東京争議団ニュース第258/2012年11月10日
C&S・日本ファンド争議解決報告集会
C&S、日本ファンド争議
10月26日(金)如水会館にて報告集会が行われ、産別・地域・争議団から180名以上の方がかけつけ大盛況でした。各代表の挨拶では、非正規労働者を組織化し、パワハラ
や不当労働行為を跳ね返した教訓は大きいと口々に語られました。CSの女性陣は全員和服姿で登場。ラテンバンドの演奏も見事に会場を盛り上げ、踊りだす人も。CS労組のOBや、出版労連のOBも多数参加し、「2度目」の争議解決報告集会で旧交を温める姿も見られました。
労働組合は組織拡大が原点、これから新しい組合員を中心に組合運動を進めていくことを確認した集会となりました。当日は争議団の皆さんにも受付を担当していただき、大変ありがとうございました。
10/26 報告集会で壇上に揃ったC&Sの新入組合員の皆さんを紹介
「官製談合」で書類送検
やまない異常企業体質に怒り!
明治乳業争議団
粉ミルクなどの放射能汚染を隠ぺいし、メディアからも厳しく告発されている明治。今度は粉ミルクの防衛医科大学校病院への入札をめぐる談合事件が発覚。書類送検された乳業4社の7名(内明治、2名)は、「指示通りに落札した」と容疑を認めました。当初、1s200〜300円だったものが、落札のたびに値上げされ数倍に上昇していたと言います。埼玉県警の調べに「談合は長年の引き継ぎ事項だった」(朝日)と自供する等、会社ぐるみの組織犯罪は明白であり、罰金だけでの幕引きは許されません。争議団は、浅野明治HD社長、川村明治社長に異常企業体質の是正を求め、長期争議の解決と談合事件等の犯罪行為の責任を追及する闘いに全力で取り組んでいます。
10/20銀座デモ。200人で元気良く!
「立ち番勝利判決」受け学園の刷新を!
ストライキ決行〜しかし学園は控訴
鶴川高校教職員組合
10月12日、「立ち番」勝利判決を受け、1時間の時限ストを決行しました。
生徒から「先生がんばって!」と声援が続きます。「校長やめるの?次誰になるの?」と新聞報道で校長の違法行為を知っている生徒たちは、校長が辞めるのは当然と受け取っているようでした。
組合主催の説明会には会場いっぱいに保護者がつどい、「学校が余りにも閉鎖的」「教員・父母・地域が力をあわせてこそ学校のはず」など活発な意見交流が行われました。
このような中、百瀬理事長は控訴を表明しました。今後、文科省・東京都私学部などへ要請し、12月18日には「鶴川高校の未来をつくる教育のつどい」を500人規模で行う計画です。引き続くご支援をお願いします。
10.12横断幕を掲げるスト支援のみなさん
11・2中央総決起集会六〇〇名余が参加
全厚生闘争団・東京
10月18日12時15分より厚労省前にて抗議行動、その後厚労省担当者に対して不当解雇撤回要請を行いました。
11月2日日本教育会館ホールにて600名余が集まり中央決起集会を行いました。来年の人事院判定に向かって更に奮闘します。
11月15日11時45分より人事院前抗議行動を行う予定です。11月27日争議支援総行動では11時40分より厚労省前で抗議行動を行う予定です。
11/2 訴えと歌でつづった構成劇
共闘会議総会開く
大阪自治労連委員長が連帯挨拶
国公法弾圧堀越事件
10月25日国公法共闘会議の第3回総会「国公法弾圧2事件の勝利をめざし、公務員の政治的・市民的自由をかちとる共闘会議」を開き活動方針を承認しました。
国民救援会会長の鈴木亜英弁護士が「2事件が最高裁で勝利することは、大阪市の公務員の政治活動制限条例の誤りを認めさせ、全国に広がる動きを阻止できる」と、闘いの意義を訴えました。総会では、大阪自治体労働組合総連合の大原真委員長が大阪市条例をめぐるたたかいを報告しました。
また加藤健次弁護士は「2事件で勝利するには、大阪市の動きをつぶし、『猿払判決は違憲』とする判決がでれば、制限条例が憲法に反することがはっきりする。両方勝つ。全国心ひとつにたたかおう」と 訴えがありました
最高裁の判決が12月7日(金)15時より第二小法廷であります。
決意表明する堀越さん
8回目の団交でも未だに謝罪をせず
決裂寸前!
