東京争議団ニュース第419/2026年5月9日


第3回口頭弁論で争点を明確にする主張!
全 国 税不当分限免職事件

 全国税組合員の原口さんの不当分限免職撤回裁判の第3回口頭弁論が4月16日に開かれ、原告側は被告国側の主張への反論を行いました。配転可能性の検討不足、D評価の不当性、障害特性に応じた合理的配慮の欠如などを柱に、争点を明確にする主張をしました。
 裁判は争点整理の進行協議後に法廷に移って口頭弁論を行なう形で進められており、報告集会で弁護団より状況が報告されました。
 原口さんは、上司のパワハラを窓口相談したことを機にD評価とされており、その解明のため入職時からD評価に至るまで4年6カ月の間の人事評価記録の提出を国に対し求めています。記録に関する国側の説明には疑問があり、6月25日の第4回期日で国がどう回答するのか注目されます。
 支援する会では、4月20日から東京国税局前で早朝宣伝を開始しました。今後は定例化し、国税当局への働きかけを強めていきます。引き続き裁判傍聴と支援をお願いいたします。


4/16 全国税 不当分限免職取消裁判 報告集会(中央が原口さん)


60年続く対立抗争。明乳争議闘いの原点!
明治乳業争議団

 都労委申立から41年が経過する明乳争議。この1年余の期日外指揮で和解に向けた攻防を重ね、6月株主総会を節目に全面解決を確実にする闘いを展開中です。改めて争議の原点に遡り60年余の会社との対立抗争を確認してみます。
 1960年代、食生活洋風化の中で乳業大手は大型工場の新設を競って進めますが、一方で企業間競争激化等を理由に、変則勤務拡大等過密労働を背景に大幅「人員削減」を強行。当然ながら、申立人ら在籍の全国主要工場では身体・仕事を守る労働組合活動が高揚し、地域の労働運動や民主運動とも連帯し各地で大きく前進します。
 危機感を強めた会社は、大企業労働運動の右傾化に暗躍する日本政治経済研究所や極東情報など、「旧統一教会」の政治組織である「国際勝共連合」とつながる反共労務屋組織と各工場の労務担当を結びつけ、反共を旗印に「インフォーマル組織」を一気に結成。昇給・昇格や仕事差別など、人権侵害の限りを尽くし労組乗っ取りを強行したのが原点です。
 争議団は、この60年を超える対立抗争全体の終結をめざし最後まで頑張ります。


4/16 明治HD前 第112次座り込み 支援で歌う大熊さん


都労委命令に従わず学園なおも再審査申立!
フェリシア高校教職員組合

 3月30日、東京都労働委員会から渡辺組合員の再雇用拒否について勝利命令が交付されました。命令は、再雇用拒否を不当労働行為と認定し、賃金相当額の支払いと職場復帰、ポストノーティスを命じました。
 都労委は「(再雇用拒否理由の)懲戒処分は、再雇用拒否の口実であり、組合員であるが故の不利益取扱い・組合を弱体化させる支配介入に当たる」と判断したのです。
 この命令により、学園が行った組合員5名への再雇用拒否はすべて違法と判断されました。組合はこの命令を契機に全面解決を図るよう求めましたが、学園は中労委へ再審査申立を行いました。
 違法と判断されてもなお争議を続けることは、保護者納付金と私学助成金によって成り立つ学園財政から多大な支出をともなうものであり、健全な学校運営の姿に反します。私たちは一日も早い解決の決断を求め続けます。




「新守る会」に引き続きのご支援をお願いします!
東京国際福祉専門学校事件

 組合は争議解決の報告・周知と、労働争議や運動への連帯を続けています。
 4月は、明乳、JAL、コープみらい、帝京長岡、東京国税局、古川橋病院、日赤病院の各事件への傍聴支援や宣伝行動、大崎事件の会総会に参加し連帯しました。
 争議解決から2年を経過し、「新守る会」はおかげさまで3年目に入りました。7月5日(日)15時〜17時には西久保コミュニティセンターで、第3回総会を開催します。また、新年度になりますので、会員継続もお願いしております。
 争議解決後も、新守る会の活動を通して、卒業生や労働者の仲間と、連帯や交流や学びを広げられています。是非、今後も、知恵と力と財政的なご支援をお願いいたします。


東京高裁大法廷埋め尽くす!
7月10日判決!
帝京長岡高校職組

 4月20日、東京高裁101号大法廷(高裁で最も広い法廷)で口頭弁論が開かれ、98席の傍聴席が新潟からの参加者、私教連、全教、東京争議団など、支援者で埋め尽くされました。法廷に入れず外で待機する人もいました。
 法廷では、土屋俊幸弁護士と吉田教諭が意見陳述をしました。説得力をもって裁判官に訴えかけ、予定の時間をオーバーしましたが、裁判官は制止しませんでした。口頭弁論は1回で終了、原告側が申請した3人(卒業生2人と吉田教諭)の証人は採用されず結審し、判決は7月10日11時に同じ101号大法廷と決まりました。また満杯にできるよう、ご協力お願いいたします。
 その後の報告集会では、参加した弁護士から「長々と時間をかけて双方からの書面を何通も出させ、大法廷の使用まで認めて、裁判官が控訴棄却の判決を書くのかというのが率直な感想」等の前向きな評価もありました。
 判決日までやれることはやり切るため、早急に「裁判官への要請ハガキ」に取り組みます。今一度、皆さまのお力をお貸しください。


