東京争議団ニュース第249/2012年2月11日
最高裁で不受理決定 解雇無効確定!
浪速通運争議
東京地裁・東京高裁で「解雇無効」と判決が下りたが浪速通運は、その判決を不服として最高裁に上告受理申立を行っていましたが平成24年2月9日最高裁判所第一小法廷裁判官全員一致の意見で「上告審として受理しない」と決定しました。これにより「解雇無効」が確定しました。 2月3日に三菱製紙本社前抗議要請行動をおこない、要請に行った際、三菱製紙の担当者は「最高裁の決定が出たら従います」と回答をしており、来週にでも早急に三菱製紙本社に行き今後の対応を確認したいと思います。
今こそ、浪速通運に対し解雇撤回と職場復帰を求め強く攻めていきたいと思います。これからが正念場でありますので、仲間の皆さんのご支援ご協力をよろしくお願いします。
シンポ・支援共闘総会・団旗びらき
「今年こそ!」の決意みなぎる
明治乳業争議団
今春に都労委命令が予測される明治乳業争議団は、一月二八日、三つの大きな行事を成功させ、「今年こそ!」の決意を新たにしました。
午後一時からの、「放射能汚染から子供たちを守る緊急シンポジウム」には、乳幼児を抱いたお母さんなど幅広い参加と発言により、政府や東電の無責任な姿勢と同時に、(株)明治の異常企業体質が鮮明になりました。その後の支援共闘会議総会では、都労委の到達を確認し、放射能問題など会社包囲を一気に強め、解決局面を切り拓く方針と役員体制が満場の拍手で確認されました。
18時からの「団旗びらき」では、音楽家ユニオン「佐藤修セレナ・ミュージック」の友情出演など、、文化の香り豊かな元気のでる「団旗びらき」として、賑やかに盛り上がりました。
争議団は、都労委への団体署名・要請行動をさらに強め、救済命令を獲得する決意を新たにしました。
1・28シンポのパネリスト
「吉田さんを職場に復帰させる会」総会開く
ダイワハウスパワハラ解雇争議
1月30日「吉田さんを職場に復帰させる会」の第2回総会が開かれ、一口月200円(年2400円)の拠出制会員を募集することを決定しました。当面の目標として、150口を募集します。それとともに、2月21日の新潟支店前要請行動と地域宣伝、大阪本社宛ハガキ行動に取り組むことにしました。
東京高裁ではこれまでと3回の和解協議があり、東京高裁裁判官から強く和解に応ずるよう求められ、復職を前提にしながらも、和解による解決もめざしていきます。1月の和解協議の場に、東京争議団の仲間が約15人ほど駆けつけていただき、本当に感謝しています。2月28日にも、和解協議が行われます。
C&S・日本ファンドのパワハラ実態がTV放映される
C&S、日本ファンド争議
厚生労働省が初めてのパワハラの定義を決めたことに関連して、パワハラの実態例として日本ファンドの坂本さんがTVのインタビューを受け、1月30日にNHKのニュース7、2月1日にはフジTV「とくダネ!」で放映されました。タバコのにおいがするといって真後ろから扇風機を当てられたり、暴言、暴力、屈辱的な始末書の強要などの実態が暴かれました。
パワハラ裁判での認定・勝利の持つ意義を改めて実感しました。こうした世論を背景にいまだに謝罪を拒否している会社にきっちりと責任を自覚させ、争議の全面的解決をめざしていきます。
現在、和解協議中
八千代銀行解雇争議
八千代銀行・中野さんのパワハラ「退職扱い」撤回裁判は証人尋問が12月9日に終了し、その後和解協議に入っています。組合側から中野さんの雇用を第一とした和解案を提出していますが、銀行は依然として退職手続は正当で、パワハラも認められないとして中野さんの職場復帰を拒んでおり、協議が継続されています。
さて、1月30日、厚労省からパワハラに関する定義・指針が出されました。年度内に防止策等も発表される見込みであり、これらを司法の場にどのように訴え、さらに全国のパワハラ問題に活かしていくかが重要な課題です。今後も皆さんのご理解ご支援をよろしくお願い致します
2月9日八重樫さん 再び証言台へ
新国立劇場合唱団員解雇争議
1月14日の東京争議団新春のつどいで、八重樫節子さんは、新境地の「カルメンのハバネラ」を歌い上げました。
2月9日、八重樫さんは再び東京高裁の証言台に立つことになりました。もう一度、八重樫さん自身の言葉で当時の新国の状況を陳述します。 音楽ユニオンをはじめオペラ関係者、音楽ファンの長年にわたる運動が実を結び、1997年日本で初の国立オペラハウス=新国立劇場が完成しました。現在、新国は内外から改革を迫られています。
今年の秋、新国は建設15周年を迎えますが、これまでの歪んだ劇場運営を即刻中止し、正常な運営をはかり、名実共に世界に誇れるオペラハウスとなるよう、新国財団に決断を迫っていきます。
東京争議団新春の集いで熱唱
東京高裁判決
今月22日(水) 午後1時50分 808号法廷にて!
