東京争議団ニュース第318/2017年11月4日
いよいよ証人尋問(解雇撤回裁判)へ
土浦日大教職員組合
10月18日裁判で、土浦日本大学学園が行った不法行為・安全配慮義務違反について裁判長に問われた原告代理人は、個人の判断で行ったとしても業務中であるから学園には使用者責任があると答えました。 証人尋問が決定し、平成30年1月24日11時、原告被告双方から証人申請があった石川淳さん、伊藤芳博さん、砂岡さんの順番で行われます。原告のみ申請があった佐藤豊理事長は留保になりました。留保とは3名の証人尋問が証拠として足りない場合は、改めて必要に応じて証人尋問を行います。証人尋問は最後の頃に行われますので裁判も大詰めです。
並行して行われる茨城県労働委員会でも証人尋問が視野に入ってきました。10月11日、事情聴取で学園側には、賞与減額の理由として砂岡がE評価だから、ではなぜE評価なのか、理事会開催や綱紀委員会の上申などの解雇を決定した経緯について説明するよう宿題が出されました。
8・2土浦日大要請パレード
11・28にCAD争議先頭にスト
公共一般東京都団交拒否CAD解雇事件
10・26東京争議団争議支援総行動のスタートは、東京都CAD科講師不当解雇争議の支援で、60人が集まり、都庁前で怒りのシュプレヒコールを上げました。
総行動に先立ち、組合独自のビラ配りを8時から行い、職業訓練CAD科の民間委託違法性と失敗などを訴えました。
10月29日に公共一般労組の大会が開かれ、11月28にCAD争議の中嶋委員長を先頭に組合全体でスト統一行動を行う等の方針を確立しました。
CAD問題を委託の違法性・失敗含め総合的に訴えるパンフレットのパイロット版リーフを作成し、10月28日の多摩能力開発センター(昭島)を皮切りに、全都12の訓練校技能祭での宣伝を開始しました。
10・26東京争議団総行動 都庁前
会社「和解勧告」を拒否。局面打開の運動に総力
明治乳業争議団
明乳事件への中労委命令は、「第5付言」を特記し、「当事者双方の互譲による合意をもって紛争の全面解決を目指すべきことは自明の理である」と解決への道筋を示し、「殊に会社に対して、より大局的見地に立った判断が強く期待されている」と提起したのです。
そして、東京地裁(春名裁判長)も、被告中労委や原告の意向を踏まえ、進行協議(10月2日)において「和解勧告」をしました。
しかし会社は、裁判長の二度に及ぶ和解に向けた意思確認に対し、「応じられない」と頑なに拒否したのです。
これまで会社は、株主総会において「第三者機関の判断に従う」との答弁をしてきたのであり、何らの検討もなく拒否する態度は、自らの公言をも乱暴に否定する大義も道理もないものです。
争議団と支援共闘会議は、断固として抗議すると同時に、異常企業体質の告発運動をさらに強め、解決への局面打開をめざし奮闘する決意です。
10月2日「進行協議期日」
第三回の口頭弁論が開かれました
ハチミツ労組分会解雇事件
全労連・全国一般東京地本サクラハチミツ労組の鈴木は、結成以来の組合敵視政策によって今年4月に再雇用を拒否され、5月東京地裁に提訴し、10月22日第3回口頭弁論が開かれ、この事件での裁判所への主張並びに提出書類も一応終了した事で、裁判もいよいよ中盤に差し掛かかっています。
今後の裁判手続として、弁論準備手続、裁判の山場となる証拠調べ「証人尋問・当事者尋問」へとなります。
これまでの相手方の主張として、「解雇ではなく、雇用契約の更新をしないだけだ」と主張し、事実無根の理由を幾つも述べています。
昨年4月時点で、デッチ上げ理由を挙げて再雇用拒否をしてきたのに対し、合理的に反論したことで、再雇用契約を結んだのは会社自身です。それにもかかわらず、またしても同じ理由をあげてくる会社の神経には驚くばかりであり、裁判も長期戦となる様相です。今後とも皆さんのご支援を宜しく願い致します!