4/20 裁判報告集会で挨拶する吉田先生


文書提出の申立に裁判所がインカメラ手続実施
公共一般SC事件

 これまで組合側は、都側に対し能力実証をどう図ったのかわかる証拠を明らかにするように求めてきましたが、都側は「都での勤務実績がない新規応募者との公平性が保てないから」などと、頑なに証拠提出を拒否し続けてきました。
 組合側は、「能力実証」の実態を明らかにするため、「@公募面接の流れや質問例を記した書類」「A合否の判定基準を記した書面」
「B令和6年度SC選考面接評定票」「C会計年度任用職員業績評価書」の、4つの文書の提出命令を裁判所に申し立てました。
 このことについて、4月16日裁判所から、インカメラ手続きを実施する旨の連絡がきました。インカメラ手続とは、裁判官だけが都側の証拠を見て、開示の可否を判断する手続き、とのことです。
 いつ裁判所が都側の証拠を見るのか時期は不明ですが、事態が少し前に進みました。今後、インカメラを実施し、仮に裁判所が正式に証拠として提出するよう都側に求めた場合、都側から異議申し立てが出される可能性があります。その際は次回期日が再調整となり、異議申し立ての取り扱い自体は高等裁判所に移るとのことです。次回期日をめぐり変更など生じたら改めてご案内する予定です。
 引き続きのご支援をよろしくお願いします。


編集部記事
中労委労働者委員候補2名の任命実現を

 東京争議団から特別幹事を出している「全国労働委員会対策会議(構成団体:全労連・純中立労組懇・MIC)」の2026年度総会が4月24日に開催されました。
 今回は、2年に一度の中労委労働者委員改選(39期、27年2月任命)に向けた取り組みが行われる年度となります。現状は労働者委員15名のうち14名が連合所属で、連合以外は医労連の三浦さん一人です。
 対策会議では、連合以外の全労連、全労協、純中立労組懇、そうした上部組織に加盟していない様々な労連・労組がある中で、15名中14名の労働者委員が連合所属という構成はバランスを欠き、公平・公正な任命となっていないとして、連合以外2名の労働者委員の実現を目指します。今回推薦する2名は、現三浦労働者委員に加え、新聞労連の東海林さん(元新聞労連中央執行委員長・MIC議長)です。
 新たに候補者となった東海林さんは「労働委員会を労働者の頼りになる役立つ組織にしていきたい。候補者となった以上、任命されるためにどこへでも出向いていって頑張ります」と力強くその決意を述べました。
 5月からは2名実現に向けた団体署名が始まります。争議団も含め、各労組の支部や分会レベルまで署名を広げましょう。


4/24 新たに候補者となった東海林さん(右)、再選を目指す三浦さん(左)


東京争議団サポーター広場
5月1日、メーデー 雨の中に8千人
5月3日、憲法集会 多様な参加者5万人

サポーター 寺島 やえ

5月1日

雨で中心が島のようで困った。

デモ行進は中止。仲間たちと写真を撮って解散!

5月3日

一人参加の人、架空の団体旗、手作りプラカードが目立ちました。  


各争議組合、争議団の要請

▼明治乳業争議
 第113次「社前座り込み行動」=京橋エドグラン前 5月18日・19日 12時〜13時
  =41年争議の集大成、正念場の闘いにご支援を!
▼公共一般SC事件
 6月18日(木)11:00〜 東京地裁806号法廷
 勝利させる会:会費1口1000円。大募集中。詳細は公共一般まで(03−5395-5255)
▼全国税不当分限免職事件
 6月25日(木)14:00 第4回口頭弁論 709号法廷
▼東京国際福祉専門学校教職員組合
 7月5日15:00〜、新東京国際福祉専門学校を守る会第3回総会
 新守る会にご入会(新規・継続)下さい!活動費のカンパをお願いします
 大好評支援物販つけもの(500円)購入希望の方はご連絡下さい。tiwc.union@gmail.com
▼帝京長岡高校職員労働組合
 7月10日(金)11時 判決 101号大法廷
 前回のように満杯にできるよう、ご協力をお願いします。


5・27(水)終日
全労連・東京地評 争議支援総行動!

争議解決に向け、みなさんのご支援・ご協力をお願いいたします!


====東京争議団予定===

六月
 〇五13:00 三役会議
 〇六13:00 発送作業・全体会議
七月
 〇三13:00 三役会議
 〇四13:00 発送作業・全体会議 


===行動予定===

五月
 十一14:00帝京長岡高校解雇事件 中労委 調査
 十三09:30全労連・東京地評「5・27争議支援総行動」第2次オルグ
 十六12:00明乳戸田工場前宣伝
 十八12:00明乳113次座り込み@ 京橋エドグラン前
 十九12:00明乳113次座り込みA 京橋エドグラン前
 二七 終日 全労連・東京地評「5・27争議支援総行動」
六月
 十八11:00公共一般SC雇止め事件 東京地裁806号法廷
 二十14:00コープみらい及川労災事件 支援する会総会 さいたま共済会館
二五14:00全国税原口分限免職事件 東京地裁709法廷 弁論
七月
 〇五15:00新東京国際福祉専門学校を守る会 第3回総会 西久保コミュニティセンター
  十11:00帝京長岡高校解雇事件 東京高裁101大法廷「判決」


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