東京争議団ニュース第211/2008年10月11日
ぎっしり満員の傍聴者 寺島さんが証言
28年の不当労働行為の全面解決につながる判決を
松蔭学園教職員組合
9月8日の証人調べには60名以上の方に傍聴していただき、大変励まされました。ありがとうございました。また、法廷に入って頂けなかった皆さんにはお詫び申し上げます。
昨年8月中労委の賃金差別是正命令を学園が不服として地裁に提訴。しかし、学園側は証人を立てることができませんでした。
組合側証人の寺島さんは「組合結成以来28年間続いてきた不当労働行為の全面解決につながるような、中労委命令を維持する明快な判決を出してほしい」という思いを込め証言しました。学園側の反対尋問は、おざなりで短時間で終わりましたが、裁判官の質問からは、書面を良く読んでいることが伝わってきました。
当日傍聴した卒業生達も「これからもまた必要な時は、いつでも声をかけて下さい」と応援を約束してくれています。
次回には判決日指定
次回には、判決日が指定される予定です。今後は公正な判決を目指す運動に取り組みます。一層のご支援よろしく御願いします。
有明コロシアム大宣伝AIGは解雇撤回せよ
AIGスター生命争議団
AIGが国内生保の売却を発表した4日、有明コロシアムテニス会場では解雇撤回を求める旗が林立、そろいのゼッケンもまぶしく輝き、横断幕も3カ所に設置。和太鼓演奏、解雇撤回の歌、挨拶の合間に流れる音楽も秋晴れに良く調和してコロシアムに訪れる方々の目を引きました。
「ビラは無理だよ」との声もありましたが、約80名の参加者の気迫で2000枚を配布できました。
AIGは、スター生命も売却する方針です。
職場の組合員はこの日も休日出勤して対応に備えてました。経営の失敗は必ず弱い立場の労働者にしわ寄せされます。経営に、きちんとものが言える組合の存在が重要です。
何処に売却されても、諦めず最後まで頑張ります。行動参加の皆様、ありがとうございました。
AIGは従業員との約束守り解雇を撤回せよ
明治乳業と明治製菓経営統合前の争議解決を迫る
明治乳業争議団
最高裁と都労委を攻勢的に闘いながら、来春に向けて全面解決への道筋をめざして頑張っている明治乳業争議団に、新たな契機となる状況が生まれています。
それは、乳業界トップ企業の明治乳業と菓子業界2位の明治製菓が、来年4月をめどに経営統合し、共同持株会社「明治ホールディングス株式会社」を設立することです。
これは、国内市場の縮小傾向の中での競争激化や、国際的な原材料の高騰など、厳しくなる経営環境を経営統合による規模拡大で乗り切り、売上高1兆円を超える国際的にも有数の「食と健康」企業グループへの飛躍を狙ってのものです。
明治乳業争議団と支援共闘会議は、この機会を長期争議全面解決への好機と位置付け、「経営統合前に長期にわたる労働争議の全面解決を!」の要求を鮮明にし、明治乳業はもちろんのこと、明治製菓および双方の筆頭株主である「みずほ銀行」に対して、集中的な宣伝・要請行動を行っているところです。
特に、今秋の重要行動と位置付けて奮闘している「みずほ全国150支店宣伝・要請行動」と、全労連争議支援総行動での「
明治製菓本社前」 最終メーン行動の成功は決定的に重要です。重要局面を迎えての諸行動へのご協力をお願いします。
食の安心・安全を求める農水省要請行動
十一月三日の学校前宣伝に 大きなご支援を!
立教女学院嘱託職員争議
9月23日(祝・火)に立教女学院の宗教的指導者である日本聖公会フェスティバルが開催された立教女学院前で、朝から学校前宣伝を行いました。
祝日にもかかわらず、東京争議団や埼玉県高等学校教職員組合はじめ多数のご参加を頂きありがとうございました。
立教女学院卒業生として恥ずかしい、おわびします
日本聖公会信者や立教女学院の卒業生が多数参加したフェスティバル会場前で、チラシを取り、初めて争議を知り驚いている人、中には、「(立教女学院が)こんな事をして恥ずかしい。卒業生としてお詫びします。」と話しかけて下さった方もいました。
立教女学院は、今回の「嘱託職員解雇事件」の事実、裁判の状況などを学校内の教職員にほとんど報告していません。将来、社会にでて行く学生達を育てる学校という教育現場で、労働者の使い捨て、労働者の権利を奪ったこの事件を当の教職員が知らなくて良いはずはありません。今後も11月3日(祝)の文化祭、11月21日の全労連総行動など立教女学院前での宣伝行動を計画しています。宣伝運動へのご支援・ご参加をお願いします。
三鷹台駅前での宣伝 学生に手渡す清野さん
10月28日 緊急社前要請行動ご参加・ご支援を!
