東京争議団ニュース第327/2018年8月4日
勝利和解
はちみつ労組分会解雇争議
いつもたくさんのご支援有難うございます。サクラハチミツ労組の鈴木でございます。
7月17日第10回東京地裁での審理・和解協議が行われ、そのなかで本件が和解となりました。
この5月に裁判所から和解勧告があり、今般で、被告会社側とは和解となりました皆さまの長い間のご支援、有難うございました。
和解までの経緯・和解内容については「秘密条項」があるので、具体的内容の説明は、避けさせて頂きます。
最初の裁判から約6年が経ちました。被告会社側とは、この裁判で和解となりまして、原告として鈴木 私自身、満足しています。
六年余の裁判での、弁護士の先生方、労働組合、争議団等の皆々さまに感謝を申し上げます。
また、この裁判を担当して下さった裁判官の方々にも感謝申し上げます。
皆さま、有難うございました。
当該のサクラハチミツ労組には、会社とは、労働協約などの取り決めを活かし、当該組合員の労働条件を改善、向上をさせるために、手法としての団体交渉を重ね、頑張って戴きたいと願っています。
では、再見!
鈴木さん(ハチミツ労組)
「7・19院内決起集会」
会場溢れる参加で大成功!
明治乳業争議団
異常企業体質の告発包囲運動に奮闘中の明乳争議団と支援共闘会議は、衆議院第二議員会館で「7・19院内決起集会」を開催。会場の椅子から溢れる参加者で大きく成功しました。
明治の不祥事を国会で追及した山添拓参議員を始め、月刊誌「ZAITEN」で特集を掲載した記者や、各界から明治を厳しく告発する発言が相次ぎ、隠ぺい体質や「利益第一」の異常企業体質がより鮮明になりました。
争議団は成功を力に、判決日が確定(11月29日)した東京地裁を舞台に、再度「和解勧告」を追及する方針を固めて頑張っています。
また、五輪・パラ組織委に明治に関する情報提供を継続し、「労働争議のない健全な企業体質を食材提供契約の前提に」と要請を強めます。
暑い夏、争議団は解決局面をめざし大奮闘です。
ご支援をよろしく。
7月19日院内決起集会で小関団長挨拶
解雇後初の団交に多くの支援
鶴川高校教職員組合
今年3月末、百瀬和男理事長は、常勤講師裁判原告で27年間も契約を更新してきた組合員への解雇を強行しました。
明白な不当労働行為であり、無期転換ルール回避の脱法行為です。組合は度重なる団交申入を行っていますが、3月に1回団体交渉を行ったのみでした。この間50回の団交申入には無応答のまま団交拒否を続けてきました。4ヶ月が経過した7月24日、解雇後始めての団体交渉が行われました。
撤回を求めて支援に集まった方は50名を超え、千葉私教連・栃木私教連・町田市内の中学校の先生らから「学校という場は人権を教える場であるにもかかわらず、労働者への死刑判決に等しい解雇が理事会での協議もなされずに行われたことは、許されない。早急に解雇撤回を」と次々に訴えがありました。
百瀬和男理事長は不誠実な対応に終始し、今年から教育顧問となった百瀬義貴理事は一言も発言しませんでした。
組合は、一片の道理のない解雇は撤回するしかないと迫りました。
3月31日鶴川短大門前に集結した支援の人たち
いよいよ証人尋問始まる…
傍聴行動への参加を
日本HP雇止め解雇争議
日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下「HP」と略)は、マンパワーグループ株式会社(以下「マンパワー」と略)の雇止めという形をとって、青木さんを2015年4月30日に解雇しました。
これまでの弁論準備で、HPもマンパワーも「青木さんが自ら進んで『派遣』を希望し、数ある派遣会社の中から“自由な意思で”マンパワーを選んだ」などと主張しています。 争点は、@HPが雇用責任を免れるためにマンパワーの「派遣」としたこと、
AマンパワーはHPに協力して青木さんと「派遣契約」を結んだこと、 BHPは一貫して青木さんの「使用者責任」を認めていないことです。
青木さんに対する不当な解雇を撤回させるために裁判の傍聴をお願いします。
5雇止め解雇を闘う青木さん
控訴審の日程決定!