また、先日26日「東京争議団総行動」に参加致しました。100人規模の社前行動は、いつ参加しても熱いものが伝わります。皆さんご苦労様でした。
不当労働行為やめ正常な学校運営を
鶴川高校教職員組合
私たちは最高裁決定を契機に不当労働行為をすべてやめ、生徒の学びの場としての学校運営を回復するよう求めています。この5年半のたたかいの中で、私たちは組合差別是正と平行して学校運営のあり方を改善するよう求めて来ました。「担任外し事件」は05年に百瀬理事長が高校校長を兼務するようになり組合差別ありきの学校運営を推し進めるなかで急速に広がった「荒れ」が原因となって起こったものです。
9月、2名の都議とともに東京都私学部へ。10月文科省要請を行いました。文科省・私学部は、最高裁決定を受け今後どのような学校運営を行うのか、理事会の見解を問うと述べています。
16回目となる司法判断を経て、取り組むべき課題は山積しています。
「常勤講師裁判」とともに、引き続きご支援をお願い致します。
10月2日文科省に要請
会社側書面は日時、担当者不明の記述
日本HP不当解雇事件
10月24日に 東京地裁の12階で弁論準備を行った。
被告側日本HPとマンパワーが提出した文書において原告が過去にこう言ったなどと日時や聞いた担当者名など不明のまま記述している。デタラメ言い逃れが常套手段の被告達は今まで記録が無い、担当者がいないなどと述べていたでは無いか。事実を捻じ曲げようとしている。相変わらず詭弁文書での回答であった。
再度裁判長指示の文書回答がこの有様である。通常個人でこの様な事例では訴訟せずに泣き寝入りが関の山である。今回の様に不退転の意思を持って訴えを起こすと企業側は責任回避の為のらりくらりと時間ばかり引き伸ばし、公判妨害に相当すると思う。
10月26日は 東京争議団総行動だった。
久々の晴天の中日本 HP社前で早期解決と組合加入を訴えました。
要請団が入れないように入口を封鎖していました。 なんと姑息な会社かと呆れてしまいました。
参加人員が今までで最多人数と思います。
参加していただいた皆様、ありがとうございます。ぜひ皆様のご支援ご協力を重ね重ねお願いいたします。
次回は12月14日に地裁13階で裁判があります。
10月26日、日本HP本社前行動
闘いはうたごえと共に
JAL不当解雇撤回争議団 平野千香子
私は争議団で作っているJAL原告団合唱団フェニックスに所属しています。10月9日に、日本のうたごえ全国大会に選出されるための合唱発表会に参加しました。労働組合や支援団体だけでなく、裾野広く、私たちの解雇問題を知っていただくために、「あの空へ帰ろう」はじめ数曲のオリジナル曲を歌ってきました。
発表会の場だけでなく、ある時は街頭で、ある時は学習会の前など、機会あるごとに物販をやりつつ宣伝してきました。「歌声を聴いて涙が出た、感動した、頑張って」という励ましの声も大変私たちを勇気づけてくれます。解雇3兄弟といわれている社保庁の全厚生、ロックアウトのIBMの仲間もそれぞれ自分たちの歌を作っており、11月に開催される日本のうたごえ全国大会で労働者の権利、人間の尊厳、を力いっぱい歌ってくるつもりです。
10月9日 日本のうたごえ祭典東京合唱発表会 筆者は左端
再雇用拒否違法訴訟文書開示の顛末
再雇用拒否田畑和子争議
8月号のニュースで、私が都教委へ文書の開示を求めたことをお伝えした。これは豊島区教委から都教委へ報告した「生徒の転落死亡事故」という重要な文書である。「その後「文書を探すのに時間がかかるから待ってほしい」との連絡があり、8月25日付けで「公文書の全部の開示を決定した」という通知が届いた。意外だった。開示方法は「写しの交付」とあり、出向かねばならない。いつまで待っても連絡がなく、私が都教委へ出向くと、「実は全面開示のものは見つからなかったという手紙を通知の際に入れるのを忘れてしまった」と言う。なんと誠意のないことか。黒塗りのものなら私が既に持っている。私はそれを示しながら開示請求をしたのだ。呆れ返ってものも言えない。
東京争議団サポーターの広場
裁判傍聴に感謝
藤田 淑子
東京外環環状道路(外環)は、練馬から世田谷区までの道路で住民の反対運動で地下トンネルに変更しました。しかし、都や国は地上部にも(外環の2)と称して道路をつくろうとしています。認可取消しの裁判を起こしました。
私は原告として活動しています。地裁では敗訴。9月5日に開かれた高裁の一回目の法廷に東京争議団とサポーターから5人が傍聴に来てくれました。ありがとうございました。とても励まされました。
10月26日の東京争議団総行動にはサポーターより15名が参加し、運転手、司会、横断幕を持ったり、旗を持ったり協力しました。
12月7日は全労連・東京地評の総行動があります。多勢の参加を!
