東京争議団ニュース第252/2012年5月19日
50周年レセプション 熱気あふれるつどいに!
5月11日には広島、名古屋からの方を含め争議団ОB、弁護士、組合関係者等々総計250名のつどいとなりました。参加の皆さん、メッセージ、カンパを寄せていただいた皆さん、ありがとうございました。これからもよろしく!
レセプションの最後、壇上に揃った現役争議団
中野さん新しい職場に初出勤
八千代銀行解雇争議
出勤前に会社のあるビルの入口で元気にガッツポーズをする中野さん 5/2
鑑定書・意見書と共に準備書面を提出しました
矢田部過労死裁判
レンタルビデオ店「リバティー」は、労基法・労安法を無視し、過酷で過重な労働を暁則に強要し、暁則を過労死させました。これに対し、「リバティー」を経営する(株)クォークは弁論で、1、暁則の労働と死亡の因果関係はない。2、仮に因果関係があったにせよ暁則が退職し、3か月間休養しているので疲労は回復していたはず。3、死因は暁則の脳動脈に先天的な奇形があった可能性がある4、労働による死は存在しない。等と無責任な主張を繰り返し行ってきました。
「リバティー」の主張に対し、先の弁論で1、暁則の労働の実態と疲労・過労に関する鑑定書。2、新宮医師と民医連の医師団による暁則の労働を医学的に検証した意見書を提出し、具体的な立証を進めてきました。
今回の弁論(4月25日)で、弁護団から準備書面を提出しました。鑑定書・意見書と共に「リバティー」の労働安全配慮義務違反を認めさせる大切な立証であり主張となります。そして、早ければ本年中に判決が出される状況にあります。みなさんのご支援をおねがいします。
食の安全と争議解決を迫る
6・19明治HD大包囲行動!
明治乳業争議団
都労委命令を目前に控える明治乳業争議団は、6月下旬予定の親会社「明治HD」株主総会を節目に、全面解決への道筋を切り拓く決意で奮闘中です。
第一は、都労委に対する救済命令を求める要請行動の継続。第二は、牛乳や粉ミルクの放射能汚染に対する、(株)明治と親会社「明治HD」の異常な対応を告発し、社会的に包囲する闘いです。
私たちは、(株)明治が独自の放射能汚染検査を行い、「数値を公表して製品の選択権を消費者に保障」することを要求しています。6月19
日には、農水省、厚労省、消費者庁、文科省に行政指導を求める要請行動を行い、夕方から「明治HD大包囲デモ」を予定します(詳細は別紙)。重要局面での半日行動へのご支援を心からお願いします。
明治乳業支援共闘会議による厚労省要請 4月16日
高裁判決は6月28日
新国立劇場合唱団員解雇争議
4月17日、東京高裁424号法廷で、斉藤隆裁判長より、新国争議の判決は6月28日(木)13時15分からと、言い渡されました。28日は、判決言い渡しの後、弁護士会館にて報告集会を開催する予定です。
また、5月4日から三日間、FIM(国際音楽家連盟)の執行委員会が開かれ、出席した音楽ユニオンの篠原猛代表運営委員は、昨年来の新国争議への国際的な連帯に対し、謝意を表しました。それは、昨年のFIMによる「オーケストラ内の再オーディションに関する勧告」と、この勧告が新国立劇場合唱団にも適用されるとした「FIM声明」が音楽議員連盟などの会議などでも取り上げられ、新国運営財団による「試聴会」の不当性を関係各方面に対し広く知らせる効果が絶大であったためです。
引き続き、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
ビックバンドに乗って歌う八重樫さん5/11
「立番裁判」は今秋判決へ
鶴川高校教職員組合
4月18日、「立番裁判」の証人尋問は、50名を超える支援のみなさんに駆けつけていただき、熱気に溢れる法廷となりました。
松山委員長は、「立番」がいかに教師本来の業務から逸脱した非道なものだったのか、余すところなく堂々たる証言を行いました。
被告学園証人に対しては、裁判官から「立番を命じて先生方に負担を強いず、警備会社に依頼できなかったのか」「原告が立番の時間を、生徒指導や教材研究にあてたいという気持ちは分かるか」など、組合の主張を補強する内容とも言える質問が投げかけられ、学園側証人は合理性のない返答に終始しました。
いよいよ今秋、判決が出される見通しとなっています。
担任はずし事件都労委調査に組合員全員集合 5/10
本社前、空港、有楽町で旺盛に独自宣伝
日東整争議団