浪速通運争議
10月26日に8回目の団体交渉がおこなわれました。
組合は早期解決に向けて具体的数字を提案して事前に提出しました。しかし、交渉での会社の回答は「検討できない」という提案そのものを否定するというもので、呆れてものも言えませんでした。
謝罪についても、「会社は会社の理由があって解雇した」という姿勢をかえる気はありません。「会社がおこなった解雇は違法で不当解雇であると司法が認めたのですよ、なぜ謝罪ができないのですか」の問いに会社は黙るだけです。
組合からの「検討をしないという事は、交渉はもうおしまいですか」という問いに、会社の傲慢な態度からすれば当然「はい」というかと思えば、困り果てた態度で「おしまいにすることはないのでは・・・」という意外な返事でした。
組合側から争議解決協定書(案)を提出して、それに対して誠実な回答を求めるということで交渉は終わりました。
キヤノンとの和解は重大局面に!
キヤノン争議
和解は10月になって平行線をたどっています。
キヤノンは「この種の事件の解決と遜色ない和解案」を出したと言います。しかし、非正規労働者の争議では損害賠償すら認めない不当判決が続き、数十万円から数百万円の涙金の金銭和解がほとんどである中での「遜色ない和解案」と言われて到底納得できるはずがありません。また、キヤノンは、組合案との差が大き過ぎて譲歩案を提案出来ないので、労働委員会や裁判所が和解案を調整した方が(自分達に都合の良い和解案になるだろうから)良いと言い出しています。今、和解が成立するかどうかの瀬戸際に来ています。
労働委員会・裁判所をキヤノンのいいなりにさせないためにも傍聴をよろしくお願いします。
なくせじん肺全国キャラバン 無事終了
全国じん肺連絡会議
2012年全国キャラバンは、本年も10月1日から全国8ブロックに分かれて47都道府県で様々な行動を積み重ね、10月17日、18日は東京での集結行動が行われました。
集結・院内集会は300名以上が参加し、12名の議員、秘書70名の参加を得て、改めてトンネルじん肺救済法の成立に向けた決意を確認しました。集会では、長崎北松じん肺原告故谷村静野さんの娘さん服部道子さんのメッセージが紹介され、岩城弁護士から16年間に及ぶ闘いと現在に受け継がれている成果の報告もありました。
その他、厚労省や環境省の要請行動、日鉄鉱業・三井金属・三菱重工の各加害企業に対する社前行動と要請行動が行われ、最後に約500名で国会請願デモに取り組みました。
なくせじん肺 国会請願デモ
不当解雇撤回を求め 東京地裁で闘争中
東洋公衆衛生学園解雇争議
2011年3月に不当解雇され1年半が過ぎました。同年6月には地位保全を求めての裁判が始まり、初回のみ法廷、11回の進行協議が続いています。
学園はあくまでも財政難による整理解雇を主張し、私たちは整理解雇の不当性を明確した鑑定意見書を提出しました。それに対して学園は意見書を提出し、次回の裁判では学園の意見書に対する再鑑定意見書を提出します。
次回は11月16日10時から東京地裁(13階19部)で進行協議が行われます。
支援共闘会議、音楽議員連盟へ要請
新国立劇場合唱団員解雇争議
10月24日、八重樫さん、篠原音楽ユニオン代表運営委員、MIC議長で支援共闘会議議長の日比野さん等八名が、音楽議員連盟の中野寛政会長、市田忠義副会長(他6副会長)、鈴木寛幹事長を議員会館に訪ね、要請を行いました。
その趣旨は「文化芸術振興基本法」及び「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律」(劇場法)に則り、新国立劇場運営財団が、毎年契約更新時に行う内部オーディション「試聴会」の廃止または抜本的な改善を、速やかに実施するよう働きかけをお願いしたいというもの。
試聴会実施は、「劇場法」が掲げる「長期的・継続的視野に立った人材育成・養成」の精神を踏みにじっています。
次回団交は、11月13日の予定。
2度目の最高裁要請行動!意見書も提出!
加茂暁星非常勤講師解雇争議
最高裁において審理が続いています。先月の10日、単独行動としては2度目となる最高裁への要請を行いました。当日は朝から東京争議団や全国私教連などからの応援もあり、街頭宣伝を大々的に行うことができました。その後の書記官への要請行動では、職場の実態や原告の二人の切実な訴えなどを伝えました。その思いや言葉がぜひとも裁判官に届いてほしいものです。また、東京高裁判決の不当性についての意見書も提出しました。労働法を専門とされている萬井隆令先生(龍谷大学名誉教授)からのもので、高裁判決の根本からの見直しを迫る内容となっています。
なお、今月の28日(水)にも最高裁への要請を行う予定です。
最高裁前にて弁護士・支援者の皆さん
一年ぶり弁論再開!
