東京争議団ニュース第276/2014年5月17日
「6・21銀座デ モ」への参加ご協力を!
明治乳業争議団
中労委で都労委不当命令の逆転をめざす明乳争議団は、会社包囲にも全力投球です。特に、牛乳・乳製品などの放射能汚染による低線量内部被爆から、子供たちの命を守る課題は大切です。しかし、(株)明治などは「基準値以下」を理由に、汚染数値の開示を行っていません。
争議団は、「基準値以下でも公表し、その選択権を消費者に保障せよ」の要求を掲げ、企業や各省庁への行動を行ってきました。いま、食の安全と争議解決の要求を掲げ、3回目となる「6・21銀座デモ」(日比谷公園西幸門→数寄屋橋→鍛冶橋→明治HD→水谷公園)を設定し、成功に向け頑張っています。是非、参加ご協力を!
前回の銀座デモ
再度、最高裁に上告棄却撤回を求める
書面を送付!
杉並区立図書館雇止解雇争議
杉並区が上告人岩アさんに行った雇い止め解雇(再任拒否)は,法の下の平等取扱を定めた憲法14条違反であるとして、最高裁に憲法判断を求めた本件上告について、最高裁は上告から1年7か月余が経過した本年3月14日に憲法判断を行わずに「上告棄却」という誤った決定を下しました。
それに対して,岩アさんは「上告棄却は憲法32条で保障された国民の裁判を受ける権利に関わる重大問題であり、誤りを看過できない」と3月28日に最高裁に「上告棄却の撤回」を申し入れしました。
しかしながら、1か月が経過しても何の連絡もないので、岩アさんは4月30日に改めて、14日以内に撤回(撤回できない理由がある場合にはその理由)を求める書面を最高裁宛てに送達しました。
「損賠・控訴審」判決は
事実無視の反社会的不当判決!
矢田部過労死裁判
「損賠・控訴審」判決が4月23日、東京高裁(福田剛久裁判長)で行われました。
判決は、原告の主張をすべて棄却し、一審判決で認定された(株)クォークの安全配慮義務違反を取り消す不当判決を行ないました。
判決内容は、一審判決を上塗りしたに過ぎず、尚且つ、原告が証拠として提出した「医師、研究者の意見書・母親の陳述書」については、「信用することができない。採用することができない」等、事実無視による反社会的な認定判断を行いました。
この不当判決に対し、「原告、弁護団、支援する会」は最高裁に上告し、高裁判決の過ちを正していくことを確認しました。
今後ともみなさんのご支援をお願いいたします。
判決後の報告集会
MIC日本マスコミ文化情報労組会議による
争議支援社前行動を実施
会社から2度目の和解協議要請
スタジオイースター争議
「その後も社員の退社が、続き、スタジオ・イースターの社員は、9人になりました。
4月11日(金)、MIC(日本マスコミ文化情報労組会議)による争議支援社前行動を実施。翌週の14日(月)に会社から昨年10月以来2度目の和解協議の要請があり、現在協議中です。
このため25日(金)の、東京争議団の総行動は中止させていただき、みなさまにはご迷惑おかけしました。
次回第3回和解期日は、5月12日(月)10時00分より東京地裁民事11部(地裁13階)です。
引き続き、みなさまのご支援よろしくお願い申し上げます。
いよいよ証人尋問!
ステートストリート信託銀行争議
ステート・ストリート信託銀行不当配転・不当解雇事件は、いよいよ証人尋問です。会社側証人の意見陳述書には原告がいかに仕事ができなかったかが書き連ねてあります。とても気分の悪いものですが、何クソと尋問の準備に気合が入ります。
週に4日精神科デイケア通いと尋問準備と忙しい日々を送っていますが、無理をしない程度にがんばって証人尋問を迎えたいと思っています。証人尋問の日程です
5月27日(火)10時15分から被告会社人事山川、13時15分から原告本人
6月17日(火)13時15分から産業医田口医師、主治医天笠医師
611号法廷です。傍聴、ご支援をよろしくお願いします。
4月23日の証人尋問で
復職拒否の不当性明らかに!