4月27日に行われた第25回東京争議団総行動で、日東整争議団の天王洲アイル日本航空本社前での宣伝、要請行動に45団体、150名以上の方にお集まりいただき、行動が成功したことに厚く御礼申し上げます。
日本航空側は、総務部の委託先であるJALサンライトという会社の対応で、ガードマンを立たせ建物の中に入れない酷いものでしたが、要請団の強い訴えで要請書は受け取りました。
5月31日には全労連・東京地評の争議支援総行動があり、再度支援を要請をしていますが、日東整争議団も5月14日に裁判が始まり、空港宣伝、有楽町JALプラザ前宣伝と独自に運動を展開して行きますので、ご支援とご協力をお願いします。
不誠実団交を続ける三菱製紙子会社
浪速通運争議
最高裁の判断により解雇無効が確定して会社側の不当解雇が明らかになり、その後3回の団体交渉を終えましたが、いまだに組合員4名に対して「謝罪」をおこなわず、また全港湾に対しても団交拒否という不当労働行為に対する「謝罪」をせず、そして現職復帰をさせようとしない不誠実な対応を続けております。
4・27に行った東京争議団総行動の際、三菱製紙へ要請書を渡したが、その時の要請書に対する回答を浪速通運がおこない、親会社との関連性を認める対応をしておき、それでいて「三菱製紙は関係ありません」などとふざけた対応です。
次回6月8日に団交を行いますが、今後の対応しだいでは親会社三菱製紙を巻き込んだ大きな争議に発展せざるを得なくなるかもしれません。
4.27東京争議団総行動、三菱製紙前
森委員長への退職金、不当な差別額を提示
松蔭学園教職員組合
4月20日に、3月末で定年退職した森委員長の自宅へ学園から退職金計算書が送りつけられてきました。森さんは1996年に最高裁による解雇無効の判決確定で職場に復帰しました。ところが、退職金計算書では職場復帰してからの16年間分のみの金額を提示してきました。退職金計算書には勤続38年と明記してあるのです。本来の額の三分の一にしかなりません。
そもそも、この退職金差別問題は既に2月に中労委から命令交付された第三次賃金差別事件で不当労働行為と明確に指摘されています。学園側はこれを不服として行政訴訟を起こし、4月23日には第1回目の法廷が開かれました。行政訴訟と共に、森委員長退職金差別についても私たちは差別是正を求めて闘います。
継続雇用制度で労使協定締結
C&S・日本ファンド争議
4月27日東京争議団総行動では、WF社前での行動に多数の参加をいただきありがとうございました。
2012春闘ではWFを除いて、C&S、日本ファンドについては賃上げ、一時金交渉が4月20日に妥結調印。また昨年末からの継続審議となっていた「継続雇用制度」について、「希望者全員の再雇用」をすることで労使協定を結びました。
また、C&S(新浦安)に勤務している日本ファンド籍の組合員について、会社からC&Sへの転籍提案が出され、従来の労働条件を引き継ぐ内容で、4月2日付けで転籍に同意、C&S社への採用となりました。
こうした中で4月25日に行われた第2回中労委調査では、労使双方が争議解決に向けた和解の努力をするという確認が行われました。 次回期日は6月5日10時30分です。引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。
4/27東京争議団総行動中野坂上WF社前行動
間接雇用の悪用を許さない
日赤/スタッフ派遣争議
日本赤十字社とスタッフサービス(SS)は、職業安定法44条を長年にわたり違反して来ました。両社の法違反は、本人が失職してすぐの労働局申告で、厚生労働省や各労働局から明らかにされています。労働局調査により、日赤は違法状態においていた在職中の派遣社員10名を直接雇用に転換し、他は適正な処遇に改めました。その後も日赤はその都度是正するようになりました。 SSにおいても本人の自己申告により、取引先である沢山の派遣先との是正を行って来ました。しかし申告した当の本人は失職から2年8か月経っても復帰できないままです。間接雇用の悪用を象徴する本件。依然、争点整理段階です。
厚生労働省へ要請
全厚生闘争団・東京
全厚生闘争団は、4月18日厚生労働省前要求行動をおこない、その後厚生労働省に解雇の撤回を求めて要請を行いました。