10・26
東京争議団総行動
東京争議団総行動へのご支援・ご協力ありがとうございました
12・7全労連・東京地評争議支援総行動
ご支援宜しくお願い致します
12月17日(日)
東京争議団 第五六回総会
会場=ラパスホール
時間=一〇時より
皆様のご支援ご協力を宜しくお願い致します
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼公共一般東京都団交拒否事件
11月9日(木)13:30CAD地裁709号法廷
15日(水)10:00CAD都労委
28日(火)11:00CAD都庁前集会
☆12月12日のCAD決起集会は1月19日に延期です。
▼明治乳業争議団
和解拒否の会社に断固抗議の社前「座り込み」。
11月14日(火)11時から13時 京橋エドグラン前。
寒い時節ですがご支援をお願いします。
▼鶴川高校教職員組合
常勤講師格差是正裁判に引き続くご支援をお願いします。
11月20日(月)16:00〜第6回口頭弁論 527号法廷
12月14日(木)18:30〜鶴川闘争支援共闘会議総会
町田市民ホール会議室(飲食あり会費1000円)
▼ハチミツ労組分会解雇事件
次回第4回口頭弁論期日 11月28日(火)
東京地裁 611号法廷 午後4時
▼土浦日大高校教職員組合
土浦日大事件も大詰めに!解雇撤回裁判では証人尋問、県労委では解雇手続きの核心へ。11月28日9時30分茨城県労働委員会(茨城県県庁23階)12月21日13:15分高裁717号判決。
1月24日11〜16時 不当解雇撤回裁判・証人尋問(水戸地裁土浦支部)
▼日本HP不当解雇事件
次回12月14日10時 東京地裁13階。ご支援よろしく!
====東京争議団予定===
十二月
〇一13:00三役会議
〇二11:00発送作業・全体会議
一月
十二13:00三役会議
十三13:00発送作業・全体会議
===行動予定===
11月
〇八18:00JAL本社要請
〇九09:30全労連・東京地評争議支援総行動第二次オルグ
13:30CAD地裁709号
17:00全労連・東京地評争議支援総行動第三回実行委員会
18:20繰り返すな冤罪!市民集会 文京区民センター2A
十一12:00権利討論集会ラパスホール (コーヒー販売)
十二10:00東京土建70周年記念イベントよみうりランド(出店)
十四11:00明乳京橋エドグラン座込み
18:30安心して働きたい東京の集い きゅりあん小ホール
十五08:30東京争議団共同宣伝中労委
10:00CAD 都労委
二〇16:00鶴川常勤講師地裁527号
二八09:30土浦日大茨城県労働委員会 県庁23階
11:00CADスト&都庁前行動
16:00ハチミツ労組地裁611号
二九18:00JAL争議全国一斉宣伝
三十11:30外環の2裁判高裁511号
12月
〇四17:30全労連・東京地評争議支援総行動コース責任者会議
〇五11:00JALプラザ座込み
〇六08:00東京争議団共同宣伝裁判所
12:00JAL争議団院内集会
〇七 終日 12・7全労連・東京地評争議支援総行動
十一10:00明乳 地裁527号
十四10:00HP地裁13F
18:00JAL本社要請
18:30鶴川闘争支援共闘会議総会 町田市民ホール
18:30全労連・東京地評争議支援総行動第四回実行委員会
十七10:00東京争議団第五六回総会 ラパスホール
十九12:00明乳京橋エドグラン座込み
二〇08:30東京争議団共同宣伝中労委
16:00鶴川常勤講師地裁527号
2018年
1月
十六12:00明乳京橋エドグラン座込み
十九18:30CAD決起集会ラパスホール
二四11:00土浦日大教組水戸地裁土浦支部
二六18:00明乳争議団旗開き ラパスホール