東京争議団ニュース第333/2019年2月2日


社前「座り込み」行動解決まで継続の決意!
明治乳業争議団

 明乳争議団は、地裁不当判決を控訴審(高裁第21民事部 中西茂裁判長)で闘うと同時に、異常企業体質を包囲する運動に総力を挙げ、高裁で解決局面を切り拓く決意で団結し、「継続は力」を合言葉に新春から奮闘しています。
 会社役員宅(6名)訪問を今年も新年早々に実施し、決断を求める要請書を渡し争議団の決意を伝えてきました。
 また、第37次(4年目)となる社前「座り込み」を、新年スタート行動(1月23日)として20団体40名のご支援を頂いて実施し、「解決まで継続」の決意を会社に伝えました。
 強めてきた明治の不祥事・不正行為を告発・包囲する運動が広がる中で、「こんな会社の製品は、買わない・食べない」の声が多く寄せられています。
 私たちは、「食の安全」を求める消費者の声を会社に突きつけ、必ず解決局面を切り拓く決意です。


社前「座り込み」行動


頑張りますのでご支援をお願いします
帝京長岡高教職組

 昨年の3月から始まった中労委の調査は、12月11日に第5回目が終わりました。 この間、中労委の公益委員から執拗に和解を勧められ、また事件についても理解してもらえず、思うように事が進んでいません。さらには、学園が卒業生やその保護者の陳述書を提出しましたが、その内容は捏造されたものでした。おそらく学園が作成した文書に、卒業生や保護者が署名しただけのものと思われます。嘘の証拠を次々と提出する学園を、改めて恐ろしいと思いました。
 しかし、嘘ばかりが書かれた陳述書ですが、公益委員に事実と異なるということを組合が証明するのには難しい状況です。組合側も、協力してくれる卒業生にお願いして陳述書を書いてもらい真実を明らかにしたいと思います。


帝京長岡高校吉田先生


東京高裁に署名提出します!
東電モラハラ裁判

 東電社内のいじめにより自死に追い込まれた芦澤拓磨君の「労災不支給決定取り消し」と「損害賠償」を求める二つの裁判の控訴審において、公正な判決を求める署名が昨年12月初旬から約2か月間でそれぞれ4、600筆余りが集まりました(平成31年1月26日現在、行政裁判4655筆、民事裁判4605筆)。
 北は北海道から南は鹿児島まで全国津々浦々の皆様により署名が寄せられました。ご協力くださいました皆様に心より感謝申し上げます。
これまでに集まった署名を第一弾として、1月30日に東京高裁に提出いたします。2月にそれぞれの控訴審の第3回の弁論が予定されておりますが、2月結審はないと見込まれます。
 引き続き、署名活動を推進しますので、どうぞご支援の程、よろしくお願いします。


拓馬君の遺影の前に供えられた署名綴り


2・20都労委第1回調査にご支援を!!
鶴川高校教職員組合

 27年勤続の常勤講師解雇撤回について、東京地裁提訴に続き、12月18日、都労委へも救済申立を行いました。2月20日に第1回調査が行われます。
 地裁提訴と都労委救済申立後の12月28日、百瀬和男理事長は組合員を呼び出して事実無根の難癖をつけて「始末書」を出すよう迫り、3学期から授業を外しました。
 この解雇に至る背景には、年間100回団交申入をしても団体交渉は3回しか行わず、都労委命令後も担任顧問外しを続け、立ち番判決によって損害賠償支払い後も入学式・卒業式をはじめすべての行事の任務分担から排除され続けるという不当労働行為が継続していることがあります。
 法廷闘争と結合しながら、教育が共同の営みであることを壊そうとする力と対峙する運動を強めます。


総会で報告の森本先生


クラシテは社会正義を実現せよ!
 建交労ダイワードユニオン分会

 団体交渉で経営側(日本社宅サービス株式会社)はクラシテの退職者減少に向けた改善に取り組むと宣言しました。しかし、成果主義への不満、無理な業績等の押し付けが退職増の原因だと考えることが出来ていません。従って、会社が良い方向に改まる動きが無く、今期も正社員から二桁を超える退職者が出る模様です。 日本社宅サービス株式会社が親会社になって10年間、毎月何人もの採用と退職が繰り返された時期もあり、若手社員の管理職登用、パワハラの増加、メンタルヘルス罹患者の増加と、ブラック企業と化していました。その無理な経営施策の影響は色濃く残っており、実際は出来る社員ほど退職する会社になっています。クラシテ経営者は、その実情を真摯に反省し、公平な人事制度には、成果主義賃金が不要であると肝に銘じなければなりません。