また、4月27日には、東京争議団の争議支援総行動の中で厚生労働省前要求行動を行い、その後東京争議団として初めて厚生労働省への要請を行いました。要請には、東京争議団の小関議長、斉藤副議長、東京国公の植松事務局長、全厚生闘争団の伊藤・國枝が参加し、旧社保庁職員の不当解雇撤回等を求めました。しかし、厚労省側は「厚労省は解雇回避努力を尽くしてきた。厚労省自ら撤回や処分の取り消しはない」との回答に終始し、解雇撤回への進展はなく、今後も話し合いを続けることを約束して要請を終わりました。
100名の仲間の結集で争議解決を訴える
NTT木下解雇争議
4・27に行われた東京争議団総行動・NTT持株会社前には、小雨が降りしきるあいにくの天候にもかかわらず、100名の仲間の結集を頂きました。社前集会、要請行動で、何としても争議を解決させよと、NTTに迫りました。 また、改めて木下争議を検証し、新たに闘いを構築しNTTに対し争議の解決を迫ろうと、パンフを発行しました。
そして闘いの一環として頸腕シンポジウムを開催し、その中で、木下闘争の本質を解明し、司法判断の誤りと電電公社―NTTが職業病患者に与えた犯罪的行為を明らかにしていきたいと思います。
多くの方が支援共闘会議のシンポジウムにご参加頂けるようよろしくお願い致します。
4月27日総行動 NTT前
東京争議団総行動の最高裁宛10万名署名で
逆転判決を!!
加茂暁星非常勤講師解雇争議
2月に東京高裁で出された判決は、新潟地裁での一審判決を根底から覆したもので、到底納得のいくものではありませんでした。
もしこの控訴審判決がそのまま残ることになれば、私たち2名の原告のみならず、全国の非常勤・非正規労働者は、たとえどんなにそれまで長期間にわたって雇用が継続していても、また業務内容が正職員と同等であっても、期限が終了すれば使用者の意のままにクビを切られても何も言えないことになります。これは近年の非正規労働者に対する雇用環境改善の流れに逆行するだけでなく、労働者の使い捨てを助長する言語道断の判断といえるものです。
私たちは最高裁に上告し、現在最高裁宛ての10万名署名にも取り組んでいるところです。全国のみなさんの声を集約して、なんとしても逆転勝利判決を得るべくがんばっていますので、これまで以上のご支援ご協力をお願いいたします。
総行動の一環として豊島区教委へ要請
再雇用拒否田畑和子争議
4月25日、豊島区教委へ要請を行いました。今回は係長2名が出席、前回と異なり一応聞く姿勢を見せました。こちらは、小関議長、寺島事務局長をはじめ争議団の皆様プラス「究明する会」のメンバー。
要請@は、当時の成田室長の発言「いろいろな状況から考えて私の責任でやった」「材料には公式以外のことも含めた」に基づき、“田畑教諭の再雇用拒否は都教委制定の「再雇用設置要綱」違反であり、区教委の恣意によることは明白”と責任を取るよう要求。
要請Aは、拒否理由3件の真偽の調査を求めました。「古いことだから分からない」と渋る区教委に、小関議長が「それがあなたの職責ですよ。」と諭す一幕もあり、1か月後の回答が待たれます。
支える会第4回総会のお知らせ
キャノン争議
2009年6月、東京地裁に提訴したその日に「キヤノン非正規労働者組合を支える会」を結成して、早くも3年が経とうとしています。
この間、非正規労働者に対する数多くの不当判決が続くなか、多くの方々に支えられ、ひるむこと無く闘うことが出来ました。そして、その結果、4月12日の都労委でキヤノンとの和解交渉開始に繋がりました。キヤノン争議はいよいよ重要局面を迎えています。
会員として原告団の争議を支えて下さっているみなさん、また、すべての争議勝利を目指して共に闘っているみなさん、お忙しいかと思いますが、キヤノン争議を勝利させるために、「キヤノン非正規労働者組合を支える会」第4回総会に、ぜひご参加下さい。
総行動で、東京支社前で要請行動
ダイワハウスパワハラ解雇争議
4月27日東京争議団総行動で、東京支社前で要請行動を行いました。あいにくの雨の中でしたが、新潟からの参加者6名と東京の仲間30名で要請行動を展開し、最後に「吉田さんを職場に戻せ」「パワハラを謝罪せよ」「最後まで闘うぞ!」のシュプレヒコールを響かせました。
その後の行動にも参加し、東京高裁・地裁前での抗議行動にも参加しました。
4/27 大和ハウス社前行動
第83回メーデー、出店にご協力ありがとうございました
全労連・東京地評
5・31争議支援総行動
ご支援よろしくお願いします
夏季カタログ販売にご協力を!