加茂暁星非常勤講師解雇争議
先週大寒波に見舞われた新潟、大雪と寒さで身動きとれない状態でした。提訴して初めての新潟地裁第一回口頭弁論の日も大寒波襲来で、傍聴の方々は交通事情の悪い中、何時間もかけて駆け付けて下さったことを.思い出しました。
あれから4年、正規・非正規、職種、地域等問わず、個人、労組、あらゆる団体、そして闘う仲間からの支援で、私たちはここまで闘って来ることが出来ました。本当に感謝でいっぱいです。
皆様にご協力頂いた署名は現在、旧署名個人29140筆、660団体、新署名4500筆、330団体となっています。
世論の声として受け入れ、新潟地裁同様、高裁でも勝利判決を手にしたいと思っています。
今回もたくさんの方からの傍聴支援よろしくお願いします。
3月9日、いよいよ都労委の最後の審問!
キャノン争議
2月1日の都労委は、キヤノン本社法務部門のT証人に対する反対尋問でした。
T証人は宇キ宮の副部長と共謀し、労働局に偽装請負の証拠となる資料を提出せず、嘘をついていた事を問い詰められそうになり、「だまされました」と、副部長に全ての責任をなすりつけ、自分が創った期間社員休業制度で99人中86人が辞職し、当初から組合員を辞めさせる制度だと指摘していた事に対しては、「なるほどなと思った」と平然と述べました。
このような証言には負けるわけには行きません。
新たな運動の展開で雇用確保を求めて闘う
日東整争議団
日本航空は整備の子会社である日東航空整備を丸ごとつぶし、全従業員の雇用を奪いました。日東整争議団は、親会社の責任としてグループ内に雇用を確保するよう日本航空に求めてきました。
有楽町JALプラザ前、日本航空本社前、羽田空港、成田空港、大田区地域との共闘でJR蒲田駅前の定例宣伝、そして東京争議団の定例宣伝と裁判の支援活動、11・29決起集会を成功させると共に、日本航空本社への要請行動と、皆様のご支援により、大きく運動を広げることが出来ました。
今、解雇を撤回させ雇用の確保を求め、運動の強化と提訴を目指していますので、更なるご支援とご協力をお願いします。
2/3有楽町プラザ宣伝
被告クォークの主張を破綻させるための「意見書」を提出!
矢田部過労死裁判
『レンタルビデオ店「リバティー」(株)クォーク』の長時間、不規則な深夜労働によって過労死した、暁則さんの損害賠償訴訟の民事裁判が1月19日さいたま地裁で行われました。
この裁判は、今回で結審となる予定でしたが、前回の弁論でクォーク側証人が、「いかなる労働によっても脳動静脈瘤の破裂は起こらない」と主張したために、原告側としては、この主張に反論する鑑定書(労働科学研究所、佐々木司理学博士)にお願いし提出しました。
さらに民医連の総力をあげての神経外科医グループによる医学的な意見書等の準備をすすめています。何としても勝利判決を勝ち取らねばならない裁判です。みなさんのさらなるご支援をお願いいたします。
埼玉地裁後の報告集会
年度途中の「担任外し」撤回を!!