一橋出版マイスタッフ加藤争議
11月11日(木)10時からの第8回都労委和解協議に先立ち、緊急の一橋出版社前行動を10月28日(12:15〜)に実施します。
前回までの都労委和解協議に正対しない一橋経営に対して、争議解決を迫る行動です。ご参加、ご支援をお願いします。
「派遣」という間接雇用は、経営者の雇用責任をあいまいにし大きな社会問題になっています。
非正規雇用のまん延は、すべての労働者の権利を際限なく剥奪していきます。行き着く先が貧困か過労死しか選択肢のない働き方は今すぐ止めなければなりません。
一橋出版の理不尽とたたかう争議を勝利させるため、寄ってたかって大きな支援をお願いします。
一橋出版は、加藤さんを職場に戻せ
組合員差別をやめさせるため
一日も早く公正な中労委命令を
福祉保育労たんぽぽ保育園分会
菅原良次理事長・園長による組合掲示板の一方的撤去をはじめとする数々の不当労働行為に対し、都労委は明確な事実認定を行いました。
未だに都労委命令を履行せず組合攻撃、組合員差別を行っている菅原理事長の不当労働行為をやめさせ、保育園の運営を正常化する必要があります。中労委の命令は、組合のこれからの闘いに強く影響するものであり、一日も早い公正な命令が出されることを望んでいます。
組合員の再雇用拒否、クラス担任はずし、職員会議、行事や保育からの排除、未組員との分断などのない明るい保育園づくりをめざしています。中労委・勝利命令の獲得に向け引き続きご支援をお願い致します。
鉄運機構は解決に向け主体的責任を果たせ
全動労争議団
7月14日の東京高裁・南裁判長は、双方に裁判外での解決に向けた話合いを提案、翌15日、この裁判長の提案を受ける形で、冬柴国土交通大臣(当時)が、解決のために積極的に努力することを表明し、約3ケ月が経過しました。
この間、南裁判長を介して双方の代理人との話合いが行なわれてきましたが、鉄道運輸機構側は、あくまで、極めて低い金額で押え込もうと、頑迷な態度を取り続けています。
このため、9月24日行なわれた鉄建公団訴訟で南裁判長は、12月24日に結審することを決めました。判決は、年度末が予想されています。 このような訴訟指揮をとりながらも、南裁判長は、引き続き、話合い解決を働きかけていくことを表明しました。
鉄道運輸機構は、9月18日に行なった4者・4団体との要請行動の中で、「支払わなければならないものであれば支払う。そのための根拠が必要。根拠は司法の判断や政治からの働きかけなどである。裁判所が積極的に仲介の労をとってくれることを望んでいる」と、相変わらず主体的に判断をしようとしていません。
政局は未だ不透明な状況が続きそうですが、南裁判長の提案、国土交通大臣の態度表明は、今後のたたかいの中でも公的発言として守らせ、解決につなげていく決意です。
最高裁上告理由書で
旭川学力テスト最高裁判決を引用
再雇用拒否田畑和子争議
7月11日「上告理由書」と「上告受理申し立て理由書」を提出しました。
その中の「旭川学力テスト最高裁判決への違背」で、同判決が「子どもの教育は子どもの個人・人格としての成長発達をめざすものであって、国や行政がその支配的機能によって、都合のよい国民をつくりだすものであってはならない」と判示していること、そして「子どもの教育が、教師と子どもとの間の直接の人格的接触を通じて行われなければならないという本質的要請に照らし、教師にある程度自由な裁量が認められなければならない」と説いていることから、校長が田畑教諭の授業を「好ましからざるもの」として豊島区教委へ報告した行為は、憲法23条の要請する「教師の自由な裁量」を侵害するもので違法性の重大さは明らかであると論述しました。
引き続き、最高裁への上申書を集約中。ご協力をお願いしたく、用紙がなければ送ります由連絡ください。(03−3991−3727 田畑)
学園は確定した高裁判決を
否定する主張を展開
鶴川高校教職員組合
第2次賃金裁判(確定した第1次賃金裁判以降の定昇停止・手当削減の是正を求める)において、学園は争うと言いながら争点すら明らかにしていませんでした。
ようやく出された書面では、自ら第1次裁判で確定させたはずの事実を否定し、賃金削減の「合理性」を主張しています。また、計画繰り延べを繰り返した校舎建て替えを97億円を投じて行うことにしたとし、125億円の内部留保資金はその為のものであると主張しました。
10月20日には中労委で具体的な和解協議となります。学園財政も教育も私物化する百瀬理事長は、断罪されなければなりません。
引き続きのご支援をお願いします。
UOBが「解決」を望んでいるのであれば
組合案で協定すべきです
UOB銀行鈴木争議
再び、団体交渉を開催
2008年9月3日の団体交渉で労使合意ができた鈴木争議ですが、「協定書作成」の為の団体交渉を開始しました。(前代未聞の事ではないでしょうか?)