再雇用拒否田畑和子争議
地裁へ目白警察への文書提出命令を申し立ててから高裁から却下されるまで時間がかかり、やっと弁論再開となりました。この間に裁判長が吉田徹氏に交代、10月24日、弁論更新を兼ねて、原告田畑が陳述しました。
現在の第三次訴訟に至るまでの経過を分かっていただけるよう、再雇用拒否を受けた時点から現在までの田畑の闘い、判決の不当性、中神校長の捏造ぶり等を訴えました。
同じ問題で三回も訴訟を起こさねばならなかったわけを、 裁判長はよく聞いて下さったように 思います。次回は証人申請を行います。今まで同僚や教え子を何度も申請しましたが、一度も採用されませんでした。今回は採用され、真実が明らかになるようよう祈っています。
文書提出命令を申し立て
日東整争議団
10月1日の裁判で、こちらが申立した文書提出命令は「JAL・JAS統合を控えて日東整の将来のあり方について」を検討する会議等の資料を求めるものです。日東整をJALの整備子会社と統合させる等して存続させることが経営上合理的とJASが判断していたのに、旧JALが日東整労組組合員の職場での影響力を嫌悪し、労務政策上好ましくないとの意向を強く示して拒否し続け、その結果、日東整はJAL整備グループ内で「選別」されて、JALEC設立による統合から排除されたのです。その事実を証明する文書です。
これに対し被告側は意見書を出すと言ってきました。
次回裁判は11月26日11時〜631号法廷です。
有楽町JALプラザ前宣伝行動
スタジオ・イースター第4回裁判が行われる
スタジオイースター争議
10月25日(木)31名の傍聴であふれました。今までは会社の書面提出のみでしたが、初めての反論となりました。会社は次回の前に反論を提出するといいます。裁判官から争点の整理がだされました。また、残業代は裁量と反論していますが、そもそも基本給に時間外手当を含めるのは認められません。パワハラ関係は事実の争いがあります。
次回は1月10日(木)の10時から同じく823号法廷です。なお、12月18日(火)18時50分から杉並の4争議(ラピュタ、社保庁解雇、JAL、S・E)の支援集会を阿佐ヶ谷地域センター3階(阿佐ヶ谷駅から徒歩3分)で行いますのでご参加下さい。
引き続き三権(司法・立法・行政)と運動を組み立てた闘い
日赤/スタッフ派遣争議
日赤は2006年当該と面接し、2008年「新設の国内最大級献血ルームへ配転を直接打診し、更に同時に「直接雇用の承諾」をしました。当該を日赤の看板として「中核的、基幹的に献血業務」をさせていましたが、当該は違法性に気づいて法律を調べ、日赤へ直接雇用を申し出る等解決に努めて来ました。当該が申告した結果発覚した法律違反の1つ “特定行為”については神奈川労働局が日赤に指導しました。
昨年裁判所に「是正指導書」「改善報告書」が書証として提出され、明らかになりました。
改善のため、違法に働かせていた在職中の労働者を直接雇用へ転換したケースもあります。
日赤は職場改善の契機となった当該に謝罪をし、復帰させる対応が求められます。
11・1 司法行動にて
東京争議団サポーターの広場
寒くなって来ました。11月、12月と重要な行動が続きます。
11月27日(火)全労連・東京地評争議支援総行動があります。1人でも多くの参加を待っています。
12月23日(日)東京争議団総会があります。終了後30分ほど打ち合わせを行います。
よろしくお願いします。
11・27
全労連・東京地評争議支援総行動
ご支援よろしくお願いします
第51回東京争議団総会
*** 12月23日(日)に変更しました ***
2012年末カタログ物販にご協力お願いします
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼キャノン争議
キヤノンが和解案を都労委・裁判所主導で作らせようとしています。11月12日18:30の都労委、11月21日13:15の東京地裁民事19部での進行協議へたくさんの方の傍聴ご支援をお願いします。
▼松蔭学園教職員組合
第3次賃金差別事件行政訴訟と退職金等請求事件の併合審理が11月20日(火)15時地裁13階で行われます。32年になる争議の納得できる解決をめざしています。
▼日東整争議団
11月21日8時〜日航本社前宣伝、26日11時〜東京地裁631号法廷、12月5日11時半〜有楽町JALプラザ宣伝。
▼日赤/スタッフ派遣争議
次回期日12月21(金)16時〜 15時〜東京地裁前宣伝行動(約30分間)・16時〜民事11部(13階)「争点整理など」(弁論準備)・終わり次第報告会<数名傍聴できます>ご支援お願いします。
▼明治乳業争議団
都労委結審から1年が経過、救済命令を求め要請行動を継続中です。11月は26日(月)午後3時から34階第三審問室です。支援傍聴をよろしく!