傍聴支援お願いします
東電モラハラ裁判
東京電力(株)山梨支店駒橋制御所における職場内でのいじめを苦に自殺した芦澤拓磨君の行政裁判について、東京高等裁判所での控訴審第1回口頭弁論の期日が決定しました。
平成30年8月29日(水)15時から、東京高裁101号法廷で行われます。
傍聴席が98席もある大法廷に加え、地元山梨からは遠距離にあるため、傍聴者確保に苦慮しております。つきましては、都内近郊の皆様の多数の傍聴によりご支援をよろしくお願い申し上げます。裁判の冒頭、拓磨君の母親であるひとみさんより、
拓磨君への思いや甲府地裁判決の問題点などを口頭意見陳述します。皆様のお力添えを重ねてお願い申し上げます。
なお、東電らを相手取った損害賠償請求裁判の第1回口頭弁論は、10月17日(水)15時から予定されております。
芦沢琢磨さん
8月29日11時25分、不当解雇撤回裁判判決
土浦日大教職員組合
係争中であった不当解雇撤回裁判の判決が8月29日にあります。
7月18日に予定されていた判決が延期になりました。判決については、解雇無効の勝訴判決が確実に出るとは思います。判決の中身に裁判官がどれだけ踏み込んでいただけるかにかかっています。
これを機に学園に解雇撤回を認めさせ、パワハラをさせない職場復帰を勝ち取りたいと考えています。
判決後には、学園要請、記者会見、裁判判決結果を皆さんにお知らせする土浦駅前でのニュース配布と宣伝活動を予定しています。また、事件解決を求める要請ハガキを佐藤豊理事長の自宅あてに贈ることも考えています。
ご参加、ご協力をお願い致します。
都の和解案出るもへだたり大
7/23スト決行
公共一般東京都団交拒否CAD解雇事件
和解協議の詰めの段階に入っても都は解決金ゼロ回答に固執し、7月12日の都労委で委員会から都は努力を求められました。都の姿勢は動かなかっため、7月23日のストは決行し、都庁前集会を行いました。
7月24日に都と団交し、都側から和解協定の素案が出ましたが、「解決金ゼロ」をはじめ組合の案とのへだたりが大きく、都側も再検討となりました。7月25日の都労委で、公益委員から8月28日の調査までに案文を詰めるよう、団交の3回設定を求め、ここが大きな山場となります。
あと一歩ですが、民営化されたCAD科を直営に戻すよう迫る運動も強めて行きます。
7月23日 都庁前スト実施
クラシテはパワハラと成果主義を止め
社会の公器たれ!
建交労クラシテ(ダイワード)ユニオン
日本のブラック企業は長時間労働やパワハラで労働者を精神的に追い込むことに特徴があります。これは日本型社会の「助け合い」「和が大事」等の負の面、共同体維持のため集団で人を追い込む社会的体質の現れです。パワハラを行う側は「全体のため」に注意と言う嫌がらせを行い易く、継続し易い環境があります。
過去、クラシテでも労働組合がパワハラだと指摘しても、経営側は「指導教育だ」と言って受け付けず、多くのパワハラ管理職とメンタルヘルス罹患者を出してきました。また、パワハラが一方的に賃下げできる賃金体系と結び付くと、退職者増加に拍車がかかり、クラシテの営業力を更に押下げる「負の力」となります。クラシテには、パワハラ撲滅と社員が生活できる水準に給与を引き上げることが絶対に必要です。
クラシテは社会の公器たれ!