12/23 発言する秋元さん


あの空に帰りたい
 JAL不当解雇撤回争議団 白井 佳代子

 子供の頃、私は空を飛びたいと思っていた。「スチュワーデス」を職業に選んだのも当然の成り行きだったのかもしれない。だが、仕事となれば飛んでいるだけでいい筈もなく、保安要員として安全に対する責任は重く、機内での業務はかなりの重労働だった。でも仕事は楽しかったので多少きつくても気づいた時には終わっている。お客様からの「ありがとう」の一言にも救われた。安全に快適にという任務を果たしたという充実感を覚え、疲れも一気に吹き飛んだ。結婚しても出産してもここで働き続けたいと思うようになった
 入社して三十一年、辞めたいと思ったことは一度もない。経営破綻を機にJALは希望退職に応じなかった乗員、客室乗務員165人を理不尽にも整理解雇した。私はあの空に帰りたい。あの空に帰るため諦めずに闘い抜きたい、仲間と共に。


東京争議団サポーターの広場
皆さん、宜しく

元・日東航空整備争議団 佐藤 二郎

 今期から東京争議団サポーターの世話人となりましたので宜しくお願いします。現在サポーターとして登録されている方は50名前後ですが、日常的に東京争議団の取り組みや行事に参加が出来ている方は6〜7名で、何とか10名以上に伸ばしサポート体制を強化したいと思います。
 最近の争議の現状は、一人や女性だけだったりと過去と大きく変わってきています。更に首都圏以外の争議が東京高裁や最高裁、中労委で闘う状況が生まれております。
 このような争議の方たちが十分に闘えるように、裁判傍聴や社前行動などをサポートするのが東京争議団の重要な役割だとサポーターとしても認識しております。定期総会、新春のつどい、夏季合宿(サマー・レク)、中央メーデー会場での飲食類の物販などで人手が必要な場面をサポートしております。
 サポーターが企画する取り組みでは、桜の季節の花見会や都内や近郊の景勝地散策、争議団OBを講師とした学習会などがありますが、このような企画は東京争議団に結集している多くの方たちの交流と懇親が深まるようにサポートして行きたいと思います。



昼休みにはタンゴバンド演奏、シャンソンを楽しみました。


総会終了後、サポーター会議を開催


12月23日の第57回東京争議団総会には7名の来賓の方はじめ、77名が参加。
土浦日大高校教職組の砂岡さんからはカンパを戴きました。!


各争議組合、争議団の要請・近況報告

▼明治乳業争議団
 異常企業体質の告発包囲運動に総力。
 2月の京橋エドグラン前「座り込み」行動にご協力・ご支援を! = 2月21日(木)12時〜13時、よろしくお願いします。
▼東電モラハラ
 行政訴訟第3回弁論:2月6日(水) 高裁101号民事訴訟第3回弁論:2月27日(水)15時〜高裁809号 引き続きご支援宜しくお願いします。
▼帝京長岡高校教職員組合
 2月13日(水)15時〜 第6回中労委調査があります。ぜひ傍聴支援をお願いします。
▼鶴川高校教職員組合
 地裁のほかに新たに都労委が始まります。
 2月20日(水)17時〜都労委第1回調査 都庁38階
 2月27日(水)16時半〜常勤解雇第2回口頭弁論 東京地裁527号法廷


====東京争議団予定===

三月
 〇一13:00三役会議
 〇二13:00発送作業・全体会議

四月
 〇五13:00三役会議
 〇六13:00発送作業・全体会議


===行動予定===

二月
〇四13:30エミレーツ航空 中労委調査
  18:30エミレーツ航空決起集会 大田区産業プラザ
〇六08:00東京争議団共同宣伝裁判所
  15:00東電モラハラ労災認定行政 訴訟高裁101号
十〇15:30東京地評との懇談会
  17:00東京争議団新春の集 ラパスホール
十三15:00帝京長岡中労委調査
十八   国際人権活動幹事会
十九18:30裁・労対策東京会議 東京地評会議室
二〇08:00東京争議団共同宣伝中労委
  17:00鶴川都労委調査都庁38F
二一12:00明乳京橋エドグラン座込み
二六18:30JAL不当解雇撤回国民共闘第9回総会 文京区民センター3F
二七15:00東電モラハラ民事訴訟 高裁809号法廷
  16:30鶴川常勤解雇地裁527号
二八18:00JAL争議都内6ヶ所 駅頭宣伝
  18:30ノーモア・ミナマタ原告団&大気公害調停申請人団をはげます交流と連帯の夕べ ラパスホール


東京争議団のホームページへ戻る