▼新国立劇場合唱団員解雇争議
11月28日(水)17時30分〜 歌劇「セビリアの理髪師」公演の新国前宣伝行動にご協力をよろしくお願いします。
▼再雇用拒否田畑和子争議
新しい裁判長のもと、新しい気持ちで取り組み勝訴したいと思います。四次訴訟はできないと思われますので、ここで勝ってけりをつけたいです。是非傍聴支援をお願いします。
====東京争議団予定===
一一月
一九14:00臨時三役会議(議案書検討)
一二月
〇八13:00三役会議(東京労働会館5階)
16:00議案書、ニュース発送作業
二三10:00第51回総会(ラパスホール)
一月
一一13:00三役会議(東京労働会館5階)
一二13:00全体会(東京労働会館5階)
16:00ニュース発送作業
===行動予定===
一一月
一一13:00 新国立劇場前宣伝行動
一二18:30キヤノン都労委
一三8:00明乳本社から、みずほ京橋
11:00明治HD本社前宣伝
12:15千代田総行動 金華公園〜デモ
一五11:40全厚生闘争団人事院前行動
一六10:00東洋公衆衛生学園解雇事件 地裁13階
一九18:30裁判所労働委員会対策会議 地評5階会議室
二〇08:00東京争議団共同宣伝 都庁前
15:00松蔭地裁進行協議 13階
二一08:00日東整日航本社前宣伝
10:30労働委員会民主化対策会議 全労連会議室
13:15キヤノン地裁進行協議 13階
18:30JAL原告団・銀座デモ 日比谷公園中幸門集合
二二18:3011・27全労連・東京地評争議支援総行動コース責任者会議 全労連
18:30「国家戦略会議」学習会 女性支援センター
首切り自由を許さない実行委員会
二六09:30日東整地裁前宣伝
11:00日東整解雇事件地裁631号法廷
13:30JAL原告団高裁要請・署名提出
15:00明乳都労委要請 都労委審問室
18:00鶴川担任解任事件 都労委調査
二七終 日11・27全労連・東京地評争議支援総行動
18:30IBM解雇撤回・決起集会
二八13:10加茂暁星高校非常勤講師解雇事件 最高裁要請
15:00明乳パワハラ事件 地裁606
15:30新国立劇場前宣伝行動
二九15:00JAL契約制雇止め・高裁判決
16:00鶴川第3次賃金訴訟結審 地裁立川支部405号法廷
三〇終 日MIC総行動
18:30JAL都内主要駅頭一斉宣伝
一二月
〇二13:00国際人権活動人権委員会総会 東京労働会館地下会議室
〇三11:15田畑再雇用拒否事件地裁615号
〇五08:30東京争議団共同宣伝 裁判所前
11:30日東整 有楽町JALプラザ前宣伝
15:00首都圏建設アスベスト判決
18:00同右判決報告集会日比谷公会堂
〇六14:30JAL乗員裁判・第1回控訴審
18:30JAL支援共闘・勝利をつかむ大集会 池袋・みらい座
〇七15:00国公法弾圧事件最高裁判決
〇九12:30東京地評「権利交流集会」東京労働会館
一〇13:30労働委員会民主化対策会議総会 全労連ホール
一一8:00明乳本社から、みずほ京橋
11:00明治HD本社前宣伝
一二18:3011・27全労連・東京地評争議支援総行動第4回実行委員会
一四14:30JAL客室裁判・第1回控訴審
一八08:00東京争議団共同宣伝 都庁前
18:30「鶴川高校の未来をつくる教育のつどい」 新百合ヶ丘21ホール
18:50杉並争議支援集会 阿佐ヶ谷地域センター3階
二三10:00東京争議団第51回総会 ラパスホール