第1回都労委調査
鶴川高校教職員組合
教師として当たり前の生徒指導をした組合員根岸先生に対し、年度途中にクラス担任外しを行った件について、2月14日、第1回都労委調査が行われます。
この間行われた団交で認識を問うと、百瀬理事長(校長)は「報告を受けていない」「知らない」などという無責任極まりない逃げ口上に終始しました。
ストを受け、保護者の方からも続々と意見が寄せられています。「数人であっても学校を建て直そうとしている先生がいることに救われました。」「大切にすべきは生徒の学びです。百瀬理事長の独裁からは何も生まれないと思います。」私たちは、生徒・保護者の願いを受け止める学校づくりのために、尽力します。
2/14日 第1回都労委調査
進行協議にて争点整理中
日赤/スタッフ派遣争議
日本赤十字社とスタッフサービス(SS)は、職業安定法44条、労働基準法6条、労働者派遣法40条の4違反を長期にわたり繰り返して来ました。 当事者本人は更に「特定禁止行為」つまり日赤からの「選定」を何度も受けて来ました。適正な派遣労働者としての地位を侵害され精神・肉体的苦痛を味わい健康を害し、就業中、両社に対し苦情申し立てを。2009年SSへ行政からの総点検の指示や指導が入り、SSは小手先で違法を逃れようとしました。日赤自身は違法を逃れるためにSSを飛ばして当事者本人に直接解雇通告を。日赤からの解雇通告内容は「あなたの会社の言う事が飲めなくて」―違法の責任転嫁です。
次回進行協議3月14日(水)12時30分〜宣伝行動・13時30分〜民事11部争点整理。傍聴席数席。宜しくお願いします。
1/27東京地裁前宣伝行動
文書提出命令却下・豊島区教委へ抗議のビラ撒き
再雇用拒否田畑和子争議
1月ニュースで、東京地裁から文書提出命令が却下され高裁へ即時抗告したことをお伝えしましたが、1月23日に地裁からまた却下の決定が届きました。その理由は「証拠調べの必要性がないとして申し立てを却下した原決定に対する不服の申し立ては不適法なものである」ということです。しかし、そもそも地裁が目白警察への調査嘱託を認めておきながら、文書提出命令になると「理由がない」として却下したのが変なので、今後も争います。
また1月17日、豊島区役所前でビラ撒きを行いました。豊島区教委は中神校長と共に田畑教諭を虚偽理由で再雇用拒否したデタラメで、要請にも応じない不届きな役所です。共謀の証拠をビラに記載して、通行人に配りました。
A建設とのたたかいについて
ーうつ病になり休業を申し出たら懲戒解雇ー
CU東京・北支部 Bさん
東京・北区に在るA建設に入社して10年以上、産業廃棄物の処理や、建築機械のオペレーター等の肉体労働に従事してきました。処理しきれないほどの労働が課せられるようになり、労働環境の改善を訴えても、改められず、とうとう、うつと診断されてしましました。
通常業務が困難だと分かるや否や退職強要のあげく懲戒解雇の通知書が送られてきました。団交を無視し逃げ回り続けたあげく、弁護士にまる投げし、一回だけ会ったきりの代理人も、のらりくらりと回答を避け続ける不誠実極まりない有様です。
長年悔しい思いをしてきました。なんとしても一矢報いたい。不当なことは正されるべきです。
東和システム支部争議解決祝賀会
30年間闘った3人
家族、仲間たちと
東京争議団2012新春のつどい 1/14
参加者80名と手作り料理
4・27東京争議団総行動
ご支援よろしくお願いします
東京争議団50周年 記念レセプション
5月11日(金)
詳細は近くご案内いたします
各争議組合、争議団の要請・近況報告
▼浪速通運争議団
全港湾加盟を理由にした解雇と闘って4年。2月9日、最高裁が会社側上告を棄却しました。解雇撤回、職場復帰を求め、全力で闘います。
▼明治乳業争議団
都労委救済命令に向けての正念場、2月13日要請行動(16時〜34階第3審問室)への、参加・ご協力を!!