私たちの争議
JAL不当解雇撤回争議団 高橋 範恵
争議は早7年半が過ぎました。解雇裁判は残念ながら敗訴しましたが、諦めきれなかったのは37年間続けた仕事に誇りと自信があったからです。
客室乗務員の仕事は本当にやりがいのある仕事で、多くのお客様と仲間に人として大きく成長させてもらいました。その大好きな仕事を突然奪われて、全てが中途半端な状態です。今はパートをしながら活動を続けています。パートは仕事を時間でしか評価しない。仕事の引継ぎや指導教育もほとんど無く、見様見真似で決まった時間だけ仕事をします。こんな仕事に魅力は感じられません。 JALは5月、争議解決の決断をしました。一人でも多くの被解雇者が職場に戻り、再び活躍しJALの安全運航を支えてほしいと思います。そして、私も客室乗務員の仕事を“解雇”ではなく“退職”したいと思います。
4月27日 高田馬場駅前宣伝
東京争議団サポーターの広場
これからも頑張ります
元日東整備争議団 泉 聖二
日航の親会社責任で雇用を求め、多くの方々の支援で6年闘った日東整争議を終結させて、1年余が過ぎました。私は争議を解決できなかった思いと、6年の闘いの経験を今後に生かす決意で、航空連スカイネットワークの一組合員として、JAL争議やエミレーツ航空争議、そして東京争議団のサポーターとして支援をしてきました。また日東整争議を機に入会した日本国民救援会の会員として、昨年の7月から仙台・北陵クリニックえん罪事件「無実の守大助さんを守る東京の会」の世話人になり、民事・刑事の両面で司法制度を国民の方に向かせるための運動をしています。さらに戦後最悪の安倍政権を退陣させる活動をしていく予定ですので、引き続きみなさんのご協力をお願いします。
サポーターとしてコーヒー販売に参加した泉さん・写真中央
木谷憲子さんを囲んで
争議交流集会を開きました
7月7日にJAL契約制CAの闘いを支援する会の事務局長をされた木谷典子さんにお話しいただきました。現在は外国航空や格安航空の客室乗務員が加入する組合であるジャパン・キャビンクルー・ユニオンの中央執行委員長として活動されています。各社との団交の様子や都労委に申し立てたKLMオランダ航空のソラシドエア、アリタリア・イタリア航空の現状を分かりやすく紹介されました。
前列左から二人目が木谷さん
9月4日(火)司法総行動
「プレ企画」をラパスホールにて開催いたします
皆様のご参加をお願いします
9・22
東京地評争議支援総行動
皆様のご支援、ご協力をお願いします
10月4日(木)
司法総行動
終日行動となります
詳細は次号でお知らせ致します
皆様のご支援、ご参加をお願い致します
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼明治乳業争議団
暑さの厳しい夏ですが、明乳争議団は今が頑張り時です
8月のエドグラン前「座り込み」は20日(月)17時〜18時です。よろしく!
▼CAD
8月28日(火)CAD都労委 10時〜都庁1庁南38階
8月30日(木)CAD地裁 13時10分〜709法廷(判決予定)
▼東電モラハラ裁判
8月29日(水)15時〜 労災認定請求訴訟 高裁101号
10月17日(水)15時〜 東電らへの損害賠償請求裁判 第1回口頭弁論傍聴支援をお願いします
▼土浦日大解雇事件
8月29日11時25分 不当解雇撤回裁判判決、これを機に解雇撤回を勝ち取ります。ご協力を!
▼ヒューレット・パッカード解雇争議団
8月31日(金)10時〜17時 地裁527号法廷 被告・ヒューレット、マンパワー側
9月 5日(水)10時 〜17時 地裁527号法廷 被告と原告(青木さん本人)と組合(地域労組こうとう川村書記長)
▼鶴川高等学校教職員組合
9月6日(木)16:30〜 527号法廷 常勤講師裁判第11回口頭弁論
====東京争議団予定===
九月
〇七13:00三役会議
〇八13:00発送作業・全体会議
十月
〇五10:00三役会議
〇六13:00発送作業・全体会議
===行動予定===
八月
二〇17:00明乳京橋エドグラン座り込
14:00東京地評 権利討論集会第二回実行委員会
二一08:00東京争議団共同宣伝中労委
二二09:00東京地評争議支援総行動第二次統一オルグ
二四10:00関東一高地裁527号
二六〜二七東京争議団サマーレク
二八10:00CAD都労委
二九11:25土浦日大判決水戸地裁土浦支部 判決
13:30関東一高地裁527号
15:00東電モラハラ裁判101号
三〇13:10CAD地裁709号法廷 判決予定
18:30裁判所・労働委員会対策会議地評会議室
三一10:00HP地裁527号証人訊問
九月
〇四18:30司法総行動「プレ企画」ラパスホール(コーヒー販売)
〇五08:00東京争議団共同宣伝裁判所
10:00HP 地裁527号
〇六16:30鶴川地裁527号
十九08:00東京争議団共同宣伝中労委
二十 終日 東京地評争議支援総行動
二一13:30エミレーツ争議 中労委
二五17:00明乳京橋エドグラン座り込
三〇09:00東京地評定期大会墨田リバーサイド(コーヒー販売予定)
十月
〇三08:00東京争議団共同宣伝裁判所
〇四08:30司法総行動(東京争議団は中労委前宣伝からスタート)
〇五15:00帝京長岡中労委
十七08:00東京争議団共同宣伝中労委
15:00東電モラハラ損害賠償請求裁判 高裁809号
二五13:30エミレーツ争議中労委
十一月
〇七08:00東京争議団共同宣伝裁判所
二一08:00東京争議団共同宣伝中労委
二九13:10明乳地裁527号 判決
十二月
〇五08:00東京争議団共同宣伝裁判所