厚生労働省前抗議要請行動
15:30明乳 都労委要請 34階審問
一六09:00日赤/スタッフ地裁前宣伝
10:00日赤/スタッフ地裁13階11部
11:00司法総行動実行委員会地評会議室
12:00日航都労委認定取り消し裁判 東京地裁前宣伝
13:30日航都労委認定取り消し裁判 地裁527号
12:00〜東京地裁前宣伝
16:00鶴川和解協議高裁民事4部16階
一七11:00スタジオ/イースター地裁13階
一八13:00音楽ユニオンシンポジウム 芸能花伝舎1ー1
一九13:00新国立劇場前宣伝
二一08:00東京争議団共同宣伝都庁前
08:30日東整日航本社前宣伝
18:30日東整争議団決起集会 大田区生活センター
二三11:00日東整争議団/地裁前宣伝
11:30日東整地裁要請(署名提出)
12:30JAL不当解雇/高裁前宣伝
14:30日航乗員控訴審 101法廷
二四10:30労働委員会対策会議 出版労連
二五15:00吉田さん勝利解決を祝い、新加盟争議歓迎会 東京労働会館5階
二七17:30鶴川担任解任 都労委調査
二九終 日5・29全労連・東京地評争議支援総行動
三〇12:30日東整 地裁前宣伝
14:00日東整 地裁13階36部
三一12:30JAL不当解雇/高裁前宣伝
14:30日航客乗員控訴審 101法廷
18:30松蔭闘争全面勝利解決報告集会エデュカス
六月
〇四18:30国際人権活動日本委員会 第3回幹事会 地評6階応接室
〇五08:30東京争議団共同宣伝地裁高裁前
11:30日東整有楽町JALプラザ前宣伝
〇六18:00第38回全国公害被害者総行動 日比谷公会堂など
10:00東京争議団共同最高裁要請
12:00第38回全国公害被害者総行動
一〇18:305・15総括会議京橋区民館
一一13:00明治HD前宣伝、14:30みずほ本店宣伝、要請、17:00メトロ東陽町駅宣伝
一四08:00東京争議団共同宣伝最高裁前
10:00東京争議団共同最高裁要請
一八08:00東京争議団共同宣伝都庁前