▼鶴川高校教職員組合
第3次賃金訴訟、立ち番訴訟に加え、年度途中の「担任外し」撤回をめざし都労委に救済申し立てました。
2月14日に第1回調査が行われます。ご支援よろしく!!▼リコープリントパワハラ解雇争議
2月16日13時15分に高裁判決があります。”パワハラ・セクハラのあげくに解雇“は認められません。
▼加茂暁星高校非常勤講師解雇事件
非常勤講師解雇事件の高裁判決が2月21日(水)13時50分808号法廷。傍聴宜しくお願いします。
▼国公法弾圧堀越事件
2月23日に最高裁要請行動を行います。ご支援宜しく!
▼松蔭学園教職員組合
2月23日18時半より「中労委報告&全面解決を求める集会」を北沢タウンホールで行います。小田急線下北沢駅下車5分。
▼C&S・日本ファンド争議
パワハラ裁判の判決が確定したにもかかわらずいまだに謝罪しない会社です。次回中労委調査は2月28日(火)14時です。傍聴宜しく!!
▼ダイワハウスパワハラ解雇争議
2月28日高裁第4回目の和解協議。「復帰させる会」は本社宛ハガキ行動、地域宣伝にとりくみます。
▼日赤/スタッフ派遣争議
進行協議3月14日(水)12時30分〜東京地裁前宣伝行動。13時30分〜民事11部(13階)争点整理。数名傍聴できます。ご支援よろしくお願いします。
▼再雇用拒否田畑和子争議
裁判長が東京高裁からの吉田徹裁判長に交代、1月23日付の却下はこの方です。文書提出命令の件が済むと本裁判に戻ります。その節は宜しくお願いします。
▼埼玉女子短大解雇争議
川口学園事件を考える会主催12月10日街宣活動の自由を考えるシンポジウムの報告が記事になりました。日本機関紙協会『機関紙と宣伝』2月号4〜15ページです。
====東京争議団予定===
三月
〇九13:00三役会議(東京労働会館5階)
一○13:00全体会(東京労働会館5階)
16:00ニュース発送作業
四月
一三13:00三役会議(東京労働会館5階)
一四13:00全体会(東京労働会館5階)
16:00ニュース発送作業
===行動予定===
二月
一三16:00明治乳業都労委要請 第3審問室
一四14:30鶴川常担任はずし事件都労委調査
18:30国際人権活動日本委員会幹事会 東京労働会館6階
一五 17:30新国立劇場前宣伝
一六12:00リコープリントソリューションズ渇雇事件裁判所前宣伝
13:15リコープリントソリューションズ渇雇事件高裁判決 424法廷
16:30鶴川第3次賃金事件 地裁立川支部5階
二一08:00東京争議団共同宣伝 都庁前
15:10東京総行動 キヤノンプラザ銀座前行動
二二13:50加茂暁星高校非常勤講師解雇事件 高裁判決
二三18:30松蔭学園闘争2・23集会 北沢タウンホール
二五13:00東京争議団50周年記念行事 第2回実行委員会
二七終 日全厚生闘争団人事院口頭審理
二八終 日全厚生闘争団人事院口頭審理
14:00C&S 中労委第2回調査
16:00大和ハウス高裁進行協議 16階
二九09:304・27東京争議団争議総行動第1次統一オルグ 地評会議室5階
16:30日航本社前宣伝・要請行動
三月
〇七08:30東京争議団共同宣伝 地裁高裁前
〇八15:00八千代銀行 地裁和解協議13階
17:30 新国立劇場前宣伝
〇九07:30キヤノン本社前宣伝
15:00キヤノン都労委第9回審問
一三14:00Cu東京北支部A建設 地裁労働審判
一四08:30C&S労組 中野坂上ワールドファミリー社前宣伝
12:30日赤/スタッフ派遣解雇争議 地裁前宣伝行動
13:30日赤/スタッフ地裁13階
一五終 日千代田総行動