アメリカンエキスプレス解雇争議
アメックスの復職拒否・「退職扱い」事件は、東京地裁で4月23日、証人尋問が行われ、東京争議団の仲間をはじめ30名が傍聴参加しました。
会社側は当日突然、前日に見つかったなどと新たな証拠を出し、執拗に原告へ質問しましたが、復職可否の判断には関係ないもので、傍聴者から失笑がもれていました。
休職前の原告の仕事が、同じ職場の契約社員の半分以下だったなどという会社の主張に対しては、定型的な業務もそうでないものも1件と数えて、分担業務量を比較することが妥当でないことや、データの照合作業など具体的に反論しました。
尋問を通じ、原告がリワークプログラムを終了し、主治医も会社指定医も就労可と診断したにもかかわらず、会社が復職を認めなかったことの不当性が明らかになりました。
日航大西会長証言
日東整争議団
日航大西会長の証言です。
大西氏は2002年のJAL・JAS統合発表からJAL整備企画室部長で、JAL側の整備分科会で将来の整備体制を検討していました。2006年のJAL・JAS整備子会社一社化後は整備企画室の責任者でした。
日東整を整備子会社一社化に入れなかった理由について、「整備技術の高さは認識していた」が、もう一つの親会社である「日本飛行機が資本構成を変える考えが無かった」からだと証言しました。原告側が提出した内部文書について部分的に認める発言をしていましたが、労働組合嫌悪の内容については「事実ではない」と証言しました。
公正な判決を求める団体署名を始めましたので、皆様のご協力をお願いします。
4月24日裁判所宛団体署名提出行動
NTTは争議解決の決断をせよ
NTT木下解雇争議
14春闘期の連続行動の中、4月25日に晴天のもと東京争議団第27総行動が取り組まれ、14時30分からのNTT持株会社前行動には100名を超える仲間の結集を頂き、抗議と要請行動を行いました。行動では主催者、当該の挨拶、3団体の方から連帯の挨拶を頂き、要請は6名の要請団で臨み@木下さんの頸肩腕障害の業務上認定、A争議解決にむけた話し合いの場を早急に設ける、の2点を追及。
NTTは「司法の場で決着済。上部には伝える」と相変わらずの回答。要請団の追及に「@木下さんが頸腕だということは認識した。A7000名が業務の中で発症した事実も認識している。B木下さんの「業務外」は審査委員会での審査で適正に出されている」と回答。
要請団はさらに「最高裁は職業病の判断はしていない。労働強化の中で発症したのは事実。人権、公害問題と同じく認定基準も改善されてきている。解決に向けた話し合いを」と強く申し入れました。
お忙しい中、NTT前にお集まり頂いた皆様ありがとうございました。
4・25東京争議団総行動NTT前
ダイワードの退職者に歯止め掛からず!
残った従業員に苦難!
建交労ダイワードユニオン分会
7年間も団交拒否を続けたダイワード笹社長は、始まった団体交渉でも組合潰しの河本弁護士と組み、私達の要求一切を拒否した上で、成果主義賃金導入を目論み、組合潰しを図っています。
しかし、7年間続くパワハラ経営の責任を従業員にばかり押付ける体質に、従業員は一挙に退職へと傾きました。業務執行が困難で、残った従業員に業務が振り分けられ、組織の疲弊に拍車がかかる状況です。
にもかかわらず、JAL稲盛経営を手本とする笹社長は売上下落でも「利益さえ出れば良い」と言わんばかりに、成果主義賃金を断固導入する考えです。笹社長は「会社が潰れたらどうする」と7年間も従業員に我慢ばかりを要求し、責任を全て従業員に転嫁する心算です。
財団は早期解決を決断せよ
新国立劇場合唱団員解雇争議
4月11日、MIC(日本マスコミ文化情報労組会議)争議支援総行動で、独法・日本芸術文化振興会へ要請を行い、日比野MIC議長は廣瀬管理課長に対し、財団側弁護士が誤った指導の責任を認めず、未だに団交に出席している状況を報告し、音楽ユニオンの要求@謝罪A解決金の支払いB試聴会の廃止を訴えました。
また4月25日の東京争議団総行動では、小関争議団議長が、11年に及ぶ争議の終止をどう図っていくかを考えてほしいと田栗制作部長に強く要請しました。