銀行側代理人嘉納弁護士の作成した長文の「協定書案」には、「名誉毀損・秘密保持・債務の放棄」など組合が譲歩出来ない内容が山ほど含まれていました。
10月2日の団体交渉で、銀行側が「組合の協定書案」を採用しましたが、「債務の放棄」条項について未だに労使の合意が出来ず、協定書は作成出来ていません。
解決できないような問題をなげかけ、組合が合意出来ない状況を作り出している銀行の態度は許せません。
「名ばかり管理職」裁判
次回は地裁で弁論
東和システム争議団
コンピュータ業界の(株)東和システムでは、経営参画の機会なし、人事管理の権限なし、勤務時間管理されている管理職、いわゆる「名ばかり管理職」を「管理監督者」として残業代を支払っていません。
9月16日東京地裁で原告側証言で「管理監督者」でない実態を明らかにしました。
次回は弁論です。
・日時10日27日(月)16時 30分より
・法廷 東京地裁5階 517号
傍聴支援をお願い致します。
高裁の公正判決を求める
団体署名に大きなご支援を
新国立劇場合唱団員解雇争議
9・10争議支援総行動の高裁要請では、元合唱団員・八重樫さんの新国立劇場合唱団での働き方・働かされ方の実態が労働者であることを、また、9月11日の最高裁要請では口頭弁論の開催を、強く訴えました。
また、高裁の担当部署は、第15民事部、次回期日は11月12日(水)午後1時15分からとなりました。
音楽家ユニオンは、高裁への公正判決を求める団体署名活動に取り組むことを決め、支援団体の名簿づくりを早急に準備し、支援の輪がさらに広がるよう、呼びかけることとしました。
よろしくお願い致します。
日鉄鉱業は25回目の敗訴判決受ける
全国じん肺連絡会議
9月24日、西日本石炭じん肺第2次訴訟で、福岡地裁は、日鉄鉱業の責任を断罪する判決を出しました。日鉄鉱業は、25回目の敗訴です。
判決では、8ヶ月しか日鉄鉱業で働いたことのない原告に対しても、「被告(日鉄鉱業)は、和解を拒否して責任の所在を強く争うにもかかわらず、……具体的な主張立証をしないから、原告らに対し、その責任の一部または全部を免れることはできない」としました。
就労が短い場合は、責任を減額することがこれまでは多かったのですが、裁判所は日鉄鉱業が理由もなく争い続けることに怒りをもって、全額責任を認めたのだと思われます。
日鉄鉱業は判決に従え
翌日の本社交渉などでの日鉄鉱業の態度は相変わらずで、翌日には控訴をしたのですが、日鉄鉱業をまた一歩追い詰めた判決だと考えています。引き続きご支援をお願いします。
東京争議団に争議解決カンパ
東芝の職場を明るくする会の石川要二郎会長は、4月に解決した96名の東芝差別是正争議への支援にお礼を述べ、勝利解決カンパを東京争議団へ贈り渡部副議長が受け取りました。
11・21全労連・東京地評争議支援総行動
ご参加、ご支援をお願い申し上げます。
各争議組合、争議団の近況報告
▼新国立劇場合唱団員解雇争議
高裁は11月12日(水)13時15分、808号法廷(変更)。公正判決を求める署名活動に、ご支援・ご協力を!
▼松蔭学園教職員組合
28年にわたる争議解決にご支援を!
次回日程11月26日(水)10時半?
606号法廷、判決日指定の予定。
▼全動労争議団
22年目にして切り開いた解決局面、全面解決に結実させるため10・24中央大集会の成功を!
組合旗やノボリを持って、ご参加を!
▼明治乳業争議団
明治製菓との経営統合(来年4月)前の争議解決を求め、筆頭株主「 みずほ全国150支店」
宣伝・要請行動へのご支援を!!