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼キャノン争議
6月3日13:30〜大田区消費者生活センターにて、支える会の第4回総会を行います。どなたでも参加できます。ご支援をよろしくお願いします。
▼NTT木下解雇争議
6月9日(土)にSKプラザ地下集会室において支援共闘会議総会(13:00〜)、引き続き頸腕シンポジウム(14:30〜)を開催します。多くの皆様の参加をよろしくお願いします。
▼明治乳業争議団
(株)明治を相手に新たな訴訟。関東支社に在籍した食品一般ユニオン組合員が、パワハラ、損害賠償などで提訴。(次回期日6月6日、 10時30分、617号法廷)。
▼日東整争議団
6月11日、昼12時〜有楽町電気ビルJALプラザ前宣伝行動へのご支援、ご協力をお願いします。
▼新国立劇場合唱団員解雇争議
高裁判決は、6月28日(木)13時15分、424号法廷です。7月4日(水)支援集会、文京スカイホール【お詫び】去る4月25日の「私の好きなうたU」コンサートは、八重樫さんが急病のため中止となり、申し訳ございませんでした。
▼日赤/スタッフ派遣争議
7月6日(金)10時〜東京地裁前宣伝行動(約40分間)・11時〜民事11部(13階)弁論準備・報告会
数名傍聴できます。ご支援よろしくお願い申し上げます。
▼再雇用拒否田畑和子争議
提出した文書提出命令の結果が未だ届かないので、裁判が中断したままです。しばしの休暇を楽しんでいるような気分です。どん底の日が待ち構えているかも知れないのに……。
====東京争議団予定===
六月
一五13:00三役会議(東京労働会館5階)
一六13:00全体会(東京労働会館5階)
16:00ニュース発送作業
七月
一三13:00三役会議(東京労働会館5階)
一四13:00全体会(東京労働会館5階)
16:00ニュース発送作業
===行動予定===
五月
二一12:00日東整有楽町JALプラザ前宣伝
16:00明治乳業 都労委要請
二二18:30裁労会議 地評5階
二四10:50矢田部過労死事件 さいたま地裁前宣伝
11:30矢田部過労死事件 埼玉地裁105号法廷
二五13:30首都圏建設アスベスト 横浜地裁判決
19:00八千代銀行解決報告集会 エデュカス
二八11:00キヤノン 都労委調査
三一 終日5・31全労連・東京地評争議支援総行動
六月
〇一16:00新国立劇場前宣伝
〇二12:30全明連総会宣伝 ホテルグランドパレス
〇三13:30キヤノン支える会第4回総会 大田区消費者生活センター
〇四13:10松蔭 地裁527号法廷
〇五10:30C&S労組 中労委調査
〇五〜〇六 全国公害被害者第37回総行動デー
12:00デモ行進 霞門
18:00総決起集会 日比谷公会堂
〇九13:00NTT木下争議支援共闘会議第7回総会 SKプラザ地下集会室
14:30頚腕シンポジュウム SKプラザ地下集会室
13:30出版情報関連ユニオン結成10周年シンポジウム&パーティ
一一10:30キヤノン 地裁527号法廷、進行協議
12:00日東整 有楽町JALプラザ前宣伝
一二8:00竃セ治、9:45みずほ京橋支店
11:00明治HD宣伝
一三13:10食品一般ユニオンパワハラ事件 地裁606号法廷
18:45「スタジオ・イースター闘争支援共闘会議」結成総会 阿佐ヶ谷地域センター
一九18:30明治HD本社包囲デモ 日比谷公園中幸門集合
二一13:10鶴川第3次賃金事件証人調べ 地裁立川支部 101号法廷
二三13:00国民大集会 明治公園
二八9:00明治HD株主総会宣伝(ザ・プリンス パークタワー東京)芝公園
13:15新国立劇場合唱団員解雇事件 高裁判決424号法廷
三○13:306・30国公法弾圧事件シンポジウム 星陵会館2階ホール
七月
〇四18:30新国立争議支援集会 文京スカイホール
〇六11:00日赤/スタッフサービス派遣雇止め地裁11部 13階
一一16:30鶴川立ち番 地裁立川支部?