劇場前行動では、NTT争議を闘っている木下副議長が、「文科省、文化庁は早期解決を決断するよう新国財団を指導せよ」と力強く訴えました。共にがんばりましょう。
東京争議団総行動新国立劇場前
百瀬理事長の人権侵害に行政指導を求める
鶴川高校教職員組合
昨年の「立ち番高裁判決」確定後、私たちは、「教育機関にふさわしい学校にするための行政指導を求める要請署名」に取り組みました。全国各地から寄せられた署名は410団体・個人6035筆。全教・全国私教連・東京地評とともに、文部科学省へ3回、東京都私学部へ4回の要請行動を行いました。
学園は行政の問合せに対して「判決通り賠償金を支払い、解決済みである。」と述べたと報告されています。教育現場での人権侵害に対して反省のないまま、「金を払ったから終わり」とすることが許されるでしょうか。今なお組合員の教育活動排除(入学式「座り番」など)は継続しています。
不正常な学校運営をあらためさせるため、粘り強く改善を迫ります。
総行動で「人権侵害のない安全第1のJALに!」と訴え
JAL契約制雇い止め争議
25日の東京争議団総行動で、日本航空本社前では、契約制雇い止め事件の最高裁判決をうけ「パワーハラスメント再発防止の労使協定(案)」を早急に締結すべきだと訴えました。
これまで原告と労働組合は会社が真摯に話し合いのテーブルに着く事を求め、締結できない理由は何なのか、妥協点も見せながら交渉してきました。しかし会社は一向に締結の姿勢は見せていません。職場ではいまだに様々なパワハラ行為が告発されています。人権侵害行為を一掃し明るく生き生き働ける職場を築く事は最高裁まで闘い抜いた原告の一番願っていることです。
このまま再発防止策になんの手立ても講じようとしない会社姿勢を内外に告発し、取り組みを強化していきます。
4・25東京争議団総行動JAL前宣伝
誤った判決 最低の裁判官
再雇用拒否田畑和子争議
控訴審初めての法廷で証人採用が決定し、これまでと違った展開が予想されます。初審判決文はおかしい事だらけです。
虚偽を記述した文章を何の検討もせず「真実を記述した」と裁判官が思い込んだのがその最たるものです。 虚偽か否かは名誉毀損が成立する要素であって当方は「虚偽」として提訴し、沢山の証拠を提出したにもかかわらず裁判官にはそれが認識されていないのです。
初審判決文には「学年編成の際に中神が原告の同僚から聞いた内容を記載」「事実を淡々と記載しており、過度な誇張的表現は見られず」「その表現も相当性を欠いたものといえないことから、中神に原告の名誉を毀損する目的があったということはできない。」と誤った結論を導き出しました。怒り!!
新茶(物販)のご案内
NEC重層偽装請負訴訟
日頃からのNEC重層偽装請負訴訟へのご支援に感謝致します。
争議支援の物販事業として、お茶の販売を行っています。原告の地元、熊本県球磨郡はお茶の産地としても有名で、ご好評を博しております。
新茶ができましたので注文をお受けいたします。今年は特に品質の良いお茶ができました。
チラシ及び団体注文書をご覧いただき、ファックス若しくはメールにてご注文下さい。近日中にお届けします。
どうぞよろしくお願いします。
4・25東京争議団第27回総行動
2014年4月25日に「首切り自由は許さない」「許すな!派遣法の大改悪」「原発ゼロ・被災地中心の復興を」「許すな!戦争する国づくり」「すべての争議の全面解決を!」をスローガンに、東京争議団第27回総行動を行ないました。
新国立劇場、NTT持株会社、明治ホールディングス、日本航空の4つの社前行動と企業要請行動を行い、昼のメインとして東京地裁・高裁前で行動を行いました。
諸団体、各労組から多くの方々にご参加いただき、延べ578名の参加で大成功いたしました。
心から御礼申し上げます。
各争議の早期解決のために東京争議団は全力で行動して行きますので、今後も皆様のご支援とご協力をよろしくお願いします。
東京争議団サポーターの広場
はじめてのサポーター主催の花見を行いました。
35名もの参加者と共に楽しみました。
4月25日の争議団の総行動には18名のサポーターの仲間が集まりました。
メーデーでは模擬店の手伝いをして頂きありがとうございました。