▼全国じん肺連絡会
10月20日(月)キャラバン集結報告集会(四谷区民ホール)、請願署名のほうも取組みをお願い致します。
▼立教女学院嘱託職員争議
立教女学院文化祭の11月3日(月・祝)
11時から、井の頭線三鷹台駅前北口での宣伝行動に、ご支援をお願いします。
▼AIGスター生命争議団
AIGは、AIGスター生命売却方針。10月10日中労委命令後12回目の
団交で、全従業員の雇用確保と解雇問題の早期解決を提案。
▼一橋出版MS・加藤解雇争議
争議解決めざして、社会的包囲の運動を強めます。平田社長宛て抗議ファックスにもご協力をお願いします。
▼ 電算労・東和システム争議団
名ばかり管理職問題で残業代支払を求める東京地裁では、証人尋問を終了。
次回は弁論。(10/27 16:30〜 517号法廷)
▼ ネッスル日本労組団
団交拒否・島田支部判決が11月12日(水)高裁812号、13時30分から。霞ヶ浦支部事件判決は11月19日、13時15分から。
次回は弁論。(10/27 16:30〜 517号法廷)
====東京争議団予定===
十一月
〇七 13:00三役会議(東京地評5F)
〇八 13:00全体会議(東京地評5F)
17:00ニュース発送作業
十二月
〇八 13:00三役会議(東京地評5F)
一三 13:00第四七回総会ラパスホール
二〇 14:00ニュース発送作業
〇九年
一月
一七 13:00全体会議(東京地評5F)
18:00新春旗開き ラパスホール
=====諸行動予定=====
十月
一二10:00品川国鉄祭り 戸越公園
一四08:30一橋MS 一橋社前朝ビラ
13:30明乳全国事件・都労委
15:30東京美装 地裁508号
18:30練馬国鉄問題学集会 土建会館
一五13:15国労採用差別裁判 103法廷
18:3010・24中央集会準備会 SKプラザ地下会議室
一六08:301047共同宣伝・鉄運機構前
一七08:20一橋MS 荻窪宣伝&要請
18:30東京北部国鉄集会・豊島勤福
一九10:00東京労連定期大会 日本教育会館
13:00豊島区労協定期大会 ラパスホール
二〇13:30鶴川高校 中労委調査
17:30明乳 東陽町駅頭宣伝
12:00じん肺キャラバン行動 厚労省前
18:30じん肺キャラバン報告集会 四谷区民ホール
二一08:00東京争議団・都庁前共同宣伝
09:3011・21全労連争議支援総行動統一オルグ・全労連
12:00じん肺国会請願デモ日比谷霞門
17:002第二回実行委員会全労連会館
二二08:00東京争議団・最高裁前共同宣伝
15:00メレス黒田裁判・地裁13F19部
二三08:301047・東京争議団裁判所前宣伝
08:30一橋MS 一橋社前朝ビラ
11:00全動労鉄運機構 高裁808号
二四12:00明治製菓本社前(京橋)宣伝
13:30みずほ本店前(内幸町)宣伝
18:30国鉄闘争勝利中央大集会 日比谷野外音楽堂
二六10:00国鉄団結祭り 亀戸中央公園
二七16:30東和システム 地裁517号
二八12:15一橋出版 緊急社前要請行動
三〇08:20メレスグリオ 渋谷本社前宣伝
08:301047共同宣伝 裁判所前
10:00鉄運機構訴訟控訴審101法廷
18:30一橋MS支える会第5回総会「あうるすぽっと」東池袋
十一月
〇三11:00立教女学院前宣伝 井の頭線三鷹台駅北口
〇四08:00国鉄闘争 1の日宣伝 新宿西口
12:00鉄運機構新橋管理部
09:3011・21全労連争議支援総行動統一オルグ・全労連
17:0011・21第3回実行委員会
〇五09:00東京争議団・中労委前共同宣伝
14:00建設アスベスト地裁103号
〇六08:301047・東京争議団裁判所前宣伝
一一08:30一橋MS朝ビラ
10:00一橋MS都労委調査
一四18:30じん肺支援連絡会議地評5階
一七10:30立教女学院 地裁528号
二〇12:30明乳全国事件・都労委
二一終日 全労連争議支援総行動
二六08:301047・東京争議団裁判所前宣伝
10:30松蔭学園 地裁606号
明乳臨時株主総会
16:00鶴川高校 地裁八王子支部
二七08:00国民救援会・最高裁要請
二八08:20一橋MS荻窪宣伝
09:30MIC総行動一橋社前
08:30(一橋社前〜)MIC総行動