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼S・S信託銀行争議
5月27日(火)10時15分から被告会社人事、山川氏。13時15分から原告本人。6月17日(火)13時15分から産業医田口医師、主治医天笠医師。どちらも地裁611号法廷です。
▼新国立劇場合唱団員解雇争議
5月22日(木)17:30〜オペラ「アラベッラ」初日の新国前宣伝行動にご協力をお願いします。同28日(水)14:00開演 八重樫節子ソプラノリサイタル 北とぴあ つつじホール。
▼アメックス解雇争議
次回は弁論準備で、5月30日(金)15時30分から地裁民事36部(13階) です。引き続きご支援をお願いしま
▼日東整争議団
結審6月9日10時〜631号法廷。公正な判決を求める団体署名のご協力をお願いします。
▼再雇用拒否田畑和子争議
6月4日15時より地裁511号法廷です。是非傍聴においで下さい。2人目として中神校長の証人採用を要請しています。要請ハガキにご協力下さるようお願いします。
▼NEC重層偽装請負訴訟
争議支援に新茶販売を取り組んでいます。お茶のカタログと注文書をお送りしますのでご協力ください。
====東京争議団予定===
六月
〇六 17:00三役会議
〇七 13:00ニュース発送・全体会議
七月
〇四 17:00三役会議
〇五 13:00ニュース発送・全体会議
===行動予定===
五月
一七 13:00ニュース発送・全体会議 東京労働会館5階
一九 12:00明治戸田工場(戸田市)宣伝
12:00明治坂戸工場(坂戸市)宣伝
13:10JAL都労委命令裁判 地裁527号法廷
二〇 08:30日東整日航本社前宣伝
10:00JAL国会衆院第二議員会館前座り込み
18:30国際人権委員会幹事会幹事会 労働会館地下会議室
二一 08:30東京争議団共同宣伝行動 中労委
10:00JAL国会衆院第二議員会館前座り込み
18:30雇用アクション学習会 連合会館(旧総評会館)
二二 08:30日東整裁判所前宣伝・要請
10:00JAL国会衆院第二議員会館前座り込み
17:30新国立劇場前宣伝
二三 10:30権利討論集会実行委員会 労働会館5階会議室
18:00JAL新橋駅SL広場宣伝
二六 16:00明治埼玉工場(春日部市)宣伝
16:00明治神奈川工場(茅ヶ崎市)宣伝
二七 10:00JAL国交省前座り込み
10:15S・S地裁611号法廷
13:15S・S地裁611号法廷
二八 10:00JAL国交省前座り込み
二九 終 日 全労連・東京地表争議支援総行動
三〇 13:00全国労働委員会対策会議 年度総会・決起集会全労連2階
13:00新国立劇場前宣伝行動
15:30アメックス地裁13階民事36部
18:00JAL原告都内駅頭一斉宣伝 立川駅北口・新宿駅南口・池袋駅東口・錦糸町北口・品川駅港南口
18:30JAL原告有楽町マリオン前
六月
〇三 13:00新国立劇場前宣伝行動
15:30JAL客乗裁判・判決 高裁101号法廷
〇四 08:30東京争議団共同宣伝 裁判所
10:30日東整有楽町JALプラザ宣伝
15:00田畑先生再雇用拒否事件 高裁511号法廷
〇五 13:30JAL乗員裁判・判決 高裁101号法廷
〇七 10:30事務局作業
13:00ニュース発送・全体会議
〇九 10:00日東整地裁結審631号法廷
一〇 13:00明治HD14:30みずほ銀行大手町
16:30株明治本社
一二 18:30全労連・東京地評争議支援総行動 第4回実行委員会全労連会館
一三 08:00東京争議団共同宣伝 最高裁前
10:00最高裁要請行動
一四 13:00東京争議団発送・全体会議
一七 13:15S・S地裁611号法廷
一八 08:30東京争議団共同宣伝 中労委前
一九 12:00明治戸田工場(戸田市)宣伝
12:00明治坂戸工場(坂戸市)宣伝
二一 14:00明乳銀座デモ日比谷公園西幸門
二三 18:30国際人権委員会代表者会議 労働会館5階会議室
二五 16:00明治埼玉工場(春日部市)宣伝
16:00明治神奈川工場(茅ヶ崎市)宣伝
二六 08:30日東整裁判